高畑勲監督の作品を見てきた。
作品の質の高さは折り紙つきだ。
「風立ちぬ」と公開日が同じになる予定だったらしいが、こちらの作品は延期になったらしい。
2作品を比べる意味はあまりないと思うが、少々落ち込んでいた当日の私にはこちらの作品のほうがしっくりきた。
映画のテーマは「かぐや姫の罪と罰」らしいが、見ている間はひたすら映像の美しさ、声優さんの巧みさに酔った。
無駄な演出は一切なく、商業的な媚のようなものも感じず、シンプルなのに、凝りに凝った作品だった。
映画館から出てから「かぐや姫の罪と罰」について考えた。
天界から人間界に降ろされたかぐや姫。
その罪とは、人として生きることに憧れたことにあるのではないだろうか。
キリスト教でいう「原罪」だ。
だから「こんな世界に住みたくない、助けて」と月に念じたことで、人間の罪深さを悟った者としてかぐや姫はその罪を許され、月に帰ることになった。
でも、かぐや姫は喜びや悲しみを含めて人として生きることを愛していた。
記憶をなくしても、きっと、いつの日かまた、かぐや姫は人間界に降りてくる日があるんじゃないかと思う。
最後に。
妻子がありながら、かぐや姫と精神的に駆け落ちをした捨丸。
全く、男ってヤツは・・・。
作品の質の高さは折り紙つきだ。
「風立ちぬ」と公開日が同じになる予定だったらしいが、こちらの作品は延期になったらしい。
2作品を比べる意味はあまりないと思うが、少々落ち込んでいた当日の私にはこちらの作品のほうがしっくりきた。
映画のテーマは「かぐや姫の罪と罰」らしいが、見ている間はひたすら映像の美しさ、声優さんの巧みさに酔った。
無駄な演出は一切なく、商業的な媚のようなものも感じず、シンプルなのに、凝りに凝った作品だった。
映画館から出てから「かぐや姫の罪と罰」について考えた。
天界から人間界に降ろされたかぐや姫。
その罪とは、人として生きることに憧れたことにあるのではないだろうか。
キリスト教でいう「原罪」だ。
だから「こんな世界に住みたくない、助けて」と月に念じたことで、人間の罪深さを悟った者としてかぐや姫はその罪を許され、月に帰ることになった。
でも、かぐや姫は喜びや悲しみを含めて人として生きることを愛していた。
記憶をなくしても、きっと、いつの日かまた、かぐや姫は人間界に降りてくる日があるんじゃないかと思う。
最後に。
妻子がありながら、かぐや姫と精神的に駆け落ちをした捨丸。
全く、男ってヤツは・・・。