金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【欧州GⅠ回顧】 インターナショナルSとヨークシャーオークス!

2021-08-21 07:27:36 | 競馬

 まずは8月18日(水)に英国ヨーク競馬場で行われたインターナショナルステークス(GⅠ:3歳上 芝2050m)ですが、勝ったのは昨年の仏ダービー馬で、今年のキングジョージ6世&クインエリザベスSで2着だったミシュリフ。2着以下に6馬身差の圧勝で、一躍、10月の凱旋門賞の最有力候補の1頭に名乗りを上げました。人気だった昨年の英オークス馬のラヴは、勝ち馬から離された3着に沈みました。

 このレース、もともとはAオブライアン厩舎で今年の仏ダービー馬セントマークスバシリカが大本命で出走予定だったのですが、直前に怪我をしたため、出走を見送って、急遽僚馬であるラヴが出てくることになりました。ここで、ラヴ対ミシュリフという、凱旋門賞の有力馬同士の激突になった訳ですが、結果はミシュリフの完勝。

 これを見て、凱旋門賞の最有力には、この勝ち馬ミシュリフと、キングジョージでミシュリフに勝った今年の英ダービー馬アダイヤー、そして英ダービー3着で愛ダービーとパリ大賞典に勝ったハリケーンレーンの3頭が浮上して参りました。

 インターナショナルSの前までは、英愛オークスを大差で連勝したディープインパクト産駒の3歳牝馬スノーフォールが、凱旋門賞の前売り1番人気だった訳ですが、上記結果を踏まえて、スノーフォールは、アダイヤー、ミシュリフ、ハリケーンレーンとの並列候補に「一時的に」落ちた恰好になりました。久しぶりに3歳牡馬を中心に、骨のある男馬が揃った感があり、ますます10月の凱旋門賞の行方が見逃せなくなりました。

 

 そんな状況で迎えた、19日(木)のヨークシャーオークス(GⅠ:3歳上牝 芝2370m)勝ったのは、圧倒的な人気に応えたディープインパクト産駒の3歳牝馬スノーフォール後方追走から、長い直線では徐々に前に進出すると、そこからは圧倒的な切れ味を見せつけて、そのまま4馬身差の圧勝。ワンダフルトゥナイトなどの強い古馬牝馬も蹴散らして、これでGⅠ3連勝となりました。

 この勝ち方を見て、またスノーフォールが凱旋門賞の最有力候補へ再浮上。まぁ、冷静に見ますと、スノーフォールとアダイヤー、ハリケーンレーン、ミシュリフの4頭は差のない本命馬群ということ。

 ちなみに、凱旋門賞の最有力候補にミシュリフが入ったことで、2月のドバイ・シーマクラシックでミシュリフに僅差の2着に敗れたクロノジェネシスも、有力候補へ急浮上しています。日本からの参戦馬を含めて、10月の凱旋門賞は大注目です。


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