アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

猫の目天気な夏の延長戦なのだ

2021-07-31 | アークツアー 真夏

  最高気温31、8度。

 「あ、また曇ったか。さっきは小雨がパラついたし、今日も猫の目天気かニャー。

くるくるかわる天気と朝から強い南風がふくのは、

高気圧が西にはりだしてこないのと、遠く沖縄に停滞する台風の影響だろう。

これ以上風が強くならなきゃいいけど・・・。なまねこ、なまねこ」

 

 そんなコトを思いつつ、僕が(ガイド佐野が)カヤックからのけぞって空の様子を見ていたら

「そんなに長く空の何を見ているのですか?」横を漕ぐゲストに問われたので、

「運命(さだめ)を見ているのですよ」と寒いジョークを(夏なので)かまそうとしたけど、

アホだと思われるのでヤメたのでした(まぁ、アホなんだけど)。

 長かった梅雨のクローザーは、雷雨の大雨です。

今年の梅雨は、大きな増水を土産にゲームセット(四国の梅雨明けは、7月19日)。

ヤッホー!シーズン・イン・ザ・サン!だ。でも、ヨロコビはつかの間。梅雨あけ後はスカッと晴れず。

海の日の4連休前半の空は、くるくるとかわりやすく、川は南よりの強い風がふきました。

「梅雨明け10日のカキンと晴れた真夏の空は、どこにいったぜよ」

 

 そんな梅雨明け後の、7月23日。

(まだ増水が残り)水量がおおい笹にごりの川を、カヤックで下りました。

川下り経験者のゲストとともに、のんびりとプライベートツアーです。

 

 講習&練習もそこそこに(経験者なので)川下りをスタート。

まだ水量がおおい川。初っ端の瀬は、なかなか波が高く荒い。それっ!と波に突っこめば、

ザバン!とバウ(船首)が高くはねあがり、波の壁を突きぬけると、上半身はずぶ濡れに。ソーカイ、ツーカイ。

 瀬は真面目に漕いで、トロ場に入ると、僕らは川の自然や四方山ハナシをしながら漕ぎました。

そして、支流目黒川で川遊び&ランチタイム(スタート地点から4キロ)

 昼食の後、再びカヤックに乗りこみ、岩間沈下橋へ(スタート地点から8キロ)。

橋の上で風に吹かれながら、夏の川景色を愛でたあと、さらにくだりゴールへ(スタート地点から11キロ)。

漕行11キロ。水位は、平水+1、2メーター。笹にごり。川面の水温25度。

 午後の川は、青空の方がデカイ顔をして、真夏らしい暑さになったし、

予定よりも早くゴール地点に着いたので、ツアーは延長戦に突入です(プライベートツアーのよいところですね)。

車にのりこみ長生沈下橋へGO!

そして、沈下橋ダイブで、盛りだくさんのプラーベートツアー(延長戦も)ゲームセットです。

 

 夕方、家にもどって片付けをしているときに、僕は気がついたのでした。

あっ、スイカを川に冷やしたままだった、と。ガーン(やっぱりアホだ)。


カヤック・アンダー・ザ・サマースカイ

2021-07-12 | アークツアー 梅雨

 最高気温33、3度。

 「予報がはずれて良かった・・・。今日は、スバラシイ夏空に恵まれましたねぇ。

梅雨明け直後のような、フレッシュな夏色の空と景色。うーん、ナイスです」とガイド。

「ほんと、ザ・田舎の夏!って感じの景色ですね」と隣を漕ぐゲスト。

 

 7月。梅雨晴れの川を、カヤックで下りました。

カヤック・アンダー・ザ・サマースカイ

 モクモクと白い雲がわきたつ夏空の下、

緑濃い山には、サンサンと太陽が降りそそぎ、ゆったり流れる川には、ガシガシとセミの合唱がひびきます。

ときおり吹く夏の南風が、瀬をぬけて濡れたカラダに、心地よい。

ゆらり、お尻の下をゆうゆうと泳いでゆく大きな鯉。

ぬるい川の水と戯れながら、景色を愛でながら、ハナシをしながら、僕らはのんびりと夏の川をゆきます。

 

 梅雨晴れの素晴らしいリバーフィールド。

ただ、ひとつザンネンなのは、水の透明度です。

梅雨の後半に入っても、大きな増水がない川は、川底が洗われず、水の透明度があまり良くありません。

(ガイドの主観です。あまりこの川を知らない人が見れば、キレイな流れに見えるかも?)

 今日の瀬には、アユ釣り師の姿もみえました(この時期の、このコースで見るコトは稀)。

この区間も魚影が濃いのだろう(そして、天気の良い日曜日だし)。

「すいませーん、通りますよ!」。大きな声をかけて、できるだけ離れたところを通過です。

「漕(こ)ぎゆくまにまに 川のほとりにとまれる人も 遠くなりぬ」なんてね。

*土佐日記より。川のところは海ですが。

 

 ただ漕ぎくだるだけでは、オモシロクない夏の四万十川。

ギラギラ太陽の下、ぬくい水の川で、のんびりと川遊びをするのがサイコーです。

僕らは、水の透明度がよい支流目黒川で、ランチ&川遊び(約4キロ地点)。

その後、さらにくだり、岩間沈下橋で、夏の川景色をながめながら風に吹かれました(約8キロ)。

目黒川

 ゴールの芽生大橋まで下り、川からあがると、

紫色の小さなラッパ型の花(シチョウゲ)が、僕らの目を楽しませてくれました(約12キロ)。

最高気温33、3度。ほぼ平水。川面の水温、本流30度。目黒川28度。

*Oさん、ツアー画像CDは、来週はじめに(お家に戻る頃に)発送します。お楽しみに。