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私の履歴書(作詞編) その2

「君の赤ちゃん」

思えば、この曲が初めての作詞経験だった。
作詞と言っても、まともには書いていない。
ほとんどをリーダーに書いてもらった。

そうだな。ほぼ9割くらい。

私はアイデアを箇条書きにして、リーダーと(確かマックだったっけ)打合せして、というより、「こうしたい、ああしたい」と言っていただけ。
それが、あんないい曲になるとは…。
(自分で言うな。)

赤ちゃんをテーマにしたかったのは、ちょうどこれを作詞した1年前に姉が出産して、そのときの気持ちをなんとかして残したかったから。

本当に桜の花びらがちらちら舞い降りている季節に、私にとって初めての甥っ子が生まれた。
姉が出産したその日に病院に行くと、私の両親と義兄が病院の待合室で、ほっとしたような、うれしいような、疲れたような、そんな表情で座っていた。
そして姉の病室へ行くと、疲れきった表情の姉と、窓からは桜の花びらが舞うのが見えていた。
姉の横にはついさっきまで姉のお腹の中で動いていたはずの赤ん坊が眠っていた。
いつか、この気持ちを何かの形で表現したい。
と、このとき思った。

構想から1年して、やっと念願がかなった形になった。
1年間暖めていたというよりも、詩を書こうと思ってあのときの気持ちがよみがえった、と言ったほうが正しいか。
歌うのがリーダー(男30歳)だということを考えて、「妻に子供が生まれて、父親になった男の気持ち」をテーマにした。

リーダーは人をやる気にさせてくれるのがとてもうまい。
そして、その後のフォローもさすが。
このときも、
リーダー「箇条書きでもなんでもいいから、とにかく何か書いてみろ!」
と言ってくれて、じゃあ箇条書きからってことで私も書くことができた。
そして、その汚い箇条書きに見事に命を吹き込んでくれた。

曲は、「星のラブレター」(←「君に~会いに行くよ。君に会いに~行く~よ~」のあれ)のイメージで。
というずうずうしいリクエストまでくっつけて。
編曲はじゅらくさんがやってくれた。

初めてライブで演ったその日の打ち上げのとき、何人かの人から
「あの曲よかったよ~。」
って言ってもらえて、すっかり気を良くした。
ほとんどリーダーが作ってくれたんだけどね…。

聴いたあとにサビの部分が耳に残るので、自分でもよく口ずさんでいた。
あのときのマックでした打合せは本当に楽しかったな。

ありがとうリーダー。

「君の赤ちゃん」
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