このところ、身の回りで起こることは、悪いことばかりであります。
5月に中学・高校からの親しい友人が急逝したと思ったら、先日、5歳年上の兄が脳梗塞で倒れてしまいました。まだ66歳ですから、回復を期待したいと思いますが、何と言ってもコロナ禍のせいで、入院している兄に直接会うことができません。後遺症が残るにしても、どの程度になるのかも、直接会えないために、完全にブラックボックスになっています。
医師は、最悪のシナリオを説明するばかりで、余計な期待を持たすような発言は一切してきません。「あの時、治るって言ったじゃないか!!」などと、のちのちクレームをつけられることを避ける意図だと思いますが、こちらが知りたいのはメインシナリオ。いきなり、リスクシナリオだけを論じられると、ほぼ家族側の期待は、一切を粉砕されてしまいます。もう少し、配慮ある発言をしてほしいものです。
コロナ禍で、家族は患者に全く会えないのです。担当の医師は、患者の現状を、家族に対して必要十分に説明する責任があると思います。
このように、何かのバランスが崩れて、良くないことばかりが身の回りで起きている気がします。こうなると、自分の体調にも変調が‥。ちょっと歩いただけで疲れる。食事の量も減ってくる。歩きながらだと、マスクが呼吸を苦しくする。誰にも会いたくなくなる‥。
そんな風に内向きばかりに籠るようになると、この方が登場いたします。
何を悩んでおる。
人間はいつかは死ぬのである。
だからこそ、日々を一所懸命生きるのである。
悩むくらいなら、前を向いて歩け。走れ。叫べ。そして働け。
ちなみに、猫はクヨクヨ悩まない。
余計な欲を持たないから、絶望もしないのである。