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「君の赤ちゃん」

作詞:管理人&リーダー
作曲:リーダー
編曲:寿楽
1998

そうだね 桜の花が舞っていた 君は知ってるかい?
僕には美しかったよ いつもは花なんか見ないのに

おなかが大きくなった君が うれしそうに言ってたことは
「腰にくる痛みの分だけ 元気な赤ちゃんが生まれてくるの」

   僕は悪いけどそんなこと知らなくて その日までいつもの僕のままだった
   急な電話で呼び出された 病室で握り返す君の手が強くなったその瞬間(とき)

君の赤ちゃん 君のきょーれつな声と一緒にでてきたんだ
失神なんかしなかった僕の震える頬を 熱いものつたった

小さな赤ちゃん 僕の赤ちゃん そうか今日がこいつの誕生日になったんだね
新しくできたこのイベント まだ僕には意味わかんないけど


周りは慌しくなった そして君がずっと大人に見えてきた
泣いたり笑ったり 忙しい赤ちゃん 君の方へばかり手を伸ばしてる

新入りの分際で我が物顔 僕の君を独り占めしてる
僕が三年かかった愛(きみ)は もうこいつの虜になってる

   泣くことで僕を責める術(こと) 覚えたこいつは まるでいつかの君みたい
   風呂に入れて ご飯やって オムツ替えてるのに 最後はいつも君の方で笑っている

君の赤ちゃん 最初に言った言葉は「まま」だったね 思ってた通りだ
本物のミルクは僕には無理だからか 二人の世界に入れないでいたけど

君が赤ちゃんを抱いている姿 こいつの澄んだ瞳がなんだかとても愛しくて
こいつが僕らに加わった意味 少しずつわかりはじめた


なくしてくもの 生まれてくもの その全てに意味があるとして
三人目の僕の分身は これから生きてく僕の証なんだろう


今は「まま」ばかり 早く「パパ」と呼んでよ 大きくなったらギター教えてやるから
その時こいつの半分は僕のものになって そして僕らもこいつのものになってく

これから三人で あの坂道を川の字になって歩いていくんだね
なんでもない二つの笑顔 二つの安らぎ それは全て僕のもの

ねぇねぇ笑ってよ もっともっと笑ってよ 明日も頑張るから きっと頑張れるから
「君の赤ちゃん」が「パパ」と呼べたとき 僕もついに親父になれた

私の履歴書(作詞編) その2
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