アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

8月28日(日)のつぶやき

2022-08-28 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

北よりの強い風が、朝の水面を波立たせて吹きぬけてゆきます。

高くなった空をゆっくりとながれてゆく筋雲。

岸辺からは、虫の小さな合唱が聞えてきます。モウスグアキナノネ・・・。

朝の川は、ひとあしはやく次の季節をかんじさせてくれます。

今日の最低気温は、20、9度。

 最高気温35、0度。

晩夏をむかえ、南国土佐のキョ―ボーな太陽のパワーは、ややおとろえましたが、

まだまだ強い陽ざしに、昼下がりのわが家は、今日もぬるいサウナのようになってます。

水浴びがかかせないのだ。それでも、少したかくなった空、庭におちたクリのイガ、

ボリュームをさげたセミの声、籾殻焼きかおる空気に、うつりゆく季節をかんじます。

 

8月、雨量がとてもすくなかった川は、流れがぐっとほそくなり、

水の透明度がわるくなり、(川面の水温、30度オーバーの)水温がたかい日がつづいてます。

そんな高水温の川では、(酸欠、高水温で発症する病気によるものとおもわれる)

アユの死骸、瀕死のアユをよく見かけるように。

そろそろ、まとまった雨がふってほしいところ、です。

 

もうすぐ夏休みもおわりですね。

夏の観光客たちが去った四万十川は、(こちらの方言で)誰っちゃおらん、静けさがもどってきます。

(まぁ、都市近郊の川の猥雑さとくらべたら、ハイシーズンでも静かな川といえるのだけど、さらに)。

そんな静かな晩夏~初秋の川を、カヌーでリバーピクニックなんて、いかが?

この時期の川は、イチジク、クリ、アユ、カニ、新米、新酒など、美味しいものも、こじゃんと楽しめますよ。

夜風がすずしく、大気がクリアーな秋は(9月後半~)、川原での焚き火キャンプも、オススメ。

人すくなく灯りすくない四万十川の川原は、月や星を見るにもよいところ、です。

 


レターフロムS 番外 仁淀川純情? 後編

2022-08-26 | レターフロムS

レターフロムS 番外 仁淀川純情? 後編 期間限定公開終了

 

後編

(前置きが長くなったけど)ようやくパドルを仁淀川の水の流れに入れる。

川面の水温25、5度。

気持ちが高ぶっているのだろう。漕ぎ方がなんとなく、ぎくしゃくしている。

おおきく深呼吸をし、あらためて周囲の景色を見わたす。川からは越知の家並み、学校などが見えた。

周囲の山々より頭ひとつ抜けだしているのは横倉山。

学校の体育の時間かな?橋の上をジャージ姿の高校生が駆けてゆく。

川のうえから「ヤッホー」と声を掛けると、ちよっと驚いた様子で、でも手をふって応えてくれた。

スタートしてしばらくは、川幅がせまく水深が浅い区間が続いた。

水の透明度は高くとてもキレイだ。

「カンゲキ!!」

 

  あまり漕がず、川に手をつけたりロールを繰り返してキレイな水と戯れる。

(ロール:ひっくり返って起き上がって来ること)

残念なのは、水中眼鏡をカヌーに積むのを忘れたこと。 ビールとつまみを忘れたこと。

 上流にダムがあり、周囲に小さいとはいえ町があるのに、なんでこんなに川の水がキレイなのか?

あれこれ考えながら下ってゆく。

 

            

     下ってしまうのがもったいない?      

      

        鮎をしゃくるおんちゃん

 

  川は越知町を抜けると、山々の間を縫うように流れて行った。

 周囲を山に囲まれた家々が、山肌にへばりつく様に点在している。

山には、ヒノキやスギの植林の濃い緑。シイやカシなど広葉樹の枯れたような緑が混在している。

町のざわめきを離れれば、川は自然のにおいが濃厚になってきた。

 

 瀬があるところには、ポツリ、ポツリと鮎釣り師の姿があった。

下り始めの頃は、川幅も狭く、釣り師に声を掛けたり、話をしたりした。

しかし川幅が広くなってきてからは、大きく流れを迂回したり、

続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。


レターフロムS 番外仁淀川純情?  前編

2022-08-24 | レターフロムS

 

 

 

レターフロムS 番外仁淀川純情?  前編 期間限定公開終了

今回のレターは、番外「仁淀川純情?編」です。*データーなどは2004年当時のものです。

 

 仁淀川は、四国山地を蛇行して流れ、高知市の西で土佐湾にそそぐ142キロの川だ。

源流は、愛媛県にある四国の最高峰、石鎚山(1982m)。

この川の中流部にはダムが多い。しかしダムから下流でも水質がよく、景色もよいということで

最近では、カヌーツーリングを楽しむ人達もふえているそうだ。

(四万十川よりも水の透明度がよい、という話はよくききますが・・・)

ちょっと前に僕は、この川でキャンプして、川遊びをしたことがある。

その後、「カヌーで下って遊んでみたい」と思って再度出掛けたのだが

「天候不良&増水」によって2回程断念していた。

今回は、まだ日差し強く、水温が高い時期に下ろうと、車にカヤック、キャンプ道具、自転車を積んだ。

 

 8月31日。午前11時、家を出発!

空は霞がかかった晩夏の青空。気温30度。

土佐湾を右手に、気もちのイイ海風を感じながらルート56を東へ向かう。

車中、初めてパドルを入れる仁淀川の事を想像しワクワクするが、

同時に、今回ソロで下るので、ここち良い緊張感もある。

まるで初めてつきあった女の娘と、初めてデートする前の時のような気分。

ちなみに、初デートは2人で映画を観に行った。

けれど、緊張のあまり僕はまるで覚えちゃいない、映画の内容や、なにを話したかを。

「ウブだったんだねー」

 

 四万十から東へ110キロ走り、仁淀川中流の越知町へ。

越知町よりやや上流に、四国電力の筏津ダムがある。ここから下流にはダム及び堰堤はない。

今回は、2日かけて越知町~伊野町仁淀橋までの約30キロを下る予定。

続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。

 


残暑お見舞い申し上げます

2022-08-18 | 四万十川 夏

残暑お見舞い申しあげます。

夏の疲れがでるころですが、みなさんお元気でおすごしでしょうか。

こちら四万十は、8月はじめからきびしい暑さの日がつづきましたが、

今日は、ぽちゃぽちゃと静かな雨がふってます。

裸族は、ひさしぶりにTシャツなどを着てこのブログをかいてます。

どうせ降るのなら — 少なすぎる川の水量が回復するほどの— まとまった雨になればいいのに、と思いながら。

 

夏がながいといわれる高知は、これからもきびしい残暑がながくつづきます。

シュノーケリング、沈下橋ダイブなど、

ザブザブ川遊びは、9月半ばころまで楽しめますよ。♪おひまなら来てね♪

 

秋風を感じるころはまだ少し先になりそうですが、みなさんもどうかご自愛下さい。

令和4年 夏のおわりが見えはじめたころに。 アーク佐野

 

PS 盆休みのアークツアーに参加してくださったゲストの皆さん。

このたびは、ツアーのご利用ありがとうございました。

盆休みの川は、ゴムボート、サップ、カヌーの団体で、ごった返しましたが、

プラーベートツアーのアークでは、人混み(カヌー混み)をさけ、

真夏の四万十川を、川遊びもしながら、のんびり下ることができましたね。楽しめましたか?

そうそう、ツアー画像CDは、17日に発送(郵送)しましたよ。こちらもお楽しみに~。


8月9日(火)のつぶやき

2022-08-09 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

朝からの強い陽ざしにこたえるかのように、セミも全力で鳴いてます。ガーシ、ガーシ。

頭上には、大きな夏空ひろがってますが、ユダンはキンモツ。

昨日は、昼どきにスコール。

おまち(買い出し)からもどると、外に干しておいた洗濯物はずぶ濡れに。哀号・・・。

 

最高気温33、8度。午後も晴れ。

盛夏の道端で摘んだテッポウユリの白い花が、部屋の花瓶のなかで咲きはじめました。

そのほのかに甘いかおりを、南風がふきながす、

とその風には、もっと強い独特の甘いかおりが混じっていることに気がつきました。

「えっ、もうそんな季節なのか。真夏もピークだね」。庭のクサギの花が咲きはじめたのです。

咲く花も、季節のうつろいをおしえてくれる、川のほとりのくらしです。

 

お盆休みは、四万十川沿いのオートキャンプ場も、キャンプをする人でにぎわいます。

以前、そんな時期にオートキャンプ場の宿直のバイトをしたときのコト。

夜、隣のテントの話し声がウルサイ、なんとかしろ、と苦情を言ってくるオヤジに、閉口したことがあった。

静かなキャンプの夜をすごしたければ、込む時期はさける、もしくは川原でキャンプをすればよいのだ。

まぁ、これは余談でした。

 

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

明々後日、8月12日は、満月です(スタージョンムーン)。

人少なく灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

のんびりとお酒でも飲みながら、真夏のまるい月をながめてみては?

ごろた石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。画像は12月。

 

そして、川原から見る月も良いけど、水面から見る月も良いものです。

秋のムーンリバーで。

♪Let's swim to the moon, uh huh Let's climb through the tide♪

などと口ずさんでいたら、月影の小さな瀬でバランスをくずして、おっとっと・・・。

秋の満月の夜。月明りながれる夜の川をカヌーで下る。

ムーンライトマジック。月光の川は、昼間とはまるでちがう幻想的な景色を見せている。

聞こえるのは、風、水の音、鳥の声。感じるのは、野生の息吹。

神秘的な夜の自然に、ノーテンキな闖入者は、畏怖の念をだく。

 

月灯りあわい川原に上陸し、小さな火をおこす。

アルミフォイルに包み焼いた肉、チーズ、まるい月を肴に、ウイスキーを飲む。

コットに寝袋をひろげ、もぐりこむ。月の下で、眠りにつきながらおもう。

水面から見た月は、ちょっとオツな体験として、記憶の夜にものぼるのだろう、と。


8月4日(木)のつぶやき

2022-08-04 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。

四万十は、晴れ。今朝も朝から暑いです。

でも、川の上(沈下橋)にいけば、北よりのかわいた風が暑さをふきとばしてくれます。

風にふかれつつ冷えたコーラをゴクゴク飲む。うーん・・・スカッとさわやか~。

足下を、薄濁りの水がいつもより少しだけ速く流れていきます。

今日の最低気温は、24、5度。

 

 最高気温35、5度。

「暑中お見舞い申し上げます」

シーズン・イン・ザ・サン。皆さんこの夏を元気にすごせてますか?

8月にはいり四万十も、うだるような暑さの日がつづいてます(これまでの最高気温36、6度)。

川のほとりの緑のなかでくらす(クーラーも扇風機もない)僕は、水あび&自然の風でこの暑さをしのいでます。

皆さんも熱中症にはご注意を。無理せずクーラーを。ノドがかわくまえに水分補給を。

 

四万十川は、7月のおわりに沈下橋がつかるほど増水しましたが、

もう水位は、平水ちかくまでさがり、増水にあらわれた川は、水の透明度も日ごとによくなっています。

このままさらに透明度がよくなって、お盆の連休をむかえられたらサイコーです。

しかし、自然があいてなので、どうなることやら・・・。

 

そんな真夏の川をフィールドに、僕は元気にARKツアーを行っています。

今夏は、1日コースをメインに、(ほぼ)プラーベートツアーです。

のんびりできるし、密にならないし。いろいろなハナシもできるし。

 

・カヌー・川遊び(シュノーケリング)・延長戦は、沈下橋ダイブなど。

「どーだ、どーだ。真夏の川のウマイところ満載ツアー」です。

なかなかユカイツーカイなツアーになっているではないか、と思ってます(手前味噌ですが)。

「このなつおもしろいあそびやってますから、

ぜひあなたもおいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」。さのねこ 拝

 

酷暑の折り、くれぐれもお身体にはお気をつけください。

令和4年盛夏 アークさの


8月2日(火)のつぶやき

2022-08-02 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  おはようございます。

四万十は、晴れときどき曇り。湿度たかく蒸しあつい朝です。

川へ。沈下橋にたたずむ僕の足下を、笹濁りの水がいつもより速くながれてゆきます。

大分おちついてきたなぁ・・・。

四万十川の水位は、平水+2、1メーター(川登) ↓ダムの放流量は、121トン↓

今日の最低気温は、23、7度。

 

 最高気温35、0度。

バッチリ晴れた午後は、夏の太陽がジリジリと照りつけて、セミがガーシ、ガーシと元気に鳴いてます。

四万十に、猛暑の真夏がもどってきました。オヒサシブリネ。

ぬるめのサウナと化した家では、水あびしたあとに、自然の風がふいていれば、

涼しさをかんじられてよいのですが、午後の風は、

無情にもピタリとやんでしまったのでした(クーラも扇風機もないくらしです)。

 

暑さにたえられなくなった僕は、家をとびだして、川沿いを1時間ほどチンタラ走り、

たっぷり汗をかいたあと、川に飛びこんだ。ザブーン!

まだ増水がのこる川の水温は、平水時(30度)よりぐっと低く、冷たい。

思わず、うひゃーと声をあげて昇天・・・。

そして、水面にあおむけになり、岩のような白い雲がながれる夏空をながめました。

*画像は、イメージです。

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松