昨日の続きにまいりたいと思いまする。同じ画家でも年代によって画風が変わるということはよくあるけれど、オロスコにもそんな時代があったのか、まるで違った感じの作品もありました。
例えばこれとか
ギョロ目のおやじ
酔いどれサンタみたいな哲学者
大きすぎてフレームに納まりきらなかったんですが、このおば様方は、足元にいる貧しそうな女性を踏んづけております
ちょっと漫画チックですよね。個人的にはこういう方が見ていて楽しいし親しみをもてるんですが、絵画をもっと分かる人や専門家にはどうなんでしょう。。。
やはりこういうタッチの方が芸術度が高く評価されるのかな。そうとも限らないか ちなみにこの2作品は階段の裏側に描かれたもの。
バチカンのシスティーナ礼拝堂に行った際思ったのだけれど、「天井に絵を描いている最中、絵の具が垂れてきたりしないのかなぁ」「描いている間、首が痛くならないのかな」未だにちょっと疑問。真の芸術家は場所を選ばず大作に挑戦する!?
ほら、こ~んな所にも。どこでもキャンバスになっちゃうんでしょうね。
下の写真は「労働者」というタイトルの作品。オロスコ作品の印象は、それ程鮮やかな色使いではないという事。割と地味系というか。そして作品の中には一般庶民の悲哀みたいなものが感じられます・・・な~んつって、分かったように言っちゃいますが、個人的にそう感じただけです。さっきの漫画チックな方は、いかにも風刺画という感じでしたよね。
これがAntiguo Colegio de San Ildefonsoの外観。裏側部分です。出口を出たらここでした。
やはり古いですが、立派な建物です。
今回この写真展がなかったら、多分この場所に行くことは絶対になかっただろうな。そう思うと、何がきっかけで意外な物に出くわすか分からない、と改めて感じた次第です
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