アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

レターフロムS 梅雨のまにまに

2024-06-10 | レターフロムS

2010年頃の梅雨に書いた「レターフロムS 梅雨のまにまに」。期間限定公開です。

 ひと晴れごとに、緑が深まってゆく長雨の季節。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

平年より8日おくれて梅雨入りした四万十は、

連日、どんより雨雲におおわれ、ぽちゃぽちゃと雨がふりつづいています。

たまに雨が止む日もありますが、灰色の雲がドカッといすわって、空もキブンもスッキリ晴れません。

センタクものは、乾かないし、ココロにカビは、はえるし。

 

 梅雨をむかえた四万十川は、水量がなかなかよいものの 

—今年は、まだ沈下橋をこえるほどの増水がなく、川があらわれず— 水の透明度はあまりよくありません。

これから梅雨の最盛期の大雨にキタイです。トゥーマッチな雨は困りますが。

 

 長雨に家にとじこめられがちで(ヒザの痛みがひかないというコトもあるけど)

何はなくともヒマな時間だけはたっぷりとある僕は、ぽけっと雨空をながめたり、本をよんだり、

(気がむくと)ブログなどの文章をかきなおしたり、のんびりぼんやりとジメった日々をすごしています。

 

 まともに読みかえすこともせず、イノシシが突進するように、

イキオイにまかせて書き散らかしたヒドイ文章の数々。ああ、穴があったら入りたい・・・。

自分の性格を「猪突猛進型」といえば雄々しくてよいけど、わるくいえば「おおざっぱでルーズ」なのです。

目標にむかい、ひたすら突っ走ったあとに、

ふと、後ろをふりかえると見落としてたモノがあったり、無くしてたモノがあったり、ガクゼンとするコトも多い。

そして、そのつどマリアナ海溝よりも深くハンセイする(オーバーですね)。

 

 そういえば、だだっ広い豪州大陸をバイクで旅してた時もそんなデキゴトがありました。

あまりにシンプルな荒野のルート、どう地図を見ても道をまちがえるハズがない。

それなのに、何百キロも走ったあとに、あれれ?地図とはちがう村に着いちまったぞ・・・とわかりボーゼン。

また、ある時は、なによりも大切な水が入った水タンクをルートに落としたことに、

やはりずいぶん走ったあとに気づき、そいつを拾いに、それまで走って来た道を、延々ともどったことも。

 

 そんな僕は、よーやく今頃になって「見落としてきた我がひどいブログ」に気がついてしまったのです。

まったくなぁ~40010回目(四万十)の反省・・・(嘘)。

自分ってヤツは、自分が願うようには、なかなか成長しませんね。

 

 ブログ編集中は、家に閉じこもり、

くたびれたカセットテープのナツカシイ音を聴きながら、作業をしています。

作業にあきると、1時間ほどジョギングで汗をながし、はだかで水をかぶり、ぼおっと空をながめています。

 梅雨から夏は、フィールドで雨をかんじるにもよい季節です。

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、そして地上へと姿をかえていく

ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」レイチェル・カーソン

 梅雨のまにまに。

雨にけぶる川を、カヌーでくだれば  —晴天時とはまた違う—  あたらしい視点をもつコトができますよ。



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