金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 日経新春杯・愛知杯・京成杯

2023-01-16 05:27:52 | 競馬

 まずは土曜日の愛知杯勝ったのは、4歳牝馬のスクリーンヒーロー産駒アートハウス好スタートから4番手追走を選択。逃げたアブレイズの前半1000mのラップは1分3秒9と、重馬場とはいえ超スローの流れ直線に入ると、逃げ粘るアズレイズの横からドゥラメンテ産駒アイコンテーラーが先頭に立ちますが、馬場の中央からアートハウスが鮮やかに抜け出して、1馬身3/4差をつけて堂々の完勝。重の勝ちタイムは2分3秒1。2着アイコンテーラーから1馬身1/4差の3着には、3番手からクロフネ産駒マリアエレーナ。逃げたアブレイズが4着で、前々に居た馬が上位を占めました。

 勝ったアートハウスは、昨年のローズS以来の重賞2勝目。鞍上の川田騎手はオークスで、二冠馬スターズオンアースよりもアートハウスを選択したほど、この牝系には強い愛着あり。期待された3歳クラシックは無冠で終わりましたが、今年はGⅠ路線での勝ち負けが期待できます。

 

 次は京成杯勝ったのは、キタサンブラック産駒ソールオリエンス5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、マクリ気味に外を回ってすぐに先頭に取り付きます。そのまま突き抜けて、後続に2馬身1/2差をつけて圧勝。良の勝ちタイムは2分2秒2。2着には、5番手から差してきたイスラボニータ産駒オメガリッチマン、そこから1馬身1/4差の3着には、ジャスタウェイ産駒セブンマジシャン

 勝ったソールオリエンスは、3歳牡馬クラシック路線に名乗りを挙げ、キタサンブラック産駒が今年も牡馬路線をリードするぞ!と宣誓した感じ。過信は禁物ではありますが、ソールオリエンスはクラシックの主役の1頭になったことは確か。次は府中での走りを見てみたいと思います。

 

 そして中京の日経新春杯勝ったのは、1番人気のドリームジャーニー産駒ヴェルトライゼンデ5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、3番手からキングドラゴンが馬場の最内を突いて先頭に立ちます。一方で、ヴァルトライゼンデは馬場の中央を選択、また1番外はディープインパクト産駒プラダリアが伸びてきます。その中で、ヴェルトライゼンデが抜け出してクビ差で勝利。稍重の勝ちタイムは2分14秒2。2着はキングオブドラゴン、そこからクビ差の3着にプラダリア

 勝ったヴェルトライゼンデは、59㎏のハンデも何のその、コントレイル、サリオスが引退した今、あの世代を代表するのは自分であると、覚悟を決めた勝利に見えました。3歳時には活躍しても、4歳になると勝負根性が続かない世代が続いていますが、イクイノックスも油断をすると、このヴェルトライゼンデ世代に天下を取られてしまいますよ! 2023年のヴェルトライゼンデは、そんな逞しい親父に見えます。高齢者としては応援せざるを得ない馬であります!

 そしてもう1頭。3着のプラダリアは明らかに成長期の途上のレース。まだ成長を継続していますので、次も楽しみ。この馬が化けた時は、とんでもないステイヤーが生まれる時だと思います。あと、2着のキングオブドラゴン。これは坂井瑠星騎手の力2023年に、1番化ける騎手は坂井瑠星君かもしれません。


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