週末はクリスマスというか、有馬記念であります。もうそんな時期になってしまいました。
この時期になると、つい、今年を振り返ることになりますが、個人としては、あまり良いことが少なかった1年でありました。
まず、2月にはただ一人の兄が急逝いたしました。昨年の6月に脳梗塞で倒れてからは、コロナ禍ということもあって、直接の面会も許されないまま亡くなりました。自分の人生に大きな影響を与えてくれた大事な兄との別れが、突然やってきてしまいました。
そして、3月には、39年間務めた職場での最後の役職から退任いたしました。6月の株主総会で取締役も退任、ワタクシのサラリーマン人生の第1ステージが終了いたしました。まぁ、これについては、よくも最後まで勤め上げることが出来たなぁと、会社に対しても、一緒に働いてくれた同僚に対しても、ただただ感謝の一言でありました。
しかし、それも束の間、7月に新たな職場に赴いた直後に、新型コロナに感染。ワクチンのお陰で1週間程で陰性になりましたが、そこから2か月近くも空咳が止まらず、念のために病院で診察してもらった結果、下された診断が「間質性肺炎」。診断されてからの5年生存率が36%という、癌よりも性質の悪い病気に侵されておりました。やっと自由な「第二の人生」に入ったばかりなのに、いきなり「人生の終盤」という状態に。
良いこともありました。38年ぶりにタイガースが日本一に輝きました。これまでとは打って変わって、何の心配もなく一気にセ・リーグを制覇。クライマックス・シリーズも危なげなく勝利して、さすがに日本シリーズは、相手がパ・リーグ3連覇のオリックスだっただけに最終戦までもつれ込みましたが、それでも第七戦は会心の勝利で幕を閉じました。岡田監督、本当にありがとう! 次はまた40年後だと思いますので、もう優勝は見られないと思いますが、今年の勝利は良い思い出になりました。
それから「終活」を開始いたしました。まずは「お墓を作る!」。所沢聖地霊園にある実家の墓の2つ隣に墓所を準備、いまは墓石の建立を進めております。順調ならば、来年の2月末までには出来上がる予定。
それから「終活」の一環として、家の横にある空き地に「離れ」を増築することにしました。あと何年生きるか判りませんが、その間、自分がリモート時に活動しやすい書斎や、学生時代からの仲間を呼んで楽しめるような麻雀室、会社に置きっぱなしの書物を入れていく書庫などが設置できる20坪ほどの「離れ」であります。
まぁ、現金のまま持っていても、自分が死ぬときに相続税で持っていかれますので、お墓は非課税、また自宅の一部である「離れ」であれば、同居家族への相続では80%減額評価が適用されますので、その対策という意味もあります。
2023年を振り返ると、上記のとおり、個人的には良いことが少なかった1年ではありましたが、それでも楽しく、明るく生きていく努力は幾らでも出来ると思っております。
特に、ここからは「生きてて良かった」と思えることを出来るだけ多く実行すると同時に、冷徹な「税務署との闘い」に有効な手段を講じることに注力して参ります。
【追加】それにしても、「1円ストックオプション」の件は対応に困っております。裁判の結果を待っていると自分が先に死んでしまうと思います。その時は、呪術廻戦の「両面宿儺」のような「強力な呪霊」となって、税務当局に何百年も憑りついてやろうと考えております。