金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 函館記念・函館2歳S

2024-07-15 04:13:44 | 競馬

 

 まずは函館2歳S勝ったのは、キタサンブラック産駒サトノカルナバル。4番手追走で脚を溜めます。逃げたサトノアラジン産駒ニシノラヴァンダの前半3ハロンのラップは34秒0と流れる展開に。直線に入ると、逃げ粘るニシノラヴァンダを追いかけて、馬場の中央にアルアイン産駒エンドレスサマー、外からサトノカルナバルが迫ります。大外のサトノカルナバルがグッと抜け出して1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分9秒2。2着には逃げたニシノラヴァンダ、アタマ差の3着にエンドレスサマー、さらに1/2馬身差の4着にエピファネイア産駒ヤンキーバローズ

 勝ったサトノカルナバルは、6月22日の東京新馬戦芝1400m7馬身差勝利に続いて、2連勝で重賞制覇このあとは1400~1600m路線を進むと思われ、秋のサウジアラビアRCか、京王杯2歳Sあたりから暮れの朝日杯FSへ向かうと思います。いずれにしても、ここで賞金を加算したので、好きなローテーションを選ぶ権利を得ました。短距離重賞を使った唯一の懸念点は、かかり癖が付かないかが心配なこと。ここは注意して見て参りましょう。

 2着ニシノラヴァンダは、スピードを活かした好レースだったと思います。この馬も1400mくらいがベストに見えます。3着エンドレスサマーも、もう少し距離はあった方が良いタイプなので、どこかでマイルを試して欲しい気がします。4着ヤンキーバローズ、5着カルプスペルシュも、完全に脚を余していましたので、次はマイル前後で見てみたいと思います。

 

 

 そして函館記念勝ったのは、4歳牡馬のマインドユアビスケッツ産駒ホウオウビスケッツ。好スタートから2番手追走へ。逃げたノヴェリスト産駒アウスヴァールの前半1000mのラップは59秒6とスローの流れに。直線に入ると、2番手からホウオウビスケッツが早め先頭に立ちます。そのまま後続を突き放して3馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分59秒2。2着には、7番手から差してきたハービンジャー産駒グランディア、3/4馬身差の3着には逃げたアウスヴァール、ハナ差の4着には、後方から外を追い込んできたキズナ産駒サヴォーナ

 勝ったホウオウビスケッツは、嬉しい重賞初勝利。ここまで重賞レースでは、惜しい2着3着があっただけに念願の勝利でしょう。また巴賞からの連勝についても殆ど例がないため、この「巴賞勝ち馬が函館記念を勝てないジンクス」も打ち破る勝利でありました。スピードの持続力を発揮した地力のある勝ち方でしたので、秋以降も楽しみになりました。

 2着グランディアは、中団の位置から早めに動いたことが好走要因5歳になって本格化しています。3着アウスヴァールは、絶妙のスローペースに落とした逃げがお見事でありました。逆に、1番人気で4着のサヴォーナは、あまりに位置が後ろ過ぎました。それでも2着3着とは差のないところまで追い込んできています。次に期待しましょう。

 

 


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