まずは土曜日の中京5R芝1600m新馬を勝ったサトノダイヤモンド産駒ダイヤモンドハンズ。スタートは少し遅れましたが、すぐに4番手追走へ。逃げたバゴ産駒スズカダブルのペースは最初の3ハロンが36秒1と、このメンバーレベルではスロー。直線に入ると、そのまま逃げ切りを図るスズカバブルに対して、ラスト2ハロンでギアをチェンジして、一気に差し切る瞬発力を見せたダイヤモンドハンズが1馬身1/4差で快勝。勝ちタイムは1分35秒4。世代初の新馬戦の勝利馬であり、2歳重賞路線での活躍が期待できる勝ち方でした。
2着のスズカバブルは自分のペースに持ち込んでの2着。次戦、同様な展開に持ち込めるかは不明で、次は危険な人気馬だと思います。3着は、6番手からラスト2ハロンだけで追い込んできたゴールドシップ産駒マイネルメモリー。勝ち馬と同じ上り最速タイムで、次戦はこの馬の方が面白いと思います。
東京5R芝1600m新馬を勝ったモーリス産駒ノッキングポイント。好スタートから5番手追走へ。逃げたリアルスティール産駒オールパルフェが、前半スロー、後半はスピードを活かした逃げで押し切りを図ろうとすると、ノッキングポイントがラスト3ハロンで異次元の脚を見せて、3馬身差の圧勝。勝ちタイムは1分35秒3、上り3ハロンは33秒2。ノッキングポイントは段違いのレベルを見せつけた勝ち方で、次は2歳重賞だと思いますが、大変楽しみです。
2着のオールパルフェも、自分でレースが作れて、しかもラストの瞬発力に優れているので、この馬は次戦は確勝レベルだと思います。3着のモーリス産駒牝馬のバロックダンスも、上りタイムは33秒6の末脚を見せていますので、次も有力。そして、4着のハーツクライ×メジロツボネのエゾダイモンも、好位置が取れて、相応の瞬発力を示したので、この馬も次が楽しみ。総じて、素質馬が揃った新馬戦であり、これを圧勝したノッキングポイントの評価がうなぎ登りとなりました。
中京5R芝1400m新馬を勝ったミッキーロケット産駒ジョウショーホープ。好スタートから4番手追走へ。ハイペースのまま、直線では上位4頭の激しい競り合いに。4番手にいたジョウショウホープが1馬身抜け出して快勝。勝ちタイムも1分22秒3と優秀。新種牡馬ミッキーロケットは早くも産駒初勝利で、スピードに長けた有望産駒が生まれました。
2着は2番手から粘ったマインドユアビスケット産駒メイクザビート、3着は逃げたスペインタウン産駒マニバドラ。4着のモーリス産駒ナゲットモンスターまで、ハイペースのレースで後続を7馬身突き放していますので、レベルは高いと思います。この2~4着は次も楽しみ。
東京5R芝1600m新馬牝馬限定を勝ったエピファネイア産駒モリアーナ。5番手追走で脚を溜めます。レースは超スローペースとなり、直線での瞬発勝負となりました。2番手から押し切ろうとするエピファネイア産駒エンジェリックアイを、5番手から33秒0の究極の上りで鮮やかに差し切って3馬身差の圧勝。勝ちタイムは1分36秒9。33秒0の上りは凄いですが、超スローだったため、過大評価は禁物か。
2着はエンジェリックアイ、3着は6番手から鋭く差してきたハークライ産駒ビューティーワン。後方の位置にいたエルダーサインやメリオルヴィーダは、今回は参考外と良いと思います。
東京6R芝1400mを勝ったサトノクラウン産駒クラックオブドーン。中団待機で脚を溜めます。直線では、2番手から押し切ろうとするデクラレーションオブウォー産駒ロードディフィートの外から、並びかけて競合い、前に出ます。ゴール前で、後方からワールドエース産駒ノーブルプランが鋭く追い込んできますが、これも制して勝利。勝ちタイムは1分23秒0。新種牡馬サトノクラウンが早くも産駒初勝利となりました。長く良い脚を使う有望な産駒を出しました。
2着はハナ差でロードディフィート、3着はさらにクビ差でノーブルラン。この2頭も次は楽しみ。スピードに長けた産駒だと思います。