金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3月は卒業と人事異動の季節】 思い出の名曲③ 『春の歌』スピッツ

2023-03-08 04:04:18 | トレンド

 先週に続いて、「卒業」「人事異動」の季節ならではの思い出の名曲、その3であります。

 本日取り上げますのは、『春の歌』スピッツです。

 

【春の歌】スピッツ

 重い足でぬかるむ道を来た トゲのある藪をかき分けてきた

 食べられそうな全てを食べた

 長いトンネルをくぐりぬけた時 見慣れない色に包まれていった

 実はまだ始まったとこだった

 「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた

 心 今放て

 

 春の歌 愛と希望より前に響く

 聞こえるか? 遠い空に映る君にも

 

 平気な顔でかなり無理してたこと 叫びたいのに懸命に微笑んだこと

 朝の光にさらされていく

 忘れかけた 本当は忘れたくない

 君の名をなぞる

 

 春の歌 愛も希望もつくりはじめる

 遮るな 何処までも続くこの道を

 

 歩いていくよ サルのままで孤り

 幻じゃなく 歩いていく

 

 春の歌 愛と希望より前に響く

 聞こえるか? 遠い空に映る君にも

 春の歌 愛も希望もつくりはじめる

 遮るな 何処までも続くこの道を

 

 春に再出発をする、若者たちを奮い立たせる名曲です。

 理想を持ちながら選んだ道だったけど、目の前にある現実と衝突しながら、藻掻いて、藻掻いて、自分の本音を抑制しながら、何とか生き抜いている若者たち。やっと「トンネルを抜け出した」と思ったら、また、新たな試練が待ち受けている

 理想として描いた世界とは異なる職場で、ひとしきり藻掻いたあと、新たな異動先も、また未知の不安が広がる世界

 そんな旅立ちを前にする若者たちに向かって、原点の理想を失わずに、前に向かって真っすぐ突き進め!と、勇気を与え奮い立たせる歌であります。

 

 スピッツの草野マサムネさんは、『ロビンソン』『チェリー』などの大ヒットから10年後の2005年に、この『春の歌』を作っています。一説によると、デビュー時に草野マサムネさんが目指していた音楽は、THE BLUE HEARTS の『人にやさしく』だったそうです。

 藻掻いて、藻掻いて、ようやく辿り着いたスピッツの10年目理想とする『人にやさしく』を頭に想い浮かべながら、草野マサムネさんが自分に向けて作った曲が、この『春の歌』だったのではないかと思います。

 

 春に再出発をする、ワタクシのようなおじさんにも、勇気を与えてくれる名曲であります。

 


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