今年のセントラル・リーグも大詰めを迎えて、首位のヤクルトスワローズがマジック10となっております。
我が阪神タイガースは、9月15日現在で第3位、残り8試合で2位のベイスターズとは5ゲーム差、4位ジャイアンツとは1.5ゲーム差という微妙な状態。
だいだい、今みたいな微妙な時期に、なぜ、今年のタイガースを振り返るか?というと、もし、このあとの8試合、ボロボロに負けが込んで、CSに出られないどころか、あのジャイアンツにも負けて4位に沈んでしまった場合、もう「振り返る」気持ちなんか、どこからも生まれてこなくなるからであります。
逆に、ここから8連勝とかして、ベイスターズを上回る2位になったとした場合、今度は浮かれすぎて、「村上なんぞをぶった切って、日本シリーズじゃ‼」と叫んでしまい、結局、そのあとで「猛烈に落ち込む」という悲劇が待つこととなります。
という訳で、残り8試合。どうなるか、まだ分からん! という時期の方が、冷静に今年を振り返ることが出来るのです。これは、永年タイガースのファンをやっていると、自然に身につく処世術のようなもの。
今年を振り返って、一言で表現すれば、あの地獄のような4月を考えれば、よくぞ、ここまで蘇った!というのが率直な感想。ラスト8試合の段階で、これだけ楽しませてもらえたことは、タイガースファンにとっては望外の喜びのシーズンなのであります。矢野監督も、シーズン開始前に「今年限りで辞任」を発表して、あの地獄の4月を潜り抜けて、よく1年間頑張ったと思います。青柳もよく投げた。岩崎もよく粘ったし、近本もよく打った。佐藤輝だってタマにだけど思い出したようによく打った。
ただただ、惜しむらくは、今年は一度も球場でタイガースの応援が出来なかったこと。コロナ禍でリアル観戦を控えたことが理由ですが、やっぱり、球場で思い切って、大声を出して応援をしたい。
特にジャイアンツの坂本あたりには、大声で、放送禁止用語のヤジで、思い切って罵倒してやりたかった!
まぁ、1年を振り返ると、こんな感じですかね。また来年、楽しみにしております。
タイガースよ、来年もよろしく!
【追】ところで、矢野のあとは、誰が監督をやるのだろうか? 岡田か? 掛布か? それとも噂通りに落合か?