最高気温29度。
「すいませーん。ちょいと、おじゃましますよぉー」
早瀬に突入する寸前。
カヌーの上から、長いアユ竿を操っているおんちゃんに怒鳴るように声をかけました。
上流に背を向けているコトも多い釣り師は、下ってくるカヌーに気づきにくい。
小さな声では、ザァザァ瀬音でこちらの声が届かないのです。
カヌーを目に留めたおんちゃんは「ほいよ!」と竿を上げてカヌーを通してくれました。
今日のカヌーコースには(江川崎より下流には)、
夏の間、その姿をほとんど見かけなかったアユ釣り師がチラホラといました。
(解禁~夏の間。急流を好むアユがよく釣れるポイントは、江川崎より上流の瀬が多い区間。
夏の終わりごろ、アユは川を下がりはじめ江川崎より下流の瀬でも友釣りが楽しめる)
釣り師の数は、例年の今頃より多いようです。
そのわけは・10月初句の3連休の中日ということ・鮎は10月の半ばから禁漁というコト
そして決め手は、—釣りのおんちゃんに、ちらっと聞いた話では―
「ことしゃ、数もまずまず。型も大きいけん!」というコトらしい。
でもうまいのは、コマイ(小さい)鮎やけどね、とその後つぶやきましたが。
秋の好天が続き少しやせた四万十川は、その水の透明度を良くしています。
突きぬける青空の下、風も動かない川を僕らのカヌーはゆっくりと下ってゆきます。
お父さんが瀬で「轟沈!」一同爆笑!
「エイッ!」子供は川に飛び込み、まだ暑さの残る陽とぬくい川の水を全身で味わいました。
ポカポカ日だまりの川原でランチタイム。
あたたかいコーヒーもまた嬉しい、秋のリバーピクニックでした。
と、父ちゃん。轟沈・・・。ギャラリーも多数。わはは。
別のグループのファルトのお父さんも沈してました。わはは。
とにかく、飛び込みたくてたまらなかったのです。
一人乗りデビューができて、よかったね。
岩間沈下橋。ニギヤカだった夏に比べて、ずいぶん静かになりました。