ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

母のエアコンと大雨学芸大学

2024年07月01日 | 日記B

大雨だったあの日、渋谷駅で実家方面へのバスに乗ろうとしましたが、バスの位置情報を見ると17分待ち。
三宿の辺りでバス停4つの間に4台のバスが固まっているのが見えました。バスって1台が何かの事情で詰まるとこういうことになります。
タクシー乗り場に行ってみましたがこっちも人が並んでいるのにタクシーがまったく来ない。諦めてバス停に戻りました。

実家のエアコンは2007年につけたもので、もう17年経っていました。
まだ普通に動いてはいるのですが、予想される今年の猛暑の中でもし故障したら、と考えて買い換えました。取り付け済んで説明を聞いている母。

作業に来た方のためにお茶とお菓子を用意するつや子。
急いで次の作業に行きたいかもしれないし、今どきはもうそういうのは必要ないんだよと母に言いましたが、まったく聞く気がありませんでした。
「あんたたちはそうすればいい。でもあたしはお茶は出したいんだ」と。
「今は」「最近では」「若い人は」  そんな流れに左右されずに往年の行動原理を守る母の姿勢も大切にしないといけないね。

今年93歳になる母の新しいエアコン。ダイキン製でおそうじ機能なし、というのが一番正しい選択肢です。(個人の感想です)
ちなみにこの機種は私の防音部屋に取り付けたのと完全に同じ機種です。

用も済んだのでバスで帰ろうとしたら、学芸大学駅まで行って昨年亡くなった母の姉宅にお菓子を発送してくれと頼まれました。
昼過ぎの世田谷は本日何度目かの土砂降り。ケーキ屋さんまで徒歩20分。母、容赦ない。

1952年創業の洋菓子マッターホン。今では都内でも指折りの有名店になりましたが、学芸大学のこの場所以外、支店や出店が一切ありません。
世の中にはいくらでも美味しいケーキ屋さんはありますが、母は50年間一切浮気をせずにここの洋菓子を食べ続けています。
商品自体も種類は増えましたが昭和のケーキ感を残したものばかり。ケーキは高くても450円でした。

ズボンのひざ下びしょびしょになって東横線で帰ります。防水のスニーカーを履いて行きましたが上から水が入って意味がなかった。
副都心線直通で池袋まで乗り換えなしで行きました。池袋でJR改札内に入った所で傘がないことに気づきました。電車に置いて来てしまった。
紛失する20分前の最後の姿が写真に写っていました。今まで長い事ありがとう。さよなら。
コメント
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