金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【セレクトセール2024】 売上額更新 3億円超はキタサンブラックとエピファネイアに集中!

2024-07-11 02:12:41 | 競馬

 

 北海道苫小牧のノーザンホースパークで2日間にわたって開催された「セレクトセール 2024」が終了。1日目の1歳セッションと2日目の当歳セクションの合計総売上げが約289億円、1億円超が64頭売上は史上最高額を更新いたしました。

 

 特に3億円以上の超高額取引馬は、キタサンブラック産駒とエピファネイア産駒に集中キタサンブラックは、世界一となった産駒イクイノックス効果が継続中であり、またエピファネイアは、この春のGⅠで4勝という勢いもあって完全復権を果たした感じ。

 その他では、やはりコントレイル産駒が軒並み1億円超で取引されるなど、まだ産駒が走っていない段階では異例の人気を堅持しています。逆に、現在JRAリーディングサイヤー争いでトップを走るキズナについては、初のクラシックホースであるジャスティンミラノを出した割には1億円超の取引が少なく、やや割安感のある結果に。

 

 

 ところで、ワタクシが最も注目したのは、2日目の当歳セッションで、あのマカヒキ産駒の「デロングスターの2024(牡)」が、何と1億5千万円の高額で落札されたこと。

 マカヒキは、ご存知のとおり、2016年の日本ダービー馬。3歳秋には欧州遠征を行い、ニエル賞(GⅡ)優勝、凱旋門賞(GⅠ)は14着に。ただこのあとは、凱旋門賞での泥んこ馬場の激走の影響が出たのか、本来の走りが出来なくなってしまいました。結果として、ダービー馬としては珍しく9歳になるまで現役を続行することに。それでも8歳秋には、亡くなった藤岡康太騎手を背に京都大賞典(GⅡ)をハナ差で勝利これにより日高のレックススタッドで種牡馬として繋養されることになりました。

 ダービー馬としては格安の50万円という種付料もあって、初年度から104頭の種付と人気を集めていました。そのうちの1頭が、前述の「デロングスターの2024(牡)」50万円の種付料の種牡馬産駒としては、異例の1億円超の落札となりました。

 

 実は「デロングスターの2024(牡)」を落札したのは、マカヒキのオーナーだった金子真人HD

 

 もともと金子真人オーナーは、3歳時に凱旋門賞挑戦をさせたマカヒキを、そのあとも大変大切にして可愛がっていたとのこと。9歳まで現役を続けさせたのも、何とか種牡馬として成功させたいという想いから・・だったらしい。

 金子真人オーナーは、マカヒキ産駒として今回唯一のセレクトセール上場を果たした「デロングスターの2024(牡)」を、何としてでも落札したかったのでしょう。その熱意が1億5千万円という数字になったのだと思います。

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【そう言えば・】 東京五輪の... | トップ | 【日経平均が最高値を更新】 ... »
最新の画像もっと見る

競馬」カテゴリの最新記事