絵描き男の料理徒然草

香本博が厨房で考案した
短時間で出来るツマミや
お勧めの料理店・飲み屋など紹介。
纏わる話 開設200610

温かい食で粘り強く

2023年01月24日 10時51分41秒 | 食べ物講座



【温かい食で粘り強く】寒いだけで心身は疲れる。
だから暖かい料理を作って、体内に摂取させる。
納豆について以前新聞記事として、こんなことを書いていた。・・
【「納豆」・朝霧けたてて届いた滋養】実は私は岡山県津山市生まれで、子供の頃納豆は売られておらず、当然口に入ることもなかった。
母の兄が出稼ぎの土産に納豆を持ち帰ってきたが、
【これは腐っている】と捨てられたというのは偽りのない笑い話だ。
自分は食わず嫌いではないが、苦手の食物の納豆を美味しいと食べられるようになったのは。
四十路を過ぎて秩父に来たおかげだと言える。
秩父音頭に「朝霧けたててよく来たね、ぢろばた寄っておあたんな」とある。
冬の朝濃密な霧に包まれた道を、納豆をクルマ(自転車)で曳いて売りに来る
小売商の掛け声が響く当時の風景を想像すると心が温まってくる。
今日も寒さなどに凹まないで、【粘り強くがんばるぞ】という一日のスタートに、
食卓にのぼる納豆は最適だったに違いない。
移転当時はそうした【納豆売り】には会わなかったが、
絵画制作に息詰まった際の気分転換に、番場町にあった天婦羅屋に入った時の事、
【店主】が私に「えらく疲れた顔してるじゃねえ、元気の出るもの作ってやるよ。」と出してくれたのが、
納豆の入ったアレンジ料理だった。躊躇したものの断らずに食べたおかげで、
線の細い青白い絵描きにスタミナが加わり図々しい腹太い髭面画家の風体の今に変貌したのかもしれない(苦笑)。
「江戸に烏の鳴かぬ日はあれど、納豆売りの来ぬ日はなし」と読んだ句があるが、
亡き喜多八さん(天麩羅屋)がくれた納豆との出会いの声は、今も自分の心に響いている。
粘り強さ忘れずに、描き続けていきたい。


【納豆とイカ春菊のかき揚げ】


【牡蠣と春菊スパグラタン】


【かぼちゃとセロリのシチュー】


【牡蠣のアヒージョ】 

http://www7b.biglobe.ne.jp/~artkomoto/turedure/tu201512.html 
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