goo

私の履歴書(作詞編) その9

「雪雲です」

1999年にAGPギターのでんどーさんが作詞、作曲した曲。

この季節、雪が降りそうで降らないようなどんよりとした曇り空、ちょっとだけ日差しが差すような、そんな日に散歩するときにぴったりな曲だと思っている。
なんとなく、雪が降った次の日に、まだ融け残っている雪を踏みしめながら歩くときに最もふさわしいのではないかなぁと感じていた。
実際に先日雪が降った次の日に、ボコちゃんを連れてこの歌を歌いながら散歩したんだよね。
私のAGPの中でも大好きな曲の一つ。

この曲ができたのは、私が「ポインセチア」を書いた後だったか、前だったか。
自分が作詞するにあたって、こだわりとして「情景が思い浮かぶ詩」というのがあった。
でも、それを満たそうとするあまり、どうして私の書く詩はこんなにも長々と説明的になっちゃうんだろう…と考えていた。
この曲のデモテープを聴いたとき、真っ先に「やられた!」と思った。

あー、なんて素直で純粋でやさしい詩なんだろう。
それでいてわざとらしくない。
シンプルな表現で、まざまざと情景を思い浮かばせてくれる。
また詩の中で素材の味を活かしているのもたまらなかった。
雪、ゴアの靴、毛糸の帽子。
これだけで、とってもやわらかな日差しと、やさしい気持ちが感じられた。

そういう意味で「やられた」。
目指していたけどよく見えなかったゴールを、この曲が示してくれた…というか。

とにかく、でんさんの歌声&ギター弾き語り(もちろんバンド曲としても)で、皆様にも一度聴いてもらいたいなぁっと思うような一品。
実際に、初めてライブでお披露目したときのお客様の反応もすこぶる良かった。
キーボード(オルガン)のメロディーも好き。

「雪雲です」
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« めとる 「雪雲です」 »
 
コメント
 
 
 
恥ずかしながら (でん)
2006-01-29 00:04:40
非常にこそばゆい気持ちですが、素直にありがとうとお礼を言います。

ただちょっと修正



僕のこのうた 君の指先に 触れられれば

              ↓

僕のこのうた 君の指先をあたためられれば



最後の一行

僕のこのうた きみのこころに届けばいいのになぁ



最初にバンドメンバーに配った歌詞も(コードも)ちょっと間違ってましたね。そういえば。



つばさの歌詞もいつもすごいなぁと思っています。全て自分の体験をそのまま歌詞にしてるのではと思わせるようなリアルさがあって、主人公の感じていることがヒシヒシと伝わってきます。
 
 
 
でんさん、ごめんなさいー (AGP管理人)
2006-01-29 02:06:54
あー、私としたことが。まちがえて載せるなんて。

本当に申し訳ありません。

作者の細かいこだわりって、すごく重要なんですよね。たとえ一文字でもそこには気持ちがこもっているんですよね。



とりあえず直しておきましたが他にももしあった教えてください。漢字の使い方も。「暖める」と漢字にしたけどよかったかなぁ。



リアルな詩、めざしているんですよー。

でもあんまり生々しいのもなんですよね…。ほどほどにしないと(笑)
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

Copyright:(c) AGP管理人 2002-2016 All Rights Reserved.