金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 セントライト記念・ローズS

2022-09-21 05:47:09 | 競馬

 まずは中京のローズS勝ったのは、1番人気のスクリーンヒーロー産駒アートハウススタートから前に出して5番手追走へ。逃げるパーソナルハイ、2番手のディープインパクト産駒ラリュエルのペースは前半1000mを1分0秒2でスムースに流れる展開に直線に入ると、まず2番手からラリュエルが先頭に立ちます。その横からアートハウスが満を持して外から並びかけて、残り200mのところで抜け出します。1番外からディープインパクト産駒サリエラと、馬場の内側からキズナ産駒エグランタインが猛然と追い上げますが、アートハウスが1/2馬身差をつけてゴール。良の勝ちタイムは1分58秒5。

 勝ったアートハウスは、好位追走から堂々とした勝利。これで、トライアル勝ち馬として、二冠馬スターズオンアースに挑む有力馬になりました。本番の阪神芝2000mは、スピードの持続力と切れ味の双方を求められる舞台になりますが、アートハウスとしてはロングスパートを仕掛けて、切れ味勝負を封印するレースにしたいところ。前々からレースを牽引する役割を担うかもしれません。

 2着のサリエラは、後方待機から、直線だけで勝ち馬にクビ差まで迫るレースをしました。内容的には1番強いレースをしたのはサリエラ本番では、せめて中団待機の位置が取れるかがポイントになりそう。3着のキズナ産駒エグランタインは、8番手から鋭く伸びるレースで、本番でも楽しみな存在

 私が狙った4着のラリュエルは、結果論ですが、パーソナルハイのように思い切った逃げにするか、アートハウスと同じ3~5番手で待機する競馬か、どちらかを選択すべきでした。中途半端だったので、アートハウスの目標にされてしまいました。力のある馬なので、出直しに期待します。

 

 そしてセントライト記念勝ったのは、キタサンブラック産駒ガイアフォース6番手追走で、前に1番人気アスクビクターモアを見ながらの位置を選択。前半1000mを1分0秒台のペースで、スムースに流れる展開に4コーナー手前から早めにアスクビクターモアが前に進出して先頭に立つと、すぐ後ろからガイアフォースもアスクビクターモアの横に並びかけます。直線に入ると馬体を合せた競り合いになりますが、坂の下ではいったんアスクビクターモアが突き放します。しかし、すぐにガイアフォースが追い付いて、ゴールではアタマ差だけ出て勝利。稍重の勝ちタイムは2分11秒3。勝ったガイアフォースは、7月の小倉で2勝目を挙げたばかりで重賞初勝利ダービー3着馬に競り勝ったことで、菊花賞の最有力馬に躍り出たことになります。今日のレースぶりから、距離も持つと思います。

 2着のアスクビクターモアは、ラストで切れ味のなさに泣いた2着でした。ただし、本番に向けては良い試走になったと思います。本番では、もう少し早めのロングスパートをかけて、他馬を寄せつけないレースを見せてほしい3着のローシャムパークは、1着2着と比べると力の差が出てしまった感あり。この馬も、本番では少し早めのロングスパートを仕掛けたいタイプ。

 他の馬では、阪神3000mは勝負にならないと思います。セントライト記念からは、ガイアフォースとアスクビクターモアの2頭が有力馬だと記憶しておきましょう。


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