夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

自動車税

2023-05-16 08:20:42 | 日常生活

5月は自動車税の納付月です。

2007年まではこれを毎年納めていましたが、カナダには自動車税はなく、今年は16年ぶりに自動車税の納付書が送られ、先ほど納めました。その納付方法が昔とは違っていることに少し驚きました。

今やスマホを使ってクレジットカードで納められるのですね。36000円の税金に対して288円の手数料がかかりますが、家にいながら納付できてしまうということは便利です。

こういうシステムをいつ作ったのかと思ったら、何と自動車税に関しては今年の4月からということで初年度でした。昔は車検を受ける際に自動車税の納税証明が必要でしたが、それはこういうオンライン納付でどうするのだろうと思ったところ、今は車検を行う運輸支局で納税確認を電子的に行うことが出来るので納税証明書は必要なくなっているということも知りました。

デジタル後進国と言われる日本ですが、コロナの給付金のような支出に関しては遅れていても、こういう収入を得ることに関しては進化しているわけですね。浦島太郎の気分を味わいました。

コメント

北の大地が造る酒

2023-05-15 08:08:37 | 日記

昨日は、篠崎夫妻の訪問最終日で昼過ぎのフライトまでの短い時間でしたが行ってみたい場所がありました。それが旭川市にある男山酒造の資料館です。私達も初めてでした。

敷地に入るといきなり日本庭園があり期待が高まります。話には聞いていた大雪山からの伏流水を無料でいただける水汲み場も直ぐ分かる場所にあり、一人20リッターまでということで次々とたくさんのボトルを持ち込んで水を汲みに来ている人達がいました。私達もまずはその水を持参したペットボトルにいただきながら入館しました。

資料館は3階まであり、1階は商品の展示販売と試飲会場、2階は江戸時代からの男山の資料展示、3階は江戸時代の酒造り道具の展示となっていて、2階、3階のガラス窓からは酒の仕込み作業場が見えるようになっていました。酒の仕込みは冬の間の作業なので、今はそれが見られませんでしたが、これは是非その時期にも来たいものです。この資料館は年末年始以外年中無休で無料だということも嬉しいです。

先日こちらの会社が所有する山でカタクリの原生花園を見てきた際に「男山」という酒について少し歴史をチェックしていましたが、昨日の資料館での説明でなるほど謂れが良く分かりました。

江戸時代初期には北海道ではまだ酒造などが起こる環境ではなかったわけですが、その頃今の兵庫県伊丹で「木綿屋山本本家」が造った酒が男山の始まりでした。その時代に天下の名酒ともてはやされ北川歌麿の浮世絵などにも登場していましたが、灘での酒造りが主流になって明治の初めに廃業となり、その後は各地に男山を名乗る酒が現れたそうです。一方、開拓が進んだ北海道旭川市で明治32年(1899年)に酒造りを始めた「山崎酒造」が、山本本家の末裔から正式に男山の名称を受け継いだ昭和43年(1968年)に社名を男山株式会社を変更し、ここから旭川市の酒として「男山」が再スタートを切ったということでした。

この酒は過去の名声にしがみつくだけでなく積極的に販路を海外に広め、1977年からモンドセレクションなど国際コンクールに出品して金賞を撮り続けているというものです。なるほど、これからは北海道民としてこの酒を愛飲しなければならない気がして来ました。

コメント

改めて就実の丘

2023-05-14 14:10:00 | 日記

先日、美瑛を訪れたバンクーバーからの友人篠崎夫妻を案内して私達も初めて就実の丘をに出かけて見ました。

ここの景色があまりに美しいので、昨日は3日間札幌・小樽を観光して再び美瑛に戻って来られたご夫婦ともう一度あの風景を見たいと丘を訪ねてみました。快晴で大雪山の山々がいつも以上にくっきりと見える絶好の機会でしたが、そのせいか先日出かけた時は人も車もまばらだった丘には多くの車が停まり、皆写真撮影に興じていました。

この丘は実は美瑛町ではなく旭川市に属するのですが、美瑛町の丘の景色に勝るとも劣らないものだけに近年多くの人が訪れる観光スポットになっていながらトイレも駐車スペースもない全くの農地の一画にあります。

旭川市の観光ガイドには「国道から離れ、周辺は農地で観光地として整備されていないことから、トイレ、駐車場、売店などは一切ありませんが、その分静かなロケーションにひたることができるので、騒々しい人工の音に邪魔されず、鳥のさえずりや風など自然の音を楽しみたい方には最適です。春夏秋冬はもちろんのこと、夜明け、夕暮れ、星空など1日のうちに千差万別にその表情を変化させ、何度訪れても皆さんを飽きさせることのない美しい景観をお楽しみください。」とあります。

しかし、昨日のように多くの車と人が集まると心配したとおり農家の方にとっては迷惑なことにもなり、農地に入り込んでいる観光客の一部が注意されている場面も見てしまいました。美瑛町でも長年この問題があって、ケンとメリーの木を初め有名な観光スポットには駐車場が整備されています。

旭川市も観光ガイドで案内する以上何らかの対策が必要ではないかと思いました。美しい風景だけに訪れることを控えることは絶対出来ない場所だと思います。

コメント

拓真館の庭にあるレストラン

2023-05-13 08:07:00 | グルメ

昨日は、コンディショニングトレーナーの真知さんと二人で彼女に予約をしてもらっていたレストラン「SSAW」でランチのフルコースをいただいて来ました。

ここは、写真家前田真三さんのギャラリー「拓真館」の敷地内に建つお洒落なたたずまいで、彼のお孫さんの妻がシェフとして腕を振るう人気のお店です。SSAWという名称は、Spring Summer Autumn Winterの略で春夏秋冬という意味だそうです。

月に4、5回ほど趣向を凝らしたランチコースを提供していて、人数制限もありなかなか予約が取れないお店です。真知さんがお気に入りで、毎回メニューが変わる度に訪れているそうです。私は初めての入店なのでワクワクしながら出かけましたが、野菜とチーズが苦手な夫は最初からパスでした。

昨日のコース名は「新緑眩しい5月の風フルコース」でした。スープからデザートに至るまで、なるほど~趣向を凝らしたコース料理の数々でした。一品づつのネーミングが長いのでメニューを載せておきます。

スープは美瑛の丘をイメージしています


店内は全てカウンター席で一度に4組がオーナーシェフと料理のお話をしながらいただき、1日に3回、12組限定です。吟味した季節の食材と料理人の豊かな発想の組み合わせが大きな魅力になっています。たっぷり2時間かけて美味しくいただきました。

お値段は、日本でのランチとしては高価な部類に入るのではと思われる5800円で、それに食前、食後の飲み物を加えて7000円程でした。拓真館の白樺林の中で芸術を感じさせる不思議な魅力を放つお料理をいただくという貴重な経験をしてきました。

コメント

改めて美瑛町立病院

2023-05-12 08:38:31 | 日記

昨日、訪問中のお二人の内の一人が軽い怪我を見てもらうため美瑛町の町立病院へ一緒に出かけて来ました。この病院に入るのは昨年秋にコロナのワクチンを受けに来て以来でしたが、本来の病院業務に関して入ったのは初めてでした。

美瑛町ホームページから

そこで改めて「美瑛町が病院を経営しているということってすごいことなんじゃない?」と思い、ライバル?のお隣東川町や東神楽町などはどうなのだろうと調べて見ると、どちらも町立の診療所はありますが病院はありませんでした。病院と診療所の違いはざっくり言えば入院施設(機能)があるかどうかだと思いますが、東川町や東神楽町の診療所は入院施設は備わっていないようです。

それに対し美瑛町立病院は病床数98床、診療科目は内科、外科、小児科、消化器科、整形外科、眼科、リハビリテーション科があり、救急指定病院となっている北海道上川郡では唯一の町立病院です。正に立派な病院です。

昨日も特に整形外科は多くの方が待合室にいて、昨年度までは常駐の整形外科担当の医師がおらず旭川医大病院から派遣を受けていたそうですが、本年度からは常駐の医師がいるということで町民の利用が増えているようです。

美瑛町は旭川まで、特に旭川医大病院がある場所までは車で30分で行けるので多くの町民がそちらへ行くと聞いていますが、そういう中で町立病院が存立しているということに関心するやら、徒歩でも行ける場所にこういった病院があることに安心感も持ちました。

昔勤めていた茨城県も県立病院を有していますが、いつも経営が問題だと言われていましたから、こちらの病院の経営はどうなっているのでしょう、その内チェックしてみたいと思います。

コメント