アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

2025年GWツアー・予約受付中

2025-05-10 | ・最新のお知らせ・イベントなど

         

 2025年GWツアー・予約受付中

カヌーに美味しい物をこじゃんと積んで、風薫る川にGO!!

今年のGWは、四万十川でリバーピクニックをしませんか?

少人数制のアークツアーでは、のんびりゆったりと川で過ごすコトができますよ。

最高気温22度~25度(晴天時)。

川面の水温20度前後。晴れていれば、もう川に飛び込めるかも。

 

・1日コース・半日コース・オリジナル・貸しきり・アレンジ・キャンプツアーなど。

少人数制のツアーです(ほぼプライベート)。ご予約はお早めにどうぞ!   


申し込みフォーム   問い合わせフォーム


4月

26日()未決定(半日コースor1日コース)〇 27日(日)未決定(半日コースor1日コース)〇

28日(月)未決定(半日コースor1日コース)〇 29日()未決定(半日コースor1日コース)〇

30日(水)未決定(半日コースor1日コース)〇

5月

1日(木)未決定(半日コースor1日コース)〇   2日(金)未決定(半日コースor1日コース)〇

3日()未決定(半日コースor1日コース)〇   4日()未決定(半日コースor1日コース)〇

5日()未決定(半日コースor1日コース)〇   6日()未決定(半日コースor1日コース)〇


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のリバーピクニック

2025-05-09 | ・最新のお知らせ・イベントなど

  

春のリバーピクニック  2月半ば~

ぬくい陽と風に、草木芽吹き、サクラ咲き、水ぬるむ春の四万十川。

新葉と花がいろどる岸べには、鳥やカエルの恋歌がみちます。

そんな春色の川をカヌーでゆけば、うつりかわる景色と水の流れに、ワクワク、ドキドキ。

ランチタイムは、陽のあたる川原で、のんびりと。

春の四万十川で「あたらしい体験&発見」してみませんか。

「本当の旅の発見は、新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことにある」マルセル・プルースト


*アークツアー(ほぼプライベートツアー)で、あなただけの旅物語を!

*カヌー初心者の方、1名様の参加、大歓迎です。

・焚き火キャンプツアー・オリジナルツアーなども。お気軽にお問い合わせください。

*2025年のツアーは、キャンセル料が廃止となりました。


半日コース  リバーピクニック

川原で講習→とろ場で練習→のんびりカヌーツーリング 

*途中の川原でお茶休憩 *カヌーゴール後は、車で集合場所に移動

メインコースは、Bコース

Bコース:口屋内沈下橋スタート~勝間沈下橋 漕行約6キロ

Cコース:網代~ Aコース:江川崎~ Dコース:勝間

集合&解散 

AMコース 9:00~12:00 PMコース 13:30~16:30 

*約3時間のツアー コース& 集合時間変更可

集合&解散場所  B:口屋内沈下橋 C:網代 A:江川崎 D:勝間

ツアー料金 大人1名:6500円(9才以下4500円)

料金に含まれるもの ・カヌー用具一式 (ライフジャケット パドル スプレースカート ヘルメット)

・保険・ガイド料・お茶&おやつ・ツアー画像CD(郵送)・税込み


1日コース リバーピクニック

川原で講習→とろ場で練習→休憩後、のんびりカヌーツーリング 

*昼食は途中の川原で カヌーゴール後は、車で集合場所に移動

メインコースは、Aコース 

Aコース:江川崎スタート~岩間沈下橋or芽生大橋 8キロ~11キロ (15キロ下ることも) 

集合      8:40   解散 15:00~16:00予定 *コース&集合時間変更可

集合&解散場所   Aコース 江川崎カヌー館(トイレ 更衣室 シャワー室有)

ツアー料金   大人1名 12000円  9才以下 8000円  

料金に含まれるもの 

・カヌー用具一式 (艇 ライフジャケット パドル スプレースカート ヘルメット)・税込

・飲み物&お茶菓子・保険・ガイド料・ツアー画像CD(郵送)

料金に含まれないもの

・昼食(集合後、スタート地点付近の道の駅で購入可)

*昼食は荷室付カヤックorカヌーに積むか、こちらで預かります。

*こちらで簡単な昼食を用意する事も可能です。ツアー料金+1000円(一人) お問い合わせください。


問い合わせ先 

TEL  0880-38-2626(アーク) 090-2221-5963(携帯)

メール canoe-5@yacht.ocn.ne.jp  申し込みフォーム   問い合わせフォーム  ・予約の流れ  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れ女子と初夏の川

2025-05-08 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「晴れ女子と初夏の川」2023年初夏のツアーレポート再掲です

 最高気温26、3度。

 「山青葉 ひかる水面に 笑顔咲き」

もう夏のような強い陽ざしに、青葉かがやき、風ひかる四万十川をカヤックでくだりました。

笑顔もキュートな3名のゲストとともに。

コースは、口屋内沈下橋スタート~勝間沈下橋ゴール。漕行約6キロ。

RSB:半日コース(集合時間が選べる。今回の集合時間は、8時30分)。

 初めての四万十川、初めてのカヌー(カヤック)が、天気に恵まれてよかった、よかった。

前日までの天気予報は、曇り一時雨。雨に降られることをカクゴしてたのに・・・。

青空をつれてきた、晴れ女子(たち)です。

 スタート地点の口屋内沈下橋の川原で、パドルの漕ぎ方&乗り降りなどの講習。

そのあと、トロ場(ゆるい流れ)で少しならして、さぁ、川くだりスタート!

はじめてのるカヤックに、水のながれに、ドキドキ、ワクワク。

キャーキャー!ワァ―ワァ―!嬌声がひかる水面にひびきます。

 四万十川の水位は、ほぼ平水。水の透明度は、良(この時期にしては)。

手をつける、とヒンヤリ心地のよい川面の水温は、22度。

強い陽ざしは、もう夏。パドルでバシャバシャ水かけっこも愉快な季節に。

 グンと広くなった川に、今日は北寄りの風が吹いてます(カヌーには追い風)。

風に、流れにまかせて、ゆるゆるいこう。

 川原に上陸し、もぐもぐタイム。

シャビシャビ(凍らせておいた)のポンジュース。しまんとまろんぱい。小夏。

 勝間沈下橋でゴール。

花おおい初夏の川に、ゲストの笑顔の花もたくさん咲いた約3時間のツアーでした。

晴れ女子の皆さん。はじめての四万十川&カヌーを、(半日でしたが)のんびり楽しめましたか?

四万十は、なかなか遠いところですが、ぜひまた遊びに来てくださいね。

*Tさん。画像DVDは、5月24日に発送(普通郵便で)しました。お楽しみに~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はつなつかぜカヌー

2025-05-05 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2019年5月(GW)のツアーレポート再掲です

  最高気温26、1度

 「かぜとなりたや はつなつのかぜとなりたや

かのひとのまへにはだかり かのひとのうしろよりふく

はつなつのはつなつの かぜとなりたや」初夏の風 川上澄生

 

はつなつの陽、風、水が心地よい新緑の(GWの)四万十川を、カヌーで下りました。一組だけでのんびりと。

雨あがりの空は、白みがかったブルー。流れる川は、茶がかったグリーン。

青々と葉をしげらせた山は、木の花かおる風に、ザワザワと歌っています。

*江川崎から下流域は、支流広見川(笹にごり)目黒川(コーヒー牛乳色)から

流れ込むにごり水で、笹にごりに。うーん、田植えの季節だからねぇ・・・。

 ザブザブと瀬をくだり、ユルユルとトロ場をながれ、スイスイと橋をくぐり、川の自然の中へ。

いつの間にか大人たちの顔にも ―水鉄砲ではしゃぐ少年と同じような― 無垢な笑顔がうかんでいました。

それは、美しい初夏の川のマジック。

はつなつの風と水とたわむれながら、カヌーは、のんびりと下ってゆきました。

最高気温26、1度 最低気温12、3度 北北東の風

平水+80㎝ 笹にごり 川面の水温19度(江川崎)漕行12キロ

景色のよい川原で、のんびりとランチタイム。

 もう夏のようなまぶしく強い日ざしに、少年の目はかがやいた。

少しためらいながらも、親に手をひかれて、まだ少しつめたい川の中にザブン!!

バシャバシャとたわむれる水が楽し!!シャビシャビのポンジュースが美味し!!

また遊びに来てね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんより曇った空からときどき若葉雨降る新緑の川をカヤックで下る

2025-05-04 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2019年初夏に書いたツアーリポート再掲です

ときどき 最高気温19、2度 

 どんより曇った空からときどき若葉雨降る新緑の川を、カヤックで下りました(5月1日)。

神戸からきたSさん一家は、4回目のツアー参加(オリジナルツアーも)。

これまでは、バシャバシャ川遊びも楽しい真夏に参加。初夏&雨の川は初めてです。

 

 会うたびに子どもたちが、成長しているのがオモシロイ。

「男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」ですね。

もう、うぶな青年といった感じの上の子に、オジサン(アークさの)は、少し大人な下ネタも。

「彼らは、いつまで親と遊んでくれるのだろうか?」

家族一緒に遊べる貴重な時間は、ロングコースで、のんびりと、たっぷりと。

瀬にむかってくだる。だんだん流れが速く、瀬音が大きくなる。

おっとっと・・・。

♪さぁゆくんだその顔をあげてぇ♪。頭のなかも真っ白に。

最高気温19、2度 最低気温13、7度 漕行15キロ

水位は、平水+60㎝ほど 水の透明度△ 川面の水温17度(江川崎)

のんびりいこうぜ。

岩間沈下橋でランチタイム。

 「さのっち、雨の川景色もイイもんだね!!」

 「いいでしょう。雨にけぶる新緑の山と川の景色が幻想的で。

こんな天気のときは、向かい風が吹かないから、鏡のような水面の景色も楽しめるし、

全体的にトロ場が多い今日のコースでも、まぁまぁいいペースでくだれてOK牧場だね」

トロ場:流れがほとんどないところ

 

 ランチタイムあたりから、小雨が降ったり止んだり。

フィールドで濡れる雨の冷たさは、子どもたちにとっても良い経験となったコトでしょう。

あたたかい季節の川でも、雨の装備は(合羽は)必携だと。

モノトーンリバー。

水鏡のような水面をゆく。

口屋内沈下橋がみえてきた。

 

 

 ゴール!また遊びにきてね!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

輝ける初夏の川

2025-05-03 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「輝ける初夏の川」2018年GWのツアーレポート再掲です。

 最高気温26、3度。

 スッキリブルーの空、あかるく強い陽ざし、新緑あざやかな山。

子どもの日の四万十川は、初夏の光りに輝いて、カヌーツアーには最高のフィールドです。

ゲストたちも、ピカピカの笑顔を見せてくれました。

輝かなかったのは、アークさの(ガイド)のさむいギャグ・・・。

 

 ツアー集合時に、アークさのは言いました。

「昨日までの川は、冷たい北風がビュービュー吹いて、あまりイイ状態ではありませんでした。

予定を今日に変更してセーカイでしたね。今日は、貸し切りツアーをのんびり楽しんでくださいね。

下る距離は12キロ、子供たちは下りきれるかな?」と。

さぁ、ツアーのはじまりはじまり。

まずは漕ぎ方を教わったあと、流れがゆるいところ(とろ場)で少し練習しよう。

川は笹濁り。川面の水温20度。

最初はこわごわ、下りながら慣れようね。

瀬でかぶる初夏の川の水が気持イイね!

カヌーに慣れてきたら初夏の川景色も楽しんでね。

イエーイ!川もツアーも貸切りだぜぇ。

バシャバシャ!キャー!パドルでの水かけっこに大人も子供も大はしゃぎです。

ざぶざぶいこう。

少し暑いね。ブンタンジュースをどうぞ。まだ凍ってるけど。

空をヒラヒラこいのぼり、川をスイスイ川ガキたち。

山と岸べの新緑がキレイだね。

初夏の山を黄褐色にそめてたシイの木の花もおわりました。

もう瀬にもなれたもんね。イエーイ!

「途切れた橋の物語」

♪ない、ない、ない、橋がなーい♪ byガキ隊。

いつものGWは、観光客でごったがえす沈下橋と川原だけど、通行止めの今は、がらがら。

静かでいいにゃー。途切れた沈下橋をくぐるのはレアな体験です。

お昼は川原でのんびりと。アークさのが作ったトン汁も食べました。

コーヒとクリのお菓子もね。

沈下橋はわたれません。

午後の川の流れはゆっくりゆっくり、のんびりいこう。

陽が傾く午後の水面はキラキラ光ります。

もうすぐゴール。12キロ、よく漕いだね。よい水の流れとよい風の向きでした。

Nさん、今年も(4回目の)ツアーのご利用ありがとうございました。

ツアー画像CDは、5月7日に発送いたします。お楽しみに~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時と水がスローに流れる初夏の川を、カヌーでのんびりとゆくのだ

2025-05-02 | ・最新のお知らせ・イベントなど

時と水がスローに流れる初夏の川を、カヌーでのんびりとゆくのだ」

2019年GWのツアーレポート再掲です。

 最高気温19、6度。

 「47番目となった高知の旅、遠かったけど、来てよかった~。のんびり下れたし」

「それは良かったです。ぜひまた、四万十に遊びにきてくださいね。キャンプもいいですよ~」

 

 ゲストの感想とコーヒのぬくさで、ほっとしたガイドさのは、薄曇った空を見上げながら、

「ようやく四万十川に復帰できたなぁ・・・」と実感です。今年は、かなり遅くなったけど。

それは、沈下橋の川原に上陸し、コーヒータイムを楽しんでいたときのコト。

 もうすぐ年号も変わる大型連休2日目。

風薫る四万十川をカヌー(カナディアン)&カヤックで下りました。

ARKリバーピクニック1日コース。

 

 船腹の大きいカヌーに、美味しいもの、飲みもの、おやつをどっさりと積んで、GO!!

昨日は、ひやい北風が強く吹いた川。でも今日は、おだやかに晴れて、なかなかよいコンデションです。

明日からは、また天気が下り坂のようだけど。

この時期の空は、猫の目のようにクルクルとかわりやすいですね。にゃー。

 

 最低気温5、8度 最高気温19、6度

水位は、平水+50㎝ 川面の水温21度 水の透明度△ 

午後の空は、薄曇り。時々、北寄りと南寄りの風。漕行11キロ 

 ゲストの千葉からきたIさん一家は、アウトドア好きで、

屋久島、父島などの自然とも遊び、シーカヤックの経験もあります(川を下るの初めて)。

 

 まずは、スタート地点のトロ場でカラダをならしたあと(川の漕ぎ方などもレクチャーしたあと)、

今回のコースで、いちばん波が高い左カーブの瀬に突入!!

ザァザァ、ザブザブ。まだ冷たい初夏の水がデッキをあらい、水しぶきがカラダに飛んでくる。

「うっひゃー、つめてー!!わはは・・・」

全員ブジに、瀬をクリアー。白波に、新艇のグリーンが映えます。

水温が低い季節、カヤックはじめての方は(初っ端の波高い瀬は)迂回するコースを下るコトが多し、です。

 

 「目に青葉 川カジカガエル 初くだり」

ライムグリーン、ワインレッド、クリームイエロー。

水面から見あげる南国の山は、一年でもっともカラフルではなやかです。

ざんねんなのは、ダークグリーンの部分がとても多いコト(7割が植林のスギ、ヒノキ)。

岸辺は、トサシモツケ、キシツツジの花にいろどられ、涸れ色の竹林は、「竹の秋」をむかえてます。

新緑と花かおる風に、カヌーの上で何度も大きく深呼吸~。ふぅ~。

 江川崎から4キロほど下った網代の川原に上陸、ランチタイムです。

のどかで静かな川原で、のんびりゴハンを食べている僕らの前を、

沢山のカヤックがぞろぞろと下ってゆく(大きな施設のカヌー半日コース)。そして、すぐ下流の川原でゴール。

バタバタと艇と装備を片付けた参加者がひきあげれば、ふたたび川原は静かに。

「おーい、そんなに急いでどこへゆく」

 

 午後のコースは、瀬が少ないけど、四万十川の雄大な景色が楽しめます。

よい川景色の中を、ゆっくり漕いで岩間沈下橋の川原に上陸、コーヒータイム。

現在、沈下橋は落橋中、橋は工事中のため通行止め。

そのため、いつもの連休とちがって川原はとても静かです。

 

 その後、沈下橋をでてさらに下流へ。

そこで川は「これぞ四万十川」といった川景色を見せてくれました。

 

 ゴール地点までは、もう少しです。

「さぁ、もう少しでゴールに着くよ」とゲストに告げると、

名残りおしいブラザーズは、わっせわっせと上流に向かって漕ぎあがっていきました。

 

 僻地を流れる四万十川は —都会近郊の川とちがい―

静けさのなかを、ゆっくりとした時間と水が流れるところです(川は時々暴れるけど)。

まだ、なかなか豊かな川の自然をゾンブンに楽しみたければ、

のんびりゆったりとフィールドで過ごすのがおススメですよ。いそがされず、せかされず。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街をぬけて川の中へ

2025-04-27 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「街をぬけて川の中へ」2022年初夏のツアーレポート再掲です。

 最高気温25、7度。

 「いや~今日は、晴れてきてよかったですね。雨をカクゴしてましたが。

遠い街からはるばる車で走ってきた2人に、空のカミサマが2人に太陽をプレゼントしてくれたのかな」

「ほんと、ラッキーです。今日は、めっちゃ楽しみ!!」

 

 4月25日(月)。

600マイル彼方からやってきた、2人の可憐なゲストとともに、初夏の四万十川をくだりました。

美味しいものをこじゃんとカヤックに積んで、薫風のリバーピクニックです。

 

 川原で、漕ぎかたのおさらいをしたあと(2人は湖などでカヤックの経験あり)、トロ場でならす。

そして、少しはやい流れ(メインストリーム)にカヤックをのせて、レッツ・ゴー。

川の自然の中へ。

 カヤックから見あげる雨あがりの空を、

ゆっくりと雲が流れ、雲間から差しこむ陽に、新緑がキラキラとかがやきます。

甘臭くかおる、しめってあたたかい空気(クリの花のような)。

赤紫、若緑、濃緑、萌黄がいろどる山肌に、黄白色のシイの木の花が満開なのです。

 今日の川は、昨日の雨で、少し水位があがってます。

ウグイス色に、にごったお尻の下の水は、いつもよりちょっと流れがはやく、

若葉色の川岸も、はやくながれてゆきます。

手をのばしてふれる川の水が、ヒンヤリ心地よい。川面の水温は、あっ、はかりわすれた・・・。

はじめて川を下るゲストは、移りかわる景色とながれに、わー、きゃーと嬌声を上げました。

 川原に上陸し、のんびりお昼を食べていると、かっと陽がてりつけて、もう夏のように暑い。

暑さにガマンできなくなったゲストは、ドボンと川に飛びこみました。

 お腹いっぱいで、再びカヤックにのりこみ、

どんぶらこどんぶらこと川を流れてゆけば、フネの上で、うつらうつらフネを漕ぎたくなります。

 

 ロケーションのよい岩間沈下橋の川原に上陸し、ゆるゆるとコーヒータイム。

GWは、観光客でごったがえす沈下橋も、

平日の今日は、いつものがらんとした四万十川の静けさが味わえるのが、ナイスです。

 午後の陽に、キラキラ光る水面を下ってゴール地点へ。

ときおり吹きぬける南風に、岸辺にさいた、キシツツジ、ノイバラの花がゆれています。

そこに、コデマリのような白い小さな花も開きはじめている。トサシモツケです。

初夏の川岸に、ひっそりと可憐に咲く花に、僕らはしばしみとれました。

 

 「移動時間がとても長い旅行だけど、1日ゆっくりと四万十川を下れてよかった。晴れたし。サイコーでした」

そんなゲストの感想を聞いたガイドは、空を見上げてつぶやいた。空のカミサマありがとう、と。

花美しい初夏の川に、笑顔の花もたくさん咲いた、連休前の小さなプラーベートツアーでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レターフロムS12・はじまりはカンガルー大陸・GWツアー・轟沈の初夏

2025-04-25 | レターフロムS

レターフロムS12・はじまりはカンガルー大陸・GWツアー・轟沈の初夏  再掲です。

 谷を吹きぬけるぬくい風が、シイやカシの濃緑の葉を、パラパラと風に散らしてゆく。

常緑広葉樹のうまれたての葉が、春の山肌を赤紫色にいろどっている。

川原の新緑も目にあざやかな4月の半ば、南国土佐の短い春は終わり、季節は長い夏へ。

 

 雨の日は、まだうすら寒いが、晴天時の日中は、夏を思わせるような太陽が照る。

寒暖の差が激しい日々の朝夕は涼しく、虫や蛾も少なく、

焚き火を囲んでキャンプをするには、とても気持ちの良い季節だ。

 

 初夏の甘く薫る風に吹かれながら僕は、ベランダでビールを飲んだ。

CDではスティービーが♪5月初頭にはバラの蕾が開くよ♪と愛の歌を歌っている。

平和なフィールドで遊べる幸せ。でも、もうすぐそこまで「暗雲」がきているのかもしれないけど・・・。

 

 某日。知り合いとその友人2人を連れて、江川崎からカャックで下る。

午前中は雨が残り寒かったが、午後からは晴れてきた。水温19度。

ロールをして水に濡れた僕は、吹く風に体温を奪うばわれ、寒さにブルブルと震えた。

夜は、我が家のベランダで七輪を囲み酒を飲んだ。

面白いコトに、ここにいる全員がオーストラリアのワーホリ(ワーキングホリデー)経験者だった。

僕らは、熱風カンガルー大陸の話で盛り上がった。

 

            

   24000キロの旅

 

             

   川原の石が暖かい

 

 僕が「ガイドツアー」のオモシロ楽しさを知ったのは、

オーストラリア大陸北西部にある国立公園ハマスレーゴージ(峡谷)。

そこで、デイブという親父オージーが行っている「デイブツアー」だ。

その頃の僕は、オフロードバイクにキャンプ道具を積み、

バイトをしながら、シドニーから反時計回りで大陸を旅していた。

ある場所で会った日本人ライダーに「ハマスレーに面白いツアーがあるよ」と教えてもらった。

その話に興味を持った僕は、道中、ハマスレーに寄ることにしたのだった。

 

 ハマスレーの小さな村で、デイブが経営している「ぼろいユース」に泊まり翌日のツアーに参加。

ツアーは、1ディとキャンプコースがある、1ディに参加。

参加者は、同じユースに泊まっていた、イギリス人の男女6人のグループと日本人2人の計8名。

ユースでは、イギリスの女の子達と同室だった。

目の前で堂々と着替えをする彼女たち。僕は大変うれしい反面、目のやり場に困った。

1人の女の子と親しくなった、が、小さな僕は、そのふくよかなボディに押しつぶされそうだった。

うーむ・・・先方の申し出はつつしんで辞退したのであった。

 

           

 鳥に話かけるミスター蜘蛛男

            

  ゴージを進みプールへ

 

 一行はまず、乾いた赤土獏の大地のさけ目にそって、ゴージの底まで歩いて下りた。

底には冷たくきれいな水の川が流れている。流れの脇の岩々をぬうように、そろそろと進んで行く。

ゴージの中は、自然が創ったふくざつな地形の岩場だ。

大きな岩をトラバースしたり、ロープを伝って岩場を登ったり降りたり、

時には、荷物を浮き輪や頭の上に乗せ、流れを泳いで対岸に渡った。

なかなかスリルに満ちているだ、このツアーは。

底の水の流れがプール状になっている場所では、岩場を4~5メーター登り、そこからプールにダイブして遊んだ。

そんな時デイブは、皆が苦労してこわごわ登ってる脇をスルスルとあっという間に登って行く。

そして、皆が来れないような高さの所でひとり嬉しそうに笑っていた。

 

           

 キレイな水とたわむれながらいこう

           

  サイコーに楽しかった一日

 

 「スパイダーマン」というデイブのあだなに一同納得。

ツアーの最後は、天然の岩の滑り台から天然プールへの飛び込み。

地上は乾いた熱風だけど、このゴージの中は涼しく、

底を流れるキレイな水とたわむれるのは、なんともソーカイでユカイだった。

参加者の笑顔が、ピカピカと楽しげに輝いている。

英語のヒヤリングが、イマサンの僕には、このフィールドの自然を解説する

デイブの話は、正直、よく理解できない部分も多かった。

それでもデイブが、ここの自然を「こよなく愛している」コトはよく伝わってきた。

そしてこのオモシロ楽しい体験が、今の僕の元(種)となったのだと思う。

 

「ゴールデンウィーク・ARKツアー」

 ゴールデンウィークも間近となった4月25日~26日。

台風のような激しい雨と風が、四万十を駆けぬけて行きました。

四万十川は、平水時よりも約3メータの増水となる。

うーむ。1日からのツアーは大丈夫であろうか?

「もうこれ以上降らないでくれ!」

天にも祈る気持ちで、僕はテルテル坊主を部屋の中につるした。

その後、雨は降らず順調に増水は引いたが、GW連休の川は、まだ水量多く笹濁りに。

 

             

  また遊びにきてね!

             

   朝食はリゾットです

 

 連休に入ると、いつもは静かな四万十川の川原も、カヌーイストやキャンパー達のテントでにぎやかだ。

川沿いを走る国道(酷道)441号も、県外ナンバーの車がどっと増えた。

こうなると、狭い道(酷道)での対向車とのすれ違いが、なかなかタイヘン。

面白いのは、僕らから見ると

「にぎやかで混んでるなぁー」との印象もゲストの皆に言わせると、

「えっ!これで混んでるんですか?こんなに人が少なくのんびりしてるのに!」となる。

 

 山肌には、黄土色のシイの樹の花が目立つ。

川岸には、四万十に初夏を告げる、トサシモツケの小さな白い花が可憐に咲いている。

 

 1日、空には雲が多く、水に濡れると風がやや肌寒い。

翌2日も天候はさえず、3日~4日のキャンプツアーは、終始雨模様となる。

そして皆が帰った5日には、素晴らしい青空となるのだから、「イヤんなっちゃうね・・・」。

 

            

  雨でちょっとザンネン

             

   今夜はシュハスコ

 

 この数年、GWは増水してたり、天気に恵まれなかったりしている。

ゲストの皆に、初夏の光溢れる四万十川の素晴らしさを、存分に味わって欲しかったのに・・・。

泣く娘と天気にはいつも負けてしまうのでした。

それでも、ツアーに参加してくれたゲストの皆さん、どうもありがとうございました。

これに懲りずに、ゼヒまた四万十に遊びに来て下さいね。

次回は晴れたピカピカに輝く、四万十川を楽しんでいってもらいたいなぁ。

それと、今回のツアーを手伝って下さったスタッフの皆さん。

協力してくださった関係者の方に心よりお礼を申し上げます。

 

「テルミちゃんスペシャルコースに突入す!」

 それは1本の電話から始まった。

「もしもし佐野さん?明日、休みが取れたんで川下りに行きたいのだけど・・・」

電話の主は、時々このレターに登場している四万十の写真屋テルミちゃん。

去年の夏の終わり、それまでのゆるーい流れが多いコースのカヤッキングに物足りなった彼は、

僕と一緒に少し速い流れ(瀬)も多くなる江川崎の上流を漕ぎ、途中の瀬で「轟沈」。

そして、ニガ笑いを浮かべながら川を流れていった。

愛用の高級一眼レフカメラとともに。(閉じ方がゆるかった防水バックは、浸水。カメラはフリーズ・・・)。

*レター3もしくはテルミちゃんのHPをみてね。

今年も懲りずに・・というか、なんとマイカヤックを買う気になったらしい(やったー!パチパチ)。

その計画に1枚かんでる僕が、協力しない訳にはいくまい。

まして、仕事が忙しいテルミちゃんの今シーズン初川下りなのである。

「オッケー牧場!!じゃ明日、9時には家に来てね」僕はさむいギャグを交えた返事をした。

 

 翌日。天気は快晴。車2台で江川崎へ。

江川崎のスーパーで昼食を買い、ここで僕は本日のコースを発表した。

「えー今回は前回よりも上流に行こう。

前回のスタート地点に車を置いてそこが今日のゴール。このコース、

前回よりも瀬が多いけど・・まあ、大丈夫でしょう、なんとか下って来よう」

テルミちゃんの顔が、一瞬ひきつったように見えた。

 

 江川崎カヌー館より約5キロ上流の中半家の沈下橋。

ここにテルミちゃんの車を置く。ここが本日のゴール。

そこから僕の車でさらに上流へ。

川の流れを下見しながら、カャックを積んだ車で上流に向かう。

江川崎より上流は、「川相」も変わる。下流にくらべ川幅、川原もせまくなり山肌を近くに感じる。

川の中に岩が乱立し、水は(瀬は)その間を縫って流れて行く箇所が多くなる。

 

 車を走らせながら今日のコースの説明をテルミちゃんにした。

「今日のコースは瀬が多いからね。1~2級の瀬が多いけど、2、5級の瀬も1ヶ所有るよ。

ゴール近く、奥半家沈下橋直下の瀬には、

瀬の真ん中に沈下橋の橋脚があって、張りつかないように充分な注意が必要だよ」

テルミちゃんは、ぎこちない表情で、僕の話を聞いている。

「迷いは禁物よん。橋脚と橋脚の間のながれをしっかり漕ぎぬけるコト。

以前、ここでファルト(折り畳みカヤック)が、橋脚に張りついてっからね。

僕は何度かこのコースを下ってるけど、細かいところは忘れている。

ヤバそうなところは瀬の手前で止めて、 下見をしてから突入しよう!」

 

 陸路で約15キロ上流に走り、十和村十和温泉の対岸の川原からスタート。

僕らは装備をつけて、カヤックの狭いスペースに荷物を押しこんだ。

テルミチャンは前回、一眼の高級カメラを駄目にしてしまった経験を生かし、

防滴仕様の中古デジカメを用意してきた。

準備をしながら僕はテルミちゃんに聞いた。

「どきどきしてる?」 

「今サイコーに緊張してます。まさか・・前回と同じコースだと思ってたので・・・・」とテルミちゃん。

「Oh!! It's Too Late!!なんとか、がんばって下ろう!」とお気楽な僕。

 

 今日、このコースに、テルミちゃんを連れてきたのには、とても深ーい理由が・・・ない。

ただ単純に、僕がこのコースを下りたかっただけである。

もちろん、僕はかれを連れて下る自信があるからだけど。

しかし、そのおかげで、自分が思いっきり瀬を攻めて楽しむことはできなかったけど。

 

 出発したばかりのテルミちゃんは体の動きがぎこちない。

半年ぶりのカヤック。初めて下るコースだムリもない。ミラーニューロン?思わずこちらも緊張してしまう。

下り始めてすぐに小さな波、1級の瀬。初っ端でまだ体がなれないので慎重に行く。

ストップのサインでテルミちゃんを待たせた僕が、先に瀬に突入!!

そして、瀬の下流でゴーサインを出すとテルミちゃんが下りはじめる。

テルミちゃんは、まだイマイチ真っ直ぐ漕げない

カャック(回転性が良い)にふりまわされながら、必死の形相で下ってきた。

 

 水がゆるやかに流れる区間では、瀬の中でのターン、流れの横切り方、

バランスを崩した時の対処の仕方、などを練習しながら行く。

でも、まずは今乗ってるカヤックをちゃんと真っ直ぐ漕げるコトが大前提なんだけどね。

 

 天気は快晴。気温は25~27度ありそうだ。水温19度。

やや風があり、体が水に濡れると風に体温をうばわれ、さぶい。

川は平水時よりも若干水量多く、透明度は3メータ位か。

沈しそうなんだけど、なんとかふんばって、なかなか沈しないテルミちゃん。

いくつもの瀬をこなした僕らは、コースを半分以上くだり終えた川原に上陸&ランチタイム。

 

 周囲からは人目の届かない川原。

濡れたシャツをぬいだ僕は、パンツも脱ぎすて真っ裸になった。

濡れた物を着てるより、よっぽどあたたかくカイテキだ。

僕は、誰もいない大自然の中で、生まれたままの姿でいることの気持ちよさを知っている。

それを教えてくれたのは、オーストラリア、小笠原、西表島のでっかい自然。

 

 「さあ、コース後半は本日最大の瀬が待っている。気合を入れて行こう」

1~1、5級の瀬をいくつかこなすと、奥半家の沈下橋が遠くに見えてきた。

そこは、白く波立つ瀬の真ん中に橋脚があり、漕がずに流れにのると橋脚にぶつかって沈をする。

そして、へたに横からぶつかると、カャックが橋脚に張り付くおそれもある・・・。

瀬の真ん中の橋脚、その右の橋脚か左の橋脚、どちらかの間に

スバヤク狙いをさだめ、しっかり漕いでクリヤーしなければならない。

(流れを下る時は、艇が水流よりも速ければ、艇がコントロールできる)

 

 僕より少し遅れのテルミちゃんは、流れの右端にいた。

僕は、「右っ!真ん中から右っコース!」と振り向き指をさして叫んだが、瀬音で聞こえないらしい。

必死のパッチのテルミちゃんは、先に真ん中から左を通過してゆく僕と、同じコースをとろうとしている。

「あっちゃー」

流れの速さに負けた彼のカヤックは、左側の流れによせきれず、真ん中の橋脚にバウが激突!

次の瞬間、カャックがゆっくりと横倒しになった。沈!

僕は、カヤックと一緒に流れてくるテルミちゃんをレスキュー。

寒さと恐怖心の両方だろう。陸に上がってからもしばらく、テルミちゃんは震えていた。

 

            

  おおっ、かっこいいぞ!

            

   流されるテルミちゃん

 

 そこからすぐ下流には、本日最大の瀬、通称「茶壷の瀬」がある。

テルミチャンをとろばで待たせた僕は、瀬に近い川原にカヤックをおき、下見をした。

ここは、水路が3つに分かれている、2、5級の瀬。

川が増水すると、瀬の流れが変わったりする事もあるので下見は不可欠だ。

真ん中の水路を行く。

テルミちゃんも必死に漕いで、ここは無事クリアー。

しかし、油断したのか、そのすぐ下流の小さな瀬で、隠れ岩にひっかかり本日2回目の沈。

ひきつり笑いを浮かべ、なすすべもなく流されて行くテルミちゃんを僕はデジカメで撮る。

 

 沈脱すると体力をひどく消耗する。

久し振りに漕ぎ、2回も沈脱したテルミちゃん。

ゴールにたどり着いた頃には、もうヘロヘロで、ノックダウン寸前であった。

「テルミちゃんマイカヌーの進水式は、もう少し下流の(流れがゆるい)ゴールデンコースでやろうね」

これが、今年の初夏のデキゴトなのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の川すいすい

2025-04-05 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「春の川すいすい」2014年春のツアーレポート再掲です

ときどき 最高気温19、5度。

  「今日の四万十川は、週末の雨で水量が増え、いつもより1メータほど水位が高いです。

川は、水位があがるにつれ水の流れが速くなっていきます。

本日のコース、いつもは流れがおそく、しっかりとパドルで漕がないと下れませんが、

流れの速い今日は、あまり漕がずにグングンと下ってゆけます。

そんなわけで、今回の半日のツアーは、下る距離をグンと延ばし10キロのコースをとりました」

 

 「春雨を あつめてはやし 四万十川」

今日は、カヤックですいすいと春の川を下ってきました。

*通常半日コースで下る距離は、4~6キロです。

 集合は10時。

早朝の強い北風は、川を下るころには弱まりました。ラッキー!

 

 春霞の空からこぼれた陽が、やわらかな光で水面を照らしてます。

新緑と花がかがやく岸べから、ウグイス、カジカ蛙の恋歌が聞こえてきます。

笹色の川を流れてゆくサクラの花びら。その川面の水温は、14度。

川は、自転車をゆっくり、ときに力強く漕ぐほどの速さで、カヤックを下流にはこんでくれます。

 

 四万十川をカヌーで下っていて、

「いいなぁ」と思うことのひとつは、その静かさです(流域にとても人が少ない)。

春の観光シーズンをむかえた川。

沈下橋には、観光客の姿もチラホラと見るようになったけど、

ひとたびカヌーで川にくりだせば、人気のない景色、自然の音の中を下ってゆけます。

 

 まだ寒い北の国から来た2人は、

春いっぱいの川景色を愛でながら、カヤックでゆっくりと下ってゆきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月3日(月)のつぶやき(リブログ)

2025-04-02 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

大きな橋から見おろす岸辺に紫色の花が見えます。

おっ、咲きはじめましたか・・・。橋をくだり崖をのぼり花咲くところへ。

少し汗ばんだ僕を、ヒンヤリ冷たい川風とフジやキシツツジの花々がむかえてくれました。

初夏近し。今日の最低気温は、9、3度。

 

 最高気温23、5度。晴れときどき曇り。風さわがしい午後です。

「春なのに、秋色になるのはなに?」

それは竹です(竹は春に黄変する。これを、竹の秋という。筍に栄養分を費やすため。

逆に、秋には、筍が一人前の竹となり、若葉を茂らせる。これを竹の春という)。

春になると、近所の方から、タケノコをいただくことがあります。

この春もまた、とれたてをどっさりと。

 

刺身はもちろん、焼く、煮る、揚げる。うーむ、食べきれるかな・・・。

これからしばらくは、タケノコ漬けの日々となり、気がついたらタケノコになっているかもしれません。

「ある朝、さのがなにか気がかりな夢から目を覚ますと、

自分が寝床の中で、巨大なタケノコに変わっているのを発見した」。タケノコマン誕生です。弱そうだ・・・。

 

南国をながれる川。その川岸には(植生の特徴のひとつとして)、竹林がよく見られます。

種類は、細いヤダケから太いモウソウチクまで、7~8種ほど。

竹には、食べる以外にもさまざまな使いかた、遊びかたがあります。

・テーブルやイス、竹とんぼなどの竹細工・竹炭・流しソーメン・竹いかだ・竹炊飯・竹竿

・夏の川原に置いた、長く太いモウソウチクは、泳ぐ人たちのフロートがわりに。

そして、酒飲みには、青竹のコップに酒を入れ、焚き火で燗をつけたカッポ酒がオススメです。

青竹の油分が酒にとけこんだカッポ酒は、2級酒が特級酒になる、といわれるほど、香りよく味が深くなります。

あと、個人的には、強い風に竹林がカラカラ鳴る音を聞くのが好きです。

 

食べる、使う、遊ぶ、いろいろな楽しみかたができる竹。

四万十川流域でキャンプをするとき、カヌーでくだるときは、

竹文化にも目をむけ、ふれてみると、またあたらしい視点で川を、自然を見ることができますよ。たぶん。

*土地所有者の許可なく、かってに竹を切ったり採ったりは、もちろんできません。

花の春。オンツツジも咲きはじめました。

 

 

坂本龍一さん死去 生前には県内の森林保全にも強い関心|NHK 高知県のニュース

【NHK】「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」のメンバーで、映画音楽でも世界的な評価を受けた坂本龍一さんが3月、71歳で亡くなりました。…

NHK NEWS WEB

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月1日(土)のつぶやき(リブログ)

2025-04-01 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

やわらかな朝日がてらす沈下橋を、少し冷たい風がわたっていきます。

コーヒー片手にぽけっと川見をする耳に聞こえてくるのは、カジカガエルや鳥の歌、瀬音。

芽吹きの季節をむかえた岸辺は、萌黄から濃緑までさまざまな緑色にいろどられてます。

うーん、ビューティフォー。

今日の最低気温は、8、7度。

 

 

寒波越え甘く…宿毛小夏の収穫始まる | 高知新聞

たわわに実った宿毛小夏の収穫作業(宿毛市宇須々木) 高知県宿毛市で甘く爽やかな宿毛小夏の収穫が始まっている。同市宇須々木の久保農園では寒波被害のため出荷量は減る...

 

 

 最高気温24、8度。午後も晴れ。

川をふきぬけるあたたかな春風が、萌黄色の岸辺をザワザワと鳴らし、

ときおりヒュウ―と、ひときわ強く吹く風が、咲きおわりのサクラの花を吹き散らしていきます。

「空をゆく ひとかたまりの 花吹雪」高野素十

サクラの花がおわれば、フジやサツキも咲きはじめる南国土佐は、もう初夏の気配に。

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

4月は、6日が満月です(ピンクムーン)。

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、卯月の月をのんびりながめてみては?

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

 

「満月のひかりを沈下橋で浴びた2人は結ばれる」とこのあたりでは言われます。

ウソです。これは今、僕がかってに思いつきました(エイプリルフールということで・・・)。

でも、—緑のなかを青くながれる 昼間の川景色とはまるでちがう表情を見せる —

神秘的なムーンリバーは、きっと2人をめっちゃロマンチックな気分にしてくれますよ。ぜひ。

 

あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

6日、かわらでおつきみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。

さのねこ拝 *画像は、11月。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レターフロムS13 ホタルの川とトホホな海

2025-03-30 | レターフロムS

「レターフロムS13 ホタルの川とトホホな海」再掲です。

 5月の第3週。

日本の南海上を北上する台風の進路がとても気になります。

週末には、ツアーが入っているのです。

こまめに気象サイトとにらめっこをする僕は、その予想進路に一喜一憂。

参加者とフィールドの状況についてメールでやりとりしながら、

当日の四万十川の状態を予想し、ツアー可否の最終判断をしなくてはいけない。

去年、この時期に台風に直撃された川は、

沈下橋が泥水にもぐるほど増水し、まだ小ぶりなアユやホタルのさなぎは流されてしまいました。

 

 台風は、当初の予想進路よりも大きく南の海上にそれそうです。

でも、前線が四国にかかっているため、大雨(雨量)がシンパイ。

ダダッ!ダダッ!

屋根をたたく雨音が強くなる度に、チッ!と舌打ちをしてる自分に気づき、思わず苦笑いです。

いつもは恵みの雨とか言ってるくせに・・・・。

「ドント ウオーリ マイト!」 「ティキリィジィ!take it easy」ですね。

 週末は天気が回復しました。

シンパイした川の水位は、少し高くなったていどですみました(水は笹濁り)。

予想よりもいい状況のフィールドに、ホッとしました。

土曜日のツアーは、空が曇りがちで少しザンネンだったけれど、日曜日のツアーは、バッチリ晴れてラッキー。

最高気温27度。増水した水が残る川の水温は(平水時よりも低く)、19度。

初夏のまぶしい光、すきとおった風、ヒンヤリした水が、心地よいツアーでした。

カヤックから沈脱し川を流れたTさんは、水の冷たさと太陽のぬくさが身に染みる1日となったようですが。


 某日。

四国西南部、大月町柏島の海は、足摺宇和海洋国立公園の一画。

魚の種類も珊瑚も豊かな南国の海は、エメラルドグリーン。西日本人気ナンバーワン、ダイビングスポットです。

今日はこの美しい海で、関西からの修学旅行生達が、釣り、シュノーケル、シーカャックを体験。

僕は、シーカャックのインストラクターとして参加です。

準備段階の昨日は、夏を思わせる晴天だったのに、今日は曇天。おまけに風も吹きはじめました。あらら。

 

 もう1人のインストラクターとして連れてきた友人のテルミちゃんは、

今日がイントラとしてのデビュー戦。な、の、に2日酔い・・・。

青い顔をしてうつむきかげんのテルミちゃん、トホホなのでした。海にエサまかないでね。

240人を6クラスに分け、1クラス40人、各組40分のカヌー体験。

僕は、6~7分でチョー簡単に漕ぎかた、

乗りかた、漕げるエリアを教えたあと、子どもたちをカヌーに乗りこませ、海で遊ばせました。

 

 強い向い風に子どもたちは、すぐに風下に流されてしまう・・・。

わっせわっせと風上に漕いでもどり、ちょっと海とたわむれて、ハイ時間終了~。短っ!!

「主催者は、なんでこんなやりかたするのかな?生徒は楽しいのかな?」

これまたトホホ・・・なのでした。

まあ、大人数の修学旅行生の体験カヌーは、どこもこんなものでしょうけど・・・。

それにしてもここの海はキレイだ。 

今度はプライベートで、カヌーを漕いだり、シュノーケリングをしてのんびり遊ぼう、と思いました。


 5月29日。気象庁は、四国地方の梅雨入りを宣言。

いつもの年よりも、一週間早く四万十に雨の季節がやってきました。

その日の夕刻。友人に用事をたのまれ、上流の大正町まででかけた僕は、

用事をすませた後、帰路、ところどころでホタルの光りをながめました。

今頃がピークなのだろう。本流でも沢山の「ゲンジボタル」の光が舞っています。

水のきれいな支流は、さらに数がおおい。幻想的なホタルの命の点滅に、しばし時を忘れ見入ってしまいました。

 

 それから1週間後。

2人の素敵なゲストが、忙しい都会の日常をちょっと抜け出し、ホタルを見るため四万十へやってきました。

僕らが、黒尊川(四万十川の支流)上流、黒尊渓谷に着くころには雨がやみ、

やがて雲の切れ間から、青空も見えるように。ラッキー!ハッピー!

渓谷の新緑の森のなか、渓流の瀬音をききながら、夕食を食べ、お酒を飲み、夜の闇を待つ。

そして、あたりがしっかりと暗くなると、淡い光りを点滅させながら、ホタルがふわふわ飛びはじめました。

「うわっっ、キレイ!すごい!こんなに光るとは思わなかった」

と、ゲストの2人は、ほとんど初めて見るホタルの幻想的な光りにカンゲキ!

その声をとなりで聞いた僕は、「良かったぁー」とココロからうれしく思いました。

 

 渓谷付近ではホタルの数が少なかったため、さらに下流のポイントに移動。

下流では、数多くのホタルがその美しい舞を見せてくれました(先週のピーク時より数は少ないけど)。

黒尊から本流に向かう狭い道では、たくさんの鹿たちが車の前を駈けてゆく姿も見られました。

黒尊山塊:熊のコル 初夏

熊のコルには、ブナ林が残されてます。

 今宵の川は、ムーンリバーならぬスターリバー。

黒尊川から四万十川に移動した僕らは、星降る川にカヌーで漕ぎだしました。

黒々とした山の稜線にかこまれた夜の川。頭上には、無数の星がまたたいています(ホタル光も)。

ゆらゆらとワイン片手に、ゆるゆると夜の川を下ってゆけば、聞こえて来るのは風の声、パドルの音、野生の息吹。

なんだか別の惑星にまぎれ込んでしまったみたい・・・あまりに幻想的すぎて。

 

 翌日は、黒尊川の清らかな流れとたわむれて、のんびりと過ごした後、昼過ぎに解散です。

短い時間だったけれど(何度か昼間のカヌーツアーに参加しているゲストが)

四万十の夜の自然も堪能できたアレンジツアーでした。Mさん&Yさん、サンキュー!

 

*通常のツアーではナイトカヌーは行ってません(ホタルの季節、満月時などにツアーを提案することはありますが)。

もちろん僕は熟知したフィールドですし、シラフです(念のため。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月29日(水)のつぶやき(リブログ)

2025-03-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

春眠あかつきをおぼえず、などとほざき、せんべえ布団のなかで、

のんびり3度寝をきめこんでいたら、ん?今日は、分別ゴミの日ではないか、と気がつきました。

(わっ、もう、8時だ。8時までに出さなければいけんのに)

急いで着替え、ゴミ入りザック背負って、わっせわっせとゴミ集積所までチャリをとばす。

 

ゴミをだしたあと川へ。

ヒエヒエ川風が、うっすら汗ばんだカラダをひやしてゆく。

起きたての耳をみたす、鳥やカエルが奏でる春のしらべ。

そして、春の(遅い)朝の川景色をながめながら誓うのでした。明日からは、もっと早くおきっぺ、と。

春はあけぼの、ともいいますし・・・。

今日の最低気温は、3、9度。

 

 最高気温21、2度。午後も晴れ。

陽ざしぬくい川に吹く南風が、

萌黄色の岸辺をサワサワと鳴らし、満開のサクラの花をハラハラと散らしていきます。

春の大川(このあたりの四万十川の呼び方)は、サラサラ流れ、

花晴れの明るいひかりのなかで、鳥が歌い、蝶が舞い、トンボが飛んでます。

ん~春風駘蕩。

 

もう散りはじめた今年のサクラ。儚いからこそ美しいサクラ。

僕は、サクラの花をみると、

「花に嵐の例えもあるぞ さよならだけが人生だ」宇 武陵 和訳 井伏鱒二氏

「いつでも遊びに励め 人生には締め切りがあるのだ」という言葉(故 野田知佑)を思い出します。

 

野田さん。もう一周忌なのか。時が経つのは、はやいなぁ・・・。

あと、何度サクラを見られるのかな?

それは、誰にとっても「God  only knows」。

なので、遊べるうちにしっかり遊んでおきませう。他人の目を気にして生きるのはやめて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月27日(月)のつぶやき(リブログ)

2025-03-28 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

ひさしぶりの朝日のまぶしさに目をほそめる朝です。

川へ。春霞の青空と春濁り(笹濁り)の川のあいだに吹く北風が、

水辺の菜の花を、岸辺の満開のサクラの花をやさしくゆらしています。

「桜咲き らんまんとして さびしかる」細見綾子 

今日の最低気温は、6、3度。

今朝の沈下橋。

咲くサクラ。

散るツバキ。

  最高気温20、5度。午後は、晴れときどき曇り。

おだやかな春の陽ざしのなか、サクラがいっせいに咲きほこる岸辺は、春爛漫といったところです。

少し冷たい風のなかで、鳥やカエルたちも、春のヨロコビを歌ってます。

 

「花晴れの もったいなくも 月曜日」*本句は、秋晴れの。

しかし、ヒマだけはたっぷりあるサンデー毎日なさのは、

満開のサクラの木のしたにすわり、白ワインとチーズで一杯、また一杯です。

花と川を愛でながら。「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ」などとひとりごちながら。

それは、いわゆるひとつの少確幸です。すまぬ、すまぬ。

 

でも、いいことばかりはありゃしない。

家にもどってから(お気に入りの)サングラスがないことに、気がついたのでした。

頭にのせているコトをすっかり忘れてたパターンです。よくやります。どこさいった・・・。哀号。

春にうかれて大切なものをなくさぬよう、皆さんもお気をつけて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする