ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

金・土・日 3日連続ライブ観戦

2024年04月20日 | ライブ・コンサート

たまたまが重なって金土日の三日連続でなにがしかのショーを見ることになりました。
最初は劇団四季のライオンキング。
2月放送の新美の巨人たちで、このミュージカルで使用されている衣装、舞台装置をひとつのアート作品として取り上げているのを見ました。
劇団四季と言いうとはるか昔にキャッツとオペラ座の怪人を見て以来うん十年間縁がなかったのですが、装置がすごいのは見ておいた方がいいかもと思いました。

人間が動物を演じために様々なやパペット(操り人形)を使用しているのですが、操作する人と操作されるパペットが時に一体化し、時に分離して一つの意識を表現する。
人間としての演技力と、人形遣いとしての技術の両方を求められつつ歌って踊る演者たち。25年も前からやっているのを今さらですが、なかなか大した見ものでした。

その翌日が大塚駅近くのライブハウスでかつてのセッション友だちの出演するライブ。
ジャンルとしては主にアコースティックな楽器を中心としたプログレ曲。3人編成のバンドが3つとギター弾き語りが一名。
原曲を再現するにはあまりにも制限の多い編成で、全部の音はとても再現できないけど足りない所は聞く人の脳内で補ってねと言うゆるい雰囲気がとても好きでした。
2021年2月を最後に、コロナとRさんの体調不良とで公の場には行かなくなって3年。久しぶりに懐かしい顔ぶれとの再会もあって楽しい午後でした。

半年ぶりくらいの大塚はいろいろ変化がありましたが、一番驚いたのが荒川線の踏切横のホープ軒がなくなって違う店になっていたこと。
あの黄色い看板とのれんは大塚のランドマークでした。黒いテントに変わったこの風景はどうも落ち着きません。
ラーメンは美味しそうなので一度食べに行こうと思います。

3日連続コンサートの3日目が錦糸町すみだトリフォニーでの都民交響楽団の定期演奏会。友人がヴァイオリンで出場。
以前所属していた区民オーケストラの時には積極的に誘ってこななかった友人が今度のオケでは「ぜひおいでください」と言うので。
どんなものかと思って行ったらホントにちょっと驚くほどいい演奏でした。これは聞かせたいよなーと思いました。
最初の高速こうもりで一気に実力を見せつけて、リヒャルトの軽妙洒脱も余裕たっぷり、最後のブル7は圧巻でした。3曲ムラなく良い演奏と言うのはアマオケでは珍しい。

錦糸町は水道橋で乗り換えれば30分。意外と上野に行くより気楽です。水道橋駅の古レールで連なるY字はいつ見ても美しい。
三日間全部ジャンルの違う音楽で楽しく過ごしました。ちょっとくたびれたけど。あと土曜の朝に軽くぎっくり腰を発症したのが辛かった。
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中島みゆき 歌会 Vol.1

2024年01月24日 | ライブ・コンサート

国際フォーラムで中島みゆきを聞いて来ました。すべて記名式のチケットで本人確認をするというので混雑を予想して開園時間前には会場につきました。
開場から30分後。まあまあの列ができていましたが思ったよりスムースに流れていました。

ファンクラブ会員である兄から譲ってもらったチケット。転売防止のために購入者の配偶者、親、子、兄弟、祖父母、孫以外の人には譲れないルールです。
入場時に購入者の実弟であることを証明するために三重県から戸籍を取り寄せたのですが、本当に戸籍も私の免許証もきっちり確認されました。
せっかく取り寄せた書類がちゃんと見てもらえて満足しました。

席は前からすごい前の方の真ん中あたりでした。何十年もファンクラブにお布施を続けているとこんな恩恵を受けられるんですね。
本当は場内で撮影してはいけないんですが、このくらいは許して。一生の記念なので。

コンサートは本当に素晴らしかった。2020年に「中島みゆき最後の全国ツアー」になるはずだったツアーがコロナの非常事態宣言を受けて中止に。
あのころ準備に準備を重ねて来たイベントが全部中止になりました。どれほど悔しかったことか。
それから4年経ってようやくの開催です。本人もバンドも観客もその意気込みたるや。その思いが見事に結晶したようなコンサートでした。
中島みゆきを生で見るのは2006年の夜会Vol.17(こどもの城)、2007年のコンサートツアー(国際フォーラム)以来でした。17年ぶり!
それなりのお歳になられているのに、年齢による変化をほとんど感じさせない、むしろ17年前より強力になっているのではと思わせるような歌声。
初めて聞く曲が多いのに、ワンコーラス聞いたら2番を聞くころにはもうその歌を知っているような気がするキャッチーなメロディ。さすがのみゆき節を堪能しました。
兄ちゃんチケットありがとう。

2階ロビーから見る光る通路と東京駅とイルミネーション。

終演後。2階席から人がなだれ落ちてくる5秒前。みたいな見えました。

貼り出されていたセトリ。近づけなかった。どうせタイトル見ても数曲以外は知らないし。「店の名はライフ」はうれしかった。

光る通路を歩いて外に出ます。

キラキラする丸の内。

50年前からそんなに変わらないお姿。今日は最初から最後まで眼鏡をかけておられました。
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オカリナ七重奏とけやきホールの謎

2023年11月10日 | ライブ・コンサート

師事しているオカリナの先生二人が参加する七重奏団のファーストコンサートを聞きに週末の午後の代々木上原に行きました。
けやきホール正面入り口。代々木上原駅から徒歩3分くらい。
けやきホールと古賀政男音楽博物館と日本音楽著作権協会の入るビルが一続きの建物となっています。元々は古賀政男の大邸宅があった一帯です。

けやきホールは客席数220。曲線の反響版に囲まれたきれいなホールでした。
入ってすぐに気になったのがステージ背後の反響板の上部から天井に沿って走る8本のワイヤー。これはいったい何のためのもの?

ワイヤーは客席後ろで3つのプーリーを介してステージ最後部に下ろされます。写真撮り忘れましたが末端につけられた金属板の重しでワイヤーにテンションをかけています。
客席後部入り口からホール内に入るとまず目の前にこの木製の造形が目に入ってきます。
初めは照明か何か装置を吊っているのかと考えましたが、ワイヤーは反響版上部の金具にFIXされています。
反響版の裏側にもステージ後方からワイヤーが張られていて、前後のワイヤーでバランスを取ることで反響板が立っているという仮説を思いつきました。
でも、もしそのように反響板を立たせたいなら前後から引っ張るなんてことをしないで上から吊ればいいんですよね。ということで結局正解はわかっていません。

オカリナ七重奏団の写真。私の先生は左から1番目と3番目の方です。いつもお世話になっています。(写真は夏のコンサートのyoutubeからキャプチャ)
前半ポピュラー中心、後半はドレスに着替えてクラシック中心でした。制約の多い楽器ですがアンサンブルもばっちりで素晴らしい。七重奏やってみたい。
個人的にはラストのルーマニア民族舞曲がツボでした。民族的な旋律の裏の複雑すぎる和音をオカリナで見事に合わせていました。

ロビーではオカリナ関連商品が販売されていました。こちらは本体を焼成する土に象牙を練り込んであって、さらに小指の穴にも象牙がセットされているという代わりもの。
象牙を使うことで音色が改善されるという説明でしたが、効果のほどはどうなんでしょうか。
オカリナってちょっとメルヘンとか疑似科学と相性が良さそうなところもあるのですが(笑)、バス管にしては重量が軽くできていてちょっと吹いて見たかった。
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NOKKO 『土器土器』発売記念ライブ

2023年04月18日 | ライブ・コンサート

昨年12月、有楽町マリオン別館にオープンした「I'M A SHOW」というライブスペースでNOKKOのアルバム発売記念コンサートを見てきました。
座席は前から2列目のど真ん中。NOKKOが近い。六畳間の端と端くらいの距離感でした。
2015年の横浜アリーナでのREBECCA再結成ライブの時もあの大きな会場で前から2列目だったし、なんだかチケット運が良いです。

メンバーはNOKKO(Vo.) 屋敷豪太(Dr.) 川村結花(Pf.) 大神田智彦(Ba.)の4人だけ。
ニューアルバム「土器土器」はプロデュースとドラムが屋敷豪太、全ての作曲とキーボードが川村結花という作品です。
若干のSEの追加はありましたがほぼ4人で再現が可能な構成。かと言って曲がシンプルかというとそうでもなくけっこう凝った作りになっています。
今回はCDでの発売はなし。アナログ盤と配信だけどいう変わった、、、、でもある意味今どき風なのか。そういう販売形態です。

至近距離で見る90分のライブ楽しかったです。
元々が映画館なので座席にカップホルダーがついていてたっぷりのハイボールを飲みながら聞けるのも良かった。

ニューアルバムのジャケットはリリー・フランキーのイラストです。
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豊洲シビックセンターホールでオカリナコンサート

2023年02月05日 | ライブ・コンサート

平日の午前に始まるオカリナのコンサートに行ったんですが、ホールがご覧の通りめちゃくちゃかっこよかったです。

少し広角で。場所は有楽町線豊洲駅7番出口から1分。駅前広場に面して建つ豊洲文化センターという江東区の厚生施設の5階にあります。上層階には図書館もある複合ビル。
ステージの奥と右側(北西側)がガラス張り。豊洲市場のある埋め立て地と豊洲大橋、その間に海が見えます。
300席もあるような中規模のホールでここまで見晴らしの良いホールは初めて見ました。
8階建てのビル全体が全面ガラスウォールの今どきのビルなのですが(日建設計)、ホールはその内側にもう一つガラスの壁を設けています。

左側の壁と天井、座席などはふんだんに気が使われた温かい雰囲気です。
2面がガラスで反響がどうなるんだろうかと不安もありましたが、とてもやわらかい響きの優れたホールでした。

ピアノはイタリアFazioli社製のコンサートグランドF278。ファツィオリのピアノは日本のホールではまだ10台もない珍しい物。世界で最も高額なピアノのメーカーです。
最近、「題名のない音楽会」で何度か見ましたが演奏者の方にもすごく評判が良い。調律はFazioli社専属の決まった方(たぶんイタリア人)がいらっしゃるそうです。

聞きに行ったのはこちら。私の習っているオカリナの先生の師匠ではないらしいのですがいろいろ教えを受けたり楽曲提供を受けたりしているオカリナ会の有名人です。
大変凄い演奏で、オカリナという楽器の可能性をこれでもかと見せつけられました。

使われたたくさんのオカリナ。
夜のコンサートではガラスの外にきらきらの夜景が見えるそうです。いつか行ってみたいな。
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REBECCA@EBISU JAM 2022

2022年10月12日 | ライブ・コンサート

10月7日雨の恵比須ガーデンプレイスへ。2017年のツアーを中野サンプラザに見に行って以来5年ぶりの生レベッカでした。
2017年以降、グループとしての活動はほとんど見られなかったレベッカ。そのうちの3年くらいはコロナのために止む無くでしたが。
2022年はビルボードの15周年を祝うイベントで大阪、東京、横浜のビルボードで十数回のライブを行っていましたがこちらのチケットは取れず仕舞い。
ところがホールコンサートしては5年ぶり、しかも一夜限りの貴重なライブのチケットがすんなり取れてしまいました。(チケット入手担当はRさん)

恵比須ジャム2022という4夜のイベントの初日。SOLD OUTの文字が印刷されているということで、どれくらい早くに売り切れたのかが想像できます。
ライブはとても良かったです。ビルボードのライブで充分こなれた演奏を、5年ぶりのホールでということでNOKKOもメンバーもすごく楽しんでいました。

後ろの席の人が撮った写真に私たちが写っていました。732席の小さいホールで中央寄りの良い席でした。

<セットリスト>
光と影の誘惑
HOT SPICE
76th Star
MOON
NAKED COLOR
COTTON LOVE
COTTON TIME
Lonely Butterfly
LONDON BOY
フレンズ
Monotone Boy
Maybe Tomorrow
(EN.)ラズベリードリーム

コロナで遠慮しているのか以外にも中盤まで着席のままで。LONDON BOYくらいに小田原さんに促されてそこからスタンディング。老人にはありがたい展開でした。
NOKKOは頭の2曲くらいはやや詰まり気味の喉でしたがそれ以降はどんどん調子が上がって絶好調に。

公式にあったステージに出る直前の記念写真。NOKKOのニッチェ江上風ヘアと白ワンピかわいかったです。

解散前は見られなかったREBECCAですが、その後は1995のONE NIGHT横浜、2015のYesterday,Today,Maybe Tomorrow横浜2017Tourと一通り参加できています。
この調子ならあと10年は続けられるんじゃないかな。
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忘れられた楽器展

2022年08月16日 | ライブ・コンサート

中世、ルネサンス、バロックの時代に生まれ盛んに使われたが、時代の要請に応えられずいつしか消えて行った楽器たち。
そんな忘れられた楽器にスポットを当てて実際に演奏してみようというコンサートを聞いて来ました。

幸運なことに、会場は私の散歩圏内である王子駅前にそびえる北とぴあ14階のスカイホール。
ホールと言う名称ですが、100人ほどが楽に入れる広めの会議室のような会場です。舞台となる窓よりの場所には開演前から怪しげな物体が。

左の2本が後にオーボエへと変化するショーム。2枚リードの直管楽器。
右の変な筒みたいなのがバロックランケット。同じく2枚リードで筒の中に長い管が10回折れ曲がって収められています。ファゴットの先祖。

出演するのは管楽器が3名(ホルン奏者、ファゴット系の奏者、リコーダーと2枚リード楽器を演奏する奏者)、それに弦楽4部を加えた7人。
前半は中世の音楽隊の行進から始まり、バロックの部、ルネサンスの部と時代ごとの曲を楽器の紹介を交えながら演奏。
15分の休憩を挟んで後半は古のバルブを持たないホルン3種類の紹介。最後にリコーダー奏者とチェロ奏者が作曲した新作を2曲。
終演後には使った楽器をテーブルに並べて質疑応答の時間までありました。夢のように楽しい2時間でした。

終演後に並べられた楽器たち。右側にリコーダー各種。バスリコーダーの左の黒っぽいのがバロックファゴット。
その左にドゥルツィアン。これもファゴットの先祖で1本の木材に2本の穴を開けて舌をU字管で繋いで管の長さを得ています。
その左に先に紹介したランケットが2台。金属製のボーカルから息を入れて、本体の中をうねうね通って最後に中央の飛び出た筒から音が出ます。
一番左にショームが2本。シンプルな造りで非常に音量があります。オーボエと言うよりトルコの軍楽隊の使うズルナに非常に近い猥雑な響き。

ポストホルン。モーツァルトのセレナーデでその名前は知っていましたが現物を見るのは初めてです。

左手に持っているのが狩猟ホルン。ヨーロッパでスポーツとして狩りを楽しむ時にチームの先頭をこの楽器を持った人が歩きます。
後ろにいる離れた人に音でいろいろな伝達をするのに使いました。ホルンが後ろに音を出す形になったのはそれが理由だそうです。へ~(×10)
今回、ニ長調のホルン協奏曲をEs管の狩猟ホルンで演奏するためにするために、本体とマウスピースの間を管で延長して無理やりD管に変えています。
右手に持っている茶色の管がその延長管で、なんとホームセンターで買って来た突っ張り棒の外側だそうです。面白過ぎる。
当日聞いたのと同じ解説をこちらで聞くことができます。ものすごく面白いので是非ご覧ください。

ランケット2本のデモ演奏。このサイズでファゴットの最低音より低い音が出るというのですからすごい。
使われているのは当時のものではなくて、私も使っているドイツのリコーダーメーカーのメックが作成したレプリカだそうです。
右の蝶ネクタイの中迫酒菜さんは私がSNSを初めた10年ほど前に一番最初にフォローした人の一人です。ご本人を初めて拝見しました。

終演後に楽器に集まった人たち。
私が質問したのは二つ。
●今回ピッチを440にしていた理由。(チューニングしている時にスマホのチューナーを使ってピッチを確認していました)
  →今回使っている失われた楽器たちが当時の楽器ではなく現代のピッチで作られているレプリカの楽器であるため
●弦楽器奏者がモダン楽器+スチール弦だった理由。
  →今回は失われた楽器を見てもらうための企画で、古楽器によるコンサートがテーマではないため

どちらも納得しました。
最後の新作の曲は古い時代の楽器でロマン派的な曲を演奏するという超変態的なものでした。弦楽器がモダンだったことでより変態性が高まって面白く聞くことができました。
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オカリナとフルートのDuoコンサート

2022年08月08日 | ライブ・コンサート

私がオカリナレッスンでお世話になっている先生おふたりは2015年からデュエットで活動されています。
2020年7月に最初の素晴らしいアルバムを発売されたのですがコロナ禍でなかなか演奏活動ができず、先日ようやくCD発売記念のコンサートが開催されました。

やなか音楽ホール。西日暮里からよみせ通りに向かって4分歩いた角にある新しそうなホールです。

コンパクトな造りですが、内部は中2階席、2階席含めて数十人から100人程度までの観客数。
コンクリート打ちっぱなしの壁ですが、どういう仕組みか残響も程よく調整されていました。

ピアノはスタインウェイのB211。

こちらが主役のお二人です。現在は左の香織先生にオカリナを、右の麻希先生にオカリナのアンサンブルレッスンを受けています。
レッスンは別の日に行われるので、今日のように二人が一緒に演奏しているお姿と言うのは実は初めて拝見したような気がします。
休憩を挟んで2時間ほど、アルバム全曲を含む10曲ちょっとを心から楽しんで聞かせていただきました。
オカリナという非常に民族的な単純な形の楽器なのに、非常に豊かな表現力があることを再認識しました。
たくさんのオカリナと、フルート(アルト、バス含む)を次々に持ち替えるのですが、オカリナはあらゆる点でフルートに後れを取る要素がありません。
もちろん上手な人が吹いているからなのすが。音量的にもスタインウェイのグランドピアノと普通に渡り合えることに驚きました。

香織先生の使用されたオカリナ。ブルーの楽器はお二人の音色に憧れて同じのを買いましたが、全然同じような音が出ません。

終わってよみせ通りから谷中銀座を経由して帰りました。谷中が舞台となっている朝ドラ「ひまわり」のポスターが何軒かのお店に貼ってありました。
現在夕方の再放送中で私も楽しく見ているドラマです。
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配信で見るライブ

2022年06月29日 | ライブ・コンサート

2020年3月からコロナの国内感染者が拡大していく中で、感染拡大源として最初に標的にされたのはライブハウスでした。
狭いスペースに密集する人、防音のための高い密閉性による換気の悪さ、ステージの上も客席も大声で騒ぎ続ける。。。。。。
あの当時の間隔では禁忌されて仕方なかったです。
あれから2年、状況はいろいろと変わってようやくそれ以前に近い形でライブが行われるようになりました。

週末には吉祥寺で私たちも100回以上通ったセッションバーの常連さんたちによるジョイントライブがありました。
もちろん現地に行きたい気持ちはやまやまでしたが、混雑が予想されたのでRさんの体調を鑑みてネットの配信で応援することにしました。

開演30分前から準備を整えて。
以前、スマホで受けた動画をテレビに映して見たらwifiの容量不足?で何度も固まったので今回は最初から個室のパソコンでセッティング。
ニトリのふかふかの畳マットを敷いて、近所のお寿司屋さんで光り物中心のラインナップを揃えて。お酒は紙パックの高清水。

最初のバンドは平均年齢30歳そこそこの「超若手」Yesコピーバンド。
結成50年を超える古いバンドの音楽を20代を含む若者たちがこれほど深く愛して理解し、見事に再現するというのは本当に驚くべきことです。
メンバーも高齢化し、ちょうど1か月前にも偉大なドラマーが亡くなったりする中で、この音楽が若者たちに引き継がれていくことのなんと尊いことか。
2年前のネット配信と比べて音質も映像も著しく改善されていることにも驚きました。
一曲目のNo Opportunity Necessaryの鍵盤シーケンスの後に全員がtuttiで入ってきた瞬間の音で思わず腰が浮きました。
この2年間、配信のライブなんて意味がないと思っていましたが、いやいやこれはなかなかありです。
カメラもかなりの台数がセットされていて、次々と切り替えられるきれいな映像は吉祥寺の現場で見ているよりよほど分かりやすい。
コーラスも無駄な残響や歓声が聞こえない分、誰がどこを歌っているか全部聞こえます。どのライブハウスでもこのレベルの配信なのかどうかは知りませんが。

2つめのバンドのセッティング中はこんな画面を見ながら寝転んで待ちます。現地にいるとけっこうかったるい時間なので横になれるのはありがたい。
先にセッティングが済んでステージ上でヒマしているドラマーから届いたメッセンジャーの返信をしたりして(笑)

こちらが2つ目。平均年齢でいえば先ほどのバンドのほぼ2倍になろうかという熟年のルネッサンスコピーバンド。
実際キーボードは1バンド目のキーボーディストのお母さんが務めています。あの集まりの中でルネッサンスをやるのにこれ以上は考えられないくらいの人選。
とにかくボーカルとピアノがすごい。唯一知らない人だったギターのロングトーンがやばいくらいやばい(語彙)。そして安定のリズム隊。
こんなのをお寿司食べながら見られるんですから配信も本当に悪くないです。帰りの満員の中央線も乗らなくていいし。
楽ちんで楽しい夜でした。
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東京芸術劇場のパイプオルガン

2021年07月26日 | ライブ・コンサート

池袋の東京芸術劇場へパイプオルガンを聞きに行きました。
ここにオーケストラを聞きに行ったことは何度もありますが、パイプオルガンだけの演奏会に行くのは初めてのはず。
こちらのオルガンはクラシックとモダンの2つの顔を持っていて、それが回転して入れ替わるという世界でもここだけという特殊な仕掛けを持っています。
クラシックサイドのオルガンにはルネサンス様式とバロック様式の2つのオルガンがはめ込まれています。見てもどの部分がそうなのかは分かりせんが。
ルネサンス様式のは三度の響きが美しいミーントーン、ピッチはA=467Hz。バロック様式のピッチは415Hzです。

前半にクラシックサイドのオルガンで4曲。17世紀の曲と20世紀の曲を2曲ずつ。作曲された時代とオルガンとは必ずしも合致させることはないようです。
たくさんの音色を効かせてくれましたが、やはりパイプオルガンならではの大空間が震える重低音がすごかった。
プログラムを見たら、4曲中3曲が415Hzのバロックオルガンで、2曲目だけ467Hzのルネサンスだったようですが、フリー音律な私の耳には違いが分かりませんでした。
前半の演奏が終わってモダンオルガンへの切り替えです。

おおお。

おおおお。

おおおおおおおおお。
おもしろい。

こちらがモダンオルガン。切り替えにかかる時間は僅か3分程度でした。
モダンオルガンは『フランス古典期を基本にして、部分的にフランス19世紀半ばのロマン派の要素を取り入れたオルガン』だそうです。
ピッチは442Hz。モダンオーケストラと演奏する時はこちらを選択するしかないですね。
演奏者も変わっての後半。音色の違いを聞き取ろうとしましたが、どちらのオルガンも150ものストップを駆使して音色を切り替えまくるので分からなかったです。
そもそもピッチも調律の違いも聞き分けられないんですから、時代背景と音色の違いが分かるわけもないか。
それでもこれだけ見た目が違うので(それは分かる)、その見た目の印象だけでもモダンはモダンに聞こえたりするものです。(いいかげん)
芸術劇場は行く度にせっかく家から近いんだからもっと行かねばと思わされますが今回もやっぱりそう思いながら会場を後にしたのでした。

ロビーに飾ってあったオルガンの模型。ハンドルを回すとオルガンが回ります。
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NOKKO「Ouchi Concert - Day 2」

2021年06月12日 | ライブ・コンサート

NOKKOが自宅で歌う配信のコンサート。Rさんが申し込んでいました。
熱海のご自宅はREBECCA復活前のドキュメントで何度か見ましたが、この部屋は初めて。
自宅公開なんていうのもこういうことでもなければなかなか見られません。

信子さんも今年で57歳。若くとんがっていた頃は若いなりに、歳を重ねた今は今なりに。どっちにしても飾らない人です。
ギター是永巧一、キーボード真藤敬利。気心の知れた二人と自宅で。終始くつろいだ雰囲気が楽しい。

本棚や鍵盤にLEDのリボンを仕込んで雰囲気づくり。
三脚で固定されたデジタル一眼レフのカメラが数台。スタッフの気配もありませんでした。

途中でカーテンを開けて外を覗くNOKKO。
すごく楽しかったのですが1時間もなかったのが残念。もう少しだらだらと遊んで欲しかったな。

RさんのiPhoneで受けた動画をApple-TVに送ってプロジェクターでスクリーンに映して見よう!
とリビングにワインとおつまみを準備していましたが、始まると動画がすぐに固まってしまって使い物にならず。液晶テレビに出そうとしても動かず。
たぶん家庭内のWi-Fiの脆弱さに拠るものと判断して、結局私の部屋のPCで見ました。次回への課題です。
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ミューザ川崎でラインと運命

2021年01月26日 | ライブ・コンサート

友人が出演するオーケストラの定期演奏会を聞きに川崎まで。
緊急事態宣言下のコンサートという事で、ここに至るまでもいろいろ苦労があったと思います。どうするのが正解かなんてありません。
様々な形で感染対策に気を使っていました。2000席あり客席に対してチケットは300枚販売と聞きました。
出演者がステージに上がるのも一斉に出るなどはなく、五月雨式に時間をかけていたのも対策の一つだったのかな。

写真は開演7分前。出演者は管楽器も弦楽器も全員マスク着用で。演奏が始まった後も、管楽器は長い休みの時にはマスクをつけ直していました。
弦楽器は接触機会を減らすためか一人一台ずつ譜面台が置かれていました。(通常は二人でひとつ)なのでコンマスでさえ譜めくりをします。

曲目はシューマンの3番とベートヴェンの5番。どちらも学生時代に自分たちのオケで演奏した懐かしい曲目です。
ベートーヴェンは熱演でした。2楽章のVc、Vaの主題と変奏は素晴らしかった。フィナーレへの盛り上がりも半端ない。
こんな状況の中でも音楽ができる喜びを破裂させるかのような時間でした。楽しみました。
この1987年の結成時には自分もこのオケに所属していて、1回から3回の演奏会に出てそこでフェイドアウト。
仕事も忙しいときで自分が充分な練習もできないまま本番に臨んでしまったりしてちょっと続けるのが嫌になっていました。
あのまま続けていたらどんなことになっていたのか。いやそれはあり得ないから考えてもしようがないか。
プログラムのメンバー表を見ると35年間、出続けている知った人もたくさんいました。立派です。
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モルゴーア・クアルテット@北とぴあ

2020年09月20日 | ライブ・コンサート

王子駅横の北とぴあで私にとっては4年ぶりとなるモルゴーアのコンサートを聞きました。
Rさんが見つけてチケットを買ったのがコロナ自粛真っ最中の5月か6月か。
そのころ9月がどうなっているかは想像もできませんでしたが、なんとか客席を1つおきに制限して無事に開催することができました。

前半はベートーヴェンのセリオーソ、ショスタコの中でも本人の遺書的な意味合いもあって最も暗いと言われている8番。
後半はプログレコーナーでクリムゾンのレッド、ピンクフロイドの原子心母、ラストはデスボイスでの雄たけびがあるので全員マスクをつけてのメタリカ。

モルゴーアにとってもコロナ騒ぎ以降の初めてのコンサートだったようで、私たちには想像つかないほどの思いがあったかもしれません。
演奏家が演奏することを許されなかった6か月。長かったろうな。前回池袋で聴いた危機にも負けず劣らずの熱演でした。
楽器にも悪いし疲れるから本当はもうロックはやりたくないとぼやいてからの演奏でしたが。素晴らしかったです。

客席はひとつおきの市松模様座り。興行的には気の毒な話ですが、前の席がいないって本当に見やすい。
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吉祥寺で聴くフランク・ザッパ

2019年12月03日 | ライブ・コンサート

日曜日の夜はこちら。吉祥寺シルバーエレファント。二つのザッパバンドのライブ。

最初はこちら。名古屋からいらしたBwanaさんたち。ザッパを日本語の歌詞で歌います。客席の左の壁に沿ってバリトン、テナー、アルトのサックス隊。
関西のコミックバンドみたいな風貌とノリですが実力経験とも充分。楽しませてもらいました。
英語のままだと正直何言ってるのかほぼ分かりません。日本語にすると原曲と合ってるかどうかは不明ですがそこに何かの意味が見えてきます。

続いてこちら。東京のザッパバンド。2016年に続いて2度目の観戦。今回のコスプレは、左から沢尻エリカ、スノボの国母和宏、平野レミ、TT兄弟、そして公家。
相変わらずあまりにも難しいことをあまりにも軽々とやってのけるので唖然とします。

今回のライブは15時半開演。長いライブでしたが19時前には終わるのですごくありがたい。
帰りにハモニカ横丁のビアホール「アヒル」でビールとご飯。カツサンドとベルギービール美味しい。アンリシャルパンティエのケーキを買って帰りました。
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スパイス ライブ

2019年08月18日 | ライブ・コンサート

汐留のブルームードというライブ&レストランで知人のYesコピーバンドの10周年ライブを観戦してきました。
「知人」になったのは先月のことで、それまでは私が一方的に知っているバンドのものすごく声のいい女性ボーカルさんでした。
2016年のハニフラの店仕舞いイベントで初めて聞いてあまりの声の気持ちよさにくらくらしたことを覚えています。
その方が前回の定例セッションに参加されてようやく近くに座っていろいろお話しできて、私もいちファンから知人に昇格になったと、まあそんな関係。

この夜は10分以上のいわゆる「長尺曲」だけを6曲。そのうちの3曲が20分級(「危機」「神の啓示」「儀式」)という構成で気合の程が知れます。
100人以上の客席は満員。ワンマンでこれだけの集客ができるバンドってなかなかないです。
普段それほどライブに行かない私ですら数か月前からこれは聞きたいと思わせる、それだけの力量のあるバンドです。
といいつつもやはり聞きたいのはボーカル。この界隈で多数のボーカルを聞いてきましたが、そんな中でも圧倒的な力量です。
もちろん楽器隊もすごいんですが、、、、楽器が上手かったり異常なまでのこだわりを見せる人は割といるので。いやでもすごいけど。

ブルームードはイタリアンな食事も充実しているのでこの日は夕食もすべてここで済ますことにしました。
グラスでお替りするよりお手軽な価格のスパークリングがあったのでそれを飲みながらよく知った曲を堪能しました。

ライブハウスの目の前が昨年まで築地市場があったところです。鮮魚ではなくて青果の方ですが。
今はほとんどの建物が取り壊されてこんな風景になっていました。
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