先週からの続報をお伝えます。
もなか姫は、何とか食欲を取り戻して、当面のピンチを脱することが出来ました。
6月最終週になって体調が悪化したあと、丸丸4日間、食事が摂れない日々が続きました。猫の場合、4日間も食事が摂れないと衰弱が激しく、そのまま死に至ることもあるため、大きな危機に直面していました。
ただ6月27日(木)の夜になって、ようやくスープ状の食事を求めてくるようになり、金曜日からはペースト状の食事を2時間おきに食べられる状態に。恐らくは、膵嚢胞が破れて腹水が流れ出たか、あるいは体内に吸収されて、消化器を圧迫するものが消えたのだと思います。
そうなると、4日間食べなかったことからくる激しい飢餓感からか、食べても食べても、次を求めてくる状況に。5月の時は求められるままに食事を出していたら、また「吐き戻す」という事態になってしまいましたから、今回は慎重に、小分けした食事を1時間半~2時間のインターバルをおいて出すように工夫。その結果、昨日まで「吐き戻し」なしで体力回復を進めているところ。
一時は「もうダメか」と観念していましたが、もう少し「一緒に過ごせる時間」が得られたようです。
なお人間のケースでも、膵臓癌が進行している患者さんは、膵臓内に腹水が溜まる傾向があって、この腹水が溜まると体調が悪くなるそうです。すなわち、他の臓器を圧迫して、それらの臓器の機能を邪魔するらしい。また、この腹水に管を入れて抜いてしまうと体調が復活して、活動もしやすくなって食欲も復活するみたい。
今のもなか姫の状況と符合するお話です。
近所の主治医の見立てでは、「膵嚢胞」といっても、それが出来る原因は他にあるはずで、それが消えない限り、「膵嚢胞」の膨張と収縮の繰り返しは止まらないとのこと。まさに「膵嚢胞」の裏には、やはり腫瘍性の原因がありそうです。
これからも、「もなか姫が苦しむ時間」が繰り返し繰り返し訪れることになるのは我々も辛いのですが、その一方で、ワタクシと嫁さんも、もなか姫自身も、こうした経験を積むことで、厳しい時間を上手く乗り切る方法を身に着けつつあります。
病気の進行に抗いながら、われわれが一緒に、安寧で穏やかに過ごせる時間を少しでも長く伸ばせればと考えております。