アラフィフ女のないない日記

独身、財産なし、家族なし。ないないずくしの待ったなし、の50代のホンネを書いてゆきます。

メルトダウン

2011-05-15 10:00:56 | Weblog
東京電力は12日、福島第1原発1号機でメルトダウンが起きたことを認めた。
これを聞いたとき、驚きよりも「ああ、やっぱり」という絶望感のようなものを感じた。

「メルトダウン」という言葉は、事故発生当初(当日と翌日くらいまで?)、確かに関係者やマスコミの間で使われていた。
それが、海外メディアに公表する段階(事故発生2日目くらい?)で「メルトダウンではない」という明確な否定が当局から入り、その後「メルトダウン」という言葉はマスコミから消えた。

3月下旬に、海外のシンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)が事故の危険度を国際原子力事象評価尺度(INES)に照らし、最高度のレベル7にまで達する可能性を示唆。
日本政府は4/12にレベル5から7に評価の変更を発表した。

この評価は「深刻にすぎているのでは」という意見があったが、メルトダウンを前提としてくだした評価だとしたら、納得がいく。

今回の原発事故は時間に合わせた対応が国民の健康に直結する問題であり、「パニック防止」などの理由で隠ぺいしたり、操作をしたりしてよい類のものではない。

東電や政府の関係者はメルトダウンの認識をいつから持っていたのか、当初ただしく使用していた「メルトダウン」ということばをなぜひっこめたのか、を知りたい。
日本の情報公開や信頼性について、こと原発関係のニュースでは私の中ではかなり揺らいだものになっている。