アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

11月29日(火)のつぶやき

2022-11-29 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  最高気温21、8度。夕方まで雨。シトシトときどきザァザァと。

 

晩秋の雨降りの昼どき。昨日知り合いからもらったドリップバッグのコーヒーを飲む。

このコーヒーは、知り合いがよく草刈りなどをする広い駄場(平な土地)のとなりの、

くちかけたビニールハウスで、コーヒーの苗木を育てることにチャレンジしている若者が、

2種類の市販の豆を挽いてブレンドしたもの。

川沿いの空き家にくらす移住者の若者は、普段は介護の仕事し、あいた時間にコーヒーの苗木を育てている。

かなりのコーヒー好きだ、とのコト(僕は会ったコトがない)。

 

我が家の飲料水は、簡易水道水。

川沿いの地下からくみ上げた水を、簡易消毒したもので、独特の雑味がある。飲むたびにがっかりする味だ。

(いつもは使わない)ミネラルウォーターを沸かし、丁寧に淹れたコーヒーを、

ベランダのイスに座って、黄葉もあざやかな雨の庭をながめながら、ゆっくりと味わう。

そして、ん~、これは、なかなか贅沢なヒトトキではないか、と思う。

 

苦味と酸味のバランスがとれたコーヒーは、コクがあるけどスッキリした後味がグッド。

香りがやせているのが、少しザンネンだけど、(市販されているような)アルミバッグの個別密封ではなく、

紙製の密封バッグにまとめて入っているのだから、それは仕方がない。

しかし、そんなコトを述べてるワタクシは、雑食系の大雑把な「違いのワカラナイオトコ」なので、

マトハズレな感想をのたまっているのかも・・・ですが。

今度は、挽きたてのコーヒー豆で、あるいは育った木のコーヒー豆で、淹れたコーヒを飲んでみたいと思った。

 

「プルーストは、紅茶にマドレーヌを浸して啜った瞬間に、十八年間の過去の全瞬間を思い出した」。

そんな、ある作家のエッセイに書かれた一文を思い出した僕は、

2杯目のコーヒは、マドレーヌーならぬクッキーを浸して啜ってみた(バカですね・・・)。

すると、過去の全瞬間を思い出しはしなかったが(あたり前か・・・)

過去にした旅の、雨とコーヒーにまつわるスイート&ビターなデキゴトをいくつか思い出した。

ハーバーブリッジで、五番街で、八ヶ岳で、西表で、そしてここ四万十で。

 

いつものコーヒータイムは、作り手や淹れかたが変われば、いつもとは少し違う豊かな時間がながれた。

雨とコーヒのナツカシイ旅物語に、いっときココロを遊ばすコトができた僕は、

雨がやみはじめたグレーの空をながめながらつぶやいた。

まだ見ぬ若きコーヒマニア君よ、愉しい時間のきっかけとなるコーヒーをありがとう、と。夕方には晴れるかな。


11月25日(金)のつぶやき

2022-11-25 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

ふぅ~気持イイ!!今朝は橋をわたるひやい北風がうれしい。

朝露の岸の斜面を上り下りして汗をかいたから。

太陽を待ちながら、しばし風に吹かれました。

(チャリの)ブレーキを握りしめてゆっくり橋を下ってゆくと、

朝日にフネを漕ぐ天使にであいました。にゃー。今日の最低気温は、7、7度。

 

 最高気温20、8度(11月上旬並)。午後も晴れ。

ぽかぽか陽ざしとそよ吹く南風が心地よい、晩秋の日です。ふぁぁ・・・。

昼どきのスローランニングは、Tシャツ姿でOKなほど。

 

今年の四万十は、秋が深まってもおだやかでぬくい日がおおく

—朝の川風は、めっきり冷たくなりましたが—

11月上旬以降も、最高気温が20度を下回るコトが少ない(雨の日をのぞいて)。

いつもの年であれば、一雨ごとに、祝日や地域のイベントごとに

(3日:文化の日 15日:龍馬の誕生日 22日、23日、24日:一條大祭)

気温が下がり、木枯らしも吹きはじめる時期なのですが。木枯らしのニュースは、いまだ届かず。

 

(渡りもする)デラシネガイドは、もうとっくに冬の過ごし方が決まってなければいけないのだけど・・・。

「何もしなくても満ち足りて一日を過ごしてしまうのが、

田舎の生活の良い点であり、悪い点でもある。

何もしないうちに一日が一週あん間になり、またたく間に一ヵ月が一年になる」野田知佑

このぬくさに気をゆるめっぱなしで、

何もしなくても満ち足りて一日を過ごし、ぼやぼやと長い秋をすごしちゃってます。うーむ・・・。 

 

しかし、くるものはくる。やっぱり。

この先、いきなり冬がやってきたとしても(北国はもう冬でしょうが)

心身ともに健やかに過ごせるように、皆さんは、抜かりなく冬支度をしておいてくださいね。


11月24日(木)のつぶやき

2022-11-24 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

風がない朝の川は、のっぺらした水面に雲や山を映してゆったりと流れています。

パシャパシャ!ときおり跳ねて水面を乱す魚たち。

陽ざしのぬくさに、ぼやぼやしてたら、あらっ、もう朝が終わりそう。朝メシまだなのに・・・。

今日の最低気温は、10、0度。

 

  最高気温20、2度。晴れ。

風裏のポカポカ陽ざしが、ニャンとも心地よい昼下がりです。

今夜は、新月ですね。

人少なく灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり秋の星空をながめてみてはいかが。

火の粉がとんできてもOKな服装で。ごろた石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

昨夜、寝床にはいるまえに、ウイスキーグラス片手に庭にでて、

夜空を見上げると  —そして、目が暗さになれてくると—

雨あがりの夜空を高く吹きぬける風が、星の光をゆらしているのが見えました。あざやかに、ひめやかに。

東の空では、火星があやしく赤くかがやいてます。

つかのま時をわすれて、星の饗宴に見とれました。ん、そういや、明日は新月じゃん。 

 

いっとき星にココロをうばわれていたおかげで、鳥頭(の僕)は、Wカップのドイツ戦を見のがしそうに。

PCで(ネットで)試合を見はじめたときには、

もう前半が終わろうか、というところ(TVがない暮らしです)。

しかし、いかんせんネットの速度が遅いせいか、画面がちょくちょくフリーズしてしまいます・・・。

ええい、もういいや!ヤメタ!アキラメがはやい僕は、

サッカーを見るのはやめて、服を着こみ、ウイスキーとコット、シュラフを持って、ふたたび庭へ。

 

「流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめるコトさ」

コットのシュラフに潜りこみ、ウイスキーをなめながら、ぼおっと星空をながめ流れ星をさがしました。

大きく明るい星が、夜空の低いところをゆっくりながれてゆく。

小さく明るい星が、夜空の天上をかすめるようにスバヤクながれてゆく。

 

そして、晩秋の星空を鑑賞しながら思うのでした。

過疎暮らしは、ネットの速度が遅いコト、ラジオの受信状況がよくないコトが難点だけど、

ステキな星空を目のまえで見て、心おどるリアリティを感じられたから、まぁ、いいか、と。


11月23日(水)のつぶやき

2022-11-23 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。

(この時期にしては)あたたかい雨の降る水曜日です。夕方には晴れるかな、

と書いていると、背後でピーっと音が。ご飯が炊けた。

四万十川中流域は、土佐の米どころ。昼夜の寒暖差が大きく美味しいお米がとれるところ。

炊きたての新米(仁井田米)と具沢山の味噌汁、漬物で今日をスタートです。

今日の最低気温は、14、0度。

 

うーん、ザンネン・・・。
素朴でなつかしい郷土料理の数々、美味しかったなぁ。
ごちそうさまでした。おつかれさまでした。

 

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これは面白い取り組みか、と。

 

乗客が3倍に増えた路線バス 発想の転換、独自戦略が奏功 | 毎日新聞

 人口減少に伴う利用者減に加え、長引くコロナ禍や燃料価格の高騰などの影響で苦境にあえぐ地方の公共交通機関が、発想の転換で乗客数を飛躍的に伸ばした。山形県鶴岡市の...

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浜やせでウミガメ産卵に支障 川からの土砂減少か 四万十市―四万十川は今 | 高知新聞

砂利の中で穴を掘れず、産卵を断念して海に帰るアカウミガメ(四万十市下田、溝渕幸三さん撮影)…...

 

 

  最高気温16、4度。午後は、雨のち曇り。

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、そして地上へと

姿をかえていくひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」レイチェル・カーソン 

やみそうでやまないダラダラと降る雨の中、長靴をはいて散歩へ。雨読にもあきたしなぁ・・・。

(田舎暮らしで長靴をはくときは、はく前に逆さにして振り、ムカデなどが侵入してないか?確かめませう)。

 

秋雨に煙る川を、ぽけっとながめる。聞えてくるのは、小さな雨音、鳥の声、魚(アユ)のはねる音。

「姿が見えんでも、魚のおるところは波紋ができる。

よう見ちょると、飛び上がった魚でもアイかどうかわかる。アイは円をかくように跳ねるけんね。

横になって腹から落ちるけん、音でもわかるんよ」野村春松 

落ちアユ漁は、12月1日解禁です。

*画像は、2020年11月撮影

 

夕方の空。足早に雲がながれてゆく。

 

風吠える雨上がりの夜空に、無数の星が瞬いている。

あざやかに、ひめやかに。

時をわすれてしばし見とれる。ほんの少し気が晴れる。


11月20日(日)のつぶやき

2022-11-20 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

おはようございます。四万十は、晴れ。

頬にひりり冷たい川風、雲間からなかなか顔を見せない太陽、おーひやい!

寒さに5分と沈下橋の真ん中に立ってられず・・・。

昨日の雨が、早朝の川に冬をつれてきました。もう冬か、渡りの季節か。さて・・・。

今日の最低気温は、10、0度。

 

 最高気温23、4度。午後も晴れ。小春日和。

ぽかぽか陽ざしとそよそよ風が心地よい昼どきのベランダで、知人(○○島好き)に手紙を書く。

「おひさしぶりです。おげんきですか。この冬も○○島に行くのでしょうか?

南国四万十の朝の川に吹く風も、めっきり冷たくなり、本格的な冬がすぐそこまできているのだ、と感じます。

黄葉を落としはじめた岸べのエノキ。その他の樹木も、じこじこと冬支度を整えています。

(冬の四万十川は、一年のなかでもっとも水の透明度が高く、強い北風もよく吹きます)。

 

冬のフィールドはひやいけど、冬にしか見られないもの、感じられないもの、がありますよね。

すっかり葉を落とした冬枯れの森は、バードウオッチング、冬芽観察に最適ですし、

凍てついた夜空の星空観察も、またよろし、です。あ、そうそう、焚き火キャンプも忘れちゃいけない。

僕は、クロスカントリースキー(ツーリングタイプ)やスノーシューを履き、

ワイン、サンドイッチ、コーヒー、双眼鏡、図鑑を入れたザックを背負って、

雪の山や森をピクニックをするのがとても好きです。面白いですよ。いつかご一緒にいかがですか。

 

冬の○○島はどんな感じなのでしょうか。一度訪ねてみたいです(秋は行ったことがありますが)。

寒さもエンジョイしたい季節。どうぞお体を大切に、アクティブに冬をお過ごしくださいね。

そして、いつかまた四万十にも遊びにきてください。See ya!」

2005年秋撮影 ナツカシイ・・・


11月18日(金)のつぶやき

2022-11-18 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 最高気温21、6度(最低気温8、9度)。晴れ。

ぬくい陽とさわやかな風が心地よい昼どきは、ベランダの日なたにコットをひろげてお昼寝です。

眼下の草むらの日だまりでは、野良ネコがおっさん座りで、うとうとフネを漕いでいます。ラブリー。

われら同類、あんたもヒマね~。

満開のサザンカが西日にかがやく庭で、「ヒッ・ヒッ」ジョウビタキ(渡り鳥)が鳴いています。

スローランニングも気持ちよい秋。岸辺の細道をチンタラ走ってゆくと、おっ!

アサギマダラ(長い渡りをする蝶)が、ツワブキの黄色い花に羽をやすめてました(今秋初見)。

「今年は遅かったなぁ・・・」。鳥、花、蝶も深まりゆく秋をおしえてくれます。


11月17日(木)のつぶやき

2022-11-17 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  曇りときどき晴れ。最高気温15、8度(最低気温6、1度)。

淡い日光に照り映える黄葉が美しい秋の日です。

ボジョレー・ヌーヴォーが解禁日(17日)の深夜は、しし座流星群が活動のピークをむかえるとのコト。

晴れるといいなぁ・・・。ヌーヴォーを買いにいかなくちゃ。

流れ星とワインと焚き火。

深まりゆく秋の夜、星空の川原で焚火をかこみ、ボジョレー・ヌーヴォーでカンパーイ!なんていかが。

ダッジオーブン料理とともに。

 

〇〇さま 十一月十七日

あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

こんや、しまんとがわでながれぼしさがしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。

さのねこ 拝


11月11日(金)のつぶやき

2022-11-11 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

おはようございます。四万十は快晴。

沈下橋から見あげる西の山にまるい月が沈めば、入れ替わるように太陽が東の山からのぼってきました。

月沈む川。

朝日とコーヒーにぬくもりながら、ぼおっと川をながめる。

さぁ、帰るべ、とチャリにまたれば、リアタイヤがぺっちゃんこに。哀号。

♪いい事ばかりはありゃしない♪

今日の最低気温は、11、1度。

朝ように 花のように 水のように

 

 最高気温24、4度。

午後も晴れ。ひつじ雲が、ゆっくりゆっくりと青空をながれてゆきます。

「ひつじ雲が出ると翌日雨」。どうやら週末の天気は、下り坂のようです。

 

このところの昼どきは、陽ざしが強く、日なたは、けっこう暑い。

汗をかきかき、自転車のリアタイヤのパンクをなおし、沈下橋までテスト走行。イイ感じさ。

ぼんやりと午後の川をながめながら、冬の四万十川について、思いをめぐらせました。

 

「冬の四万十川はまっこと静かよ。紅葉に染まった山も色を落として、

川の水も落ち着いた色になる。動くもんといったら、

薪で風呂を焚く家の煙と越冬に来よった渡り鳥ぐらいのもんじゃろ」野村春松

 

『「こがらしや海に夕日を吹き落す」漱石 

 陰りゆく午後の水面を、冷たい北風がビュウビュウっと吹きぬけてゆきます。

 のろのろと走る僕も、橋の上はグンとピッチがあがります。おおっ、ひやい。もう冬か。

 川は、風のハイウェイ。

 冬から春の川は、強い北風がよく吹きます。時に橋から吹き飛ばされそうなほどの。

 でも、沈下橋にたたずみ、冬の風の歌を聴くのは、なかなかオツなものですよ。

 そこには、画面越しでは感じられない、肌触りや匂いがあるから』アーク佐野

 

「・・・パソコンの画面を息子と見ながら、冬の四万十川は川底がきれいに見えるくらい澄んでいて、

山肌を映す水面がとてもきれいだけど、実際はそれが四方に広がって、

漕いでいる時間がその深さを与えてくれる、と、息子に自慢するととても悔しがっていました。

そして、Paddle your own canoe.は、自分のことは自分でやれという意味ですが、

自分でやってみないとすばらしい体験はできないという意味もあるのだ、と、いってやりました・・・」。

以前、冬のツアーに参加したOさんからいただいたメールより。

 

おだやかな秋のなかに、このままいつまでも沈没していたいけど、くるものはくる。さて・・・。


北風と太陽の川を

2022-11-06 | アークツアー 秋~晩秋

11月5日(土)最高気温20、3度(最低気温7、3度)。

 北風が吹きはじめた秋晴れの川を、カヤックでくだりました(R1A:1日コース)。

今秋の四万十川は、雨量がすくない。

水量がすくない川は、川原がグンと広くなり、流れがとても痩せています。

瀬は入り口が、きゅっと狭くあさくなり、

コースをよくえらばないと、喫水があさいカヤックでもすぐに座礁してしまうほど。

 

 「通常の江川崎からくだるAコースでは、初っ端の瀬で(西土佐大橋下流、右側)、

カヤックは間違いなく座礁してしまうだろう(迂回ルートでも)。

水温も低いし、北風も吹きそうだし、うーむ・・・」。

というわけで、コースを変更し、(江川崎4キロ下流地点の)網代から口屋内までをくだるコトに(約11キロ)。

天候や川の状況などにあわせて、臨機応変に対応できるのが、

アークツアー(プラーベートツアー)のよいところ。思いっきり手前ミソですが。

 深秋の淡い日光に、岸辺のエノキの黄葉が、黄金色にかがやいています。

ヤナギタデが、赤みをおびはじめた川原で、白銀のオギの穂が、風に小さくゆれるのを見てガイドは思う。

このまま、北風がおとなしくしてくれれば、良いのだけど、と(昨日の川は、強い北風が吹いた)。

南国の川も、木枯らしの季節がちかづいてきたのです。

 

 長いトロ場の岸辺で、(かんたんな講習後)カヤックに乗りこみ、少し慣らしたあと、下流へ。

水位が低く、流れがとても遅くなった川は、トロ場では、パドルをしっかり漕がないとくだってゆけません。

手をのばしてふれる水は、ヒンヤリ冷たい。川面の水温は、17度(真夏は、30度)。

 

 水温が低くなった川は —微生物の活動もよわくなって—

水の透明度がよく、5メーターほどの川底までよく見えます。

透明度がよい川は、大小さまざまな魚のすがたが見えてなかなか楽しい。

キチヌ、エバ、ニサダイなどの海水魚たちも、そろそろ川をくだりはじめているコトでしょう。

パシャパシャ!丸く円をかくように、水面をはねるアユ。

頭上を、目のまえを、オシドリ、ミサゴ、ウなど、夏の間は見なかった鳥たちが飛んでいきます。

 

 山の影を、沈下橋の影をのばした秋の太陽に、水面がキラキラかがやいています。

「うーん、きれいだねぇ、いいねぇ・・・」一同声をあげました。

 

 近くを漕ぐゲストと、川の自然、旅、四方山バナシに花を咲かせながら、秋の川をのんびりとゆく。

(同世代の気やすさに、チョーシにのったアーク佐野が、ゲストの二人に

くだらないギャグとつまらない物語をたくさん聞かせてまいました。謹んでお詫び申し上げます)。

 日暮れがはやい季節のカヌーツーリングをたのしむコツは、

日陰に追いつかれないように、時間&コースを調整するコト。

陽が山に沈むのがはやくなった深秋の川は、(夏のころにくらべ)川原が日陰になるのもはやい。

日陰になった川原は、気温がグングンとさがり、ひやいし川景色も暗い(場所にもよりますが)。

昼前に、僕らがくぐりぬけたときは、さんさんと陽があたっていた沈下橋も、昼過ぎにはもう日陰に。

朝の太陽に、アウターをぬがされた僕たちも、

昼前から吹きはじめた北風と日陰に、アウターをきせられたのでした。

 陽のあたる川原に上陸し、北風に吹かれながらゴハンを食べ、コーヒーを飲み、ふたたび川へ。

午後の陽にキラメク流れのゆるい川を、北風に背中をおされながらくだれば、

ゴール地点が見える長いトロ場で、トツゼン風向きがかわり、キツイ向い風に。おおっ、最後に試練が・・・。

もくもくと、ひたすらパドルを漕いで、無事ゴール。ふぅ~。

二人のゲストのやわらかな笑顔は、深秋の陽ざしに淡くかがやいてました。

本日の漕行、約11キロ。

 沈(転覆)してしまったKさん。 「四万十川の水を飲んだものは、四万十川へ帰る」です。

またお二人で、四万十に遊びに来てくださいね。

あ、そうそう、流してしまったか? と思われたペットボトル。 カヤックの中から出てきましたよ。

*画像CDは、7日発送(郵送)します。お楽しみに~。


11月3日(木)のつぶやき

2022-11-03 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

起きぬけに裏戸をあける(裏も林)と目の前にタヌキが・・・。

オハヨーと挨拶をしたが、タヌキは足早にニゲタ。

川へ。岸辺のエノキの葉は黄色く、川原のヤナギタデは赤く色づいている。

家に戻る。おっ、庭の林にヤマガラが・・・。今度はバードウオッチング。

自然とたわむれるのも忙しい、川のほとりの朝です。ん~腹へった。朝メシが遠い・・・。

今日の最低気温は、13、7度。

エノキの葉もいろづいて。

 

朝からバイクの排気音が山に響いて、うるさいなぁ、と思っていると、

ラジオが、「今日は祝日」と教えてくれた。そうだったのか・・・。

 

 最高気温25、5度。午後も晴れ。

昼下がりの川原の日なたに座り、コーヒを飲み、本を読む。

強い陽ざしに服をぬぎぬぎ、ハダカになって。インディアン・サマー。

時々ごろり寝ころんで、ぼおっと秋の空をながめる。気持ちイイなぁ・・・。

でも、「秋の日は釣瓶落とし」。

午後の太陽は、急ぎ足で山に沈み、日陰は一気に冷えてくる。ひやいなぁ・・・。

日暮れが早い季節の外遊びは(カヌーは)、早めに行動を終えるのがベターですね。

 

ある年の冬に、四万十川をカヌー(カナディアン)で下ったときのコト。

冬のおだやかな日光のぬくさにユダンして、寄り道をしながらのんびり下っていたら、

もう、陽が山に入るというのに、ゴール地点までまだズイブン距離がある、というコトに気がついてアセル。

やべ!ピッチをあげてわっせわっせと漕いだが、冬の夕方の川は、

ずんずんと暗くなってゆき、目的地に着く少し手前で、あたりは真っ暗に・・・。

手元が見えないほどの暗闇と寒さに、体も心もガタガタと震えたのでした。

冬は雪が降るコトも。

冬の四万十川をくだる。

 


11月1日(火)のつぶやき

2022-11-01 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、曇り。

ねずみ色のどんよりした空は、今にも泣きだしそうです。

と書いていると、ポツポツ雨粒が落ちはじめました。おっ。

♪雨々ふれふれ もっとふれ♪

恵みの雨になるといいなぁ・・・。乾いた山に、川に、生き物に。

今日の最低気温は、13、3度。 *画像は、2016年10月撮影。

 

もう11月!まだ11月!

 

オフシーズンは、何をしようか?と思案中・・・。

 

  最高気温15、7度。

午後は雨が本降りに。恵みの秋雨です。

ひんやり肌寒い今宵は、シチューでぬくもりたいところですが、ああっ、冷蔵庫は、スカスカ・・・。

買い出しにイカネバのムスメ。だけど、雨だし、最寄りのスーパーまで車で25分。ああメンドーだ。

こんな時は、田舎暮らしの不便さをしみじみ感じます(こんな僻地でも、ネット通販ができるのは便利ですが)。

 

さて、いつまでも、ぼんやりと雨空をながめていてもしょうがない。

こんなときは、テキトー雪見鍋をつくろう。冷蔵庫の残りもので(メンドクサイ時にもよくつくります)。

・土鍋に、白菜、豚バラ、豆腐、舞茸などを(適度な大きさに切って)いれる。

そこに、たっぷりの大根おろしをのせる。

・土鍋に、水、だし汁(だしの素)、ぽん酒(好みの量を)をいれ、火にかけて煮る。ぐつぐつ。

・(少しお高めのプチリッチな)高知産のゆずぽんにつけて食べる。薬味にはネギを。

手軽だし、安いし、カラダが温まりますよ。

冷凍ギョーザやソーセージ、餅をいれるのも、またよろし、です。

*画像は、ダッジオーブンで煮込んだラフテー(いつかのキャンプツアーでつくった)。

ビールにあいます。ぜよ。