夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

富良野やすらぎの刻(とき)第59夜

2024-01-21 07:47:24 | 日記

昨日は、3か月ぶりで「富良野やすらぎの刻~倉本聰プライベートライブラリー」に出かけて来ました。昨年夏に毎月1回のペースで催されているこの企画を知って、富良野で脚本家・倉本聰さんから直接話を聞くことが出来るという貴重な体験を喜んで来ました。10、11、12月と別件と重なって参加出来ない間に鑑賞するドラマは「北の国から・2002遺言(前編)」まで進んでいて、昨日は「2002遺言(後編)」でした。

この作品は、「北の国から」ドラマシリーズの最後の作品であり、前編のダイジェストや最後のクレジットにこれまでの過去21年間に渡る出演者の名前が全て映し出されたため2時間40分という長丁場の鑑賞でしたから2時に開会してドラマ鑑賞が終了したのは5時、そこから倉本さんを交えて富良野塾に関わった5人の元塾生達と1時間のトークが始まりました。

冒頭久々に見たドラマの感想を聞かれた倉本さんは、このドラマ出演がきっかけで実生活でも結婚した純(吉岡秀隆)と結(内田有紀)が「あんなに早く分かれちゃうとは・・」と話し、会場も一同笑いから始まりました。2002年に結婚し3年で離婚したようです。富良野塾をあげて祝ってあげたそうで元塾生達も残念がっていました。

遺言というタイトルは、五郎(田中邦衛)に癌がみつかり子供達や孫に何を残していくかを考え始めたことがモチーフとしてありますが、そこが大きなテーマではなく、やはりこのドラマは自然と家族への愛が一貫して貫かれていたと思います。ドラマの最後、夫となった正吉とずっと離れて富良野で暮らしていた蛍(中島朋子)と快(中島朋子の実子)が正吉のもとへ去る時、五郎が孫を追いかけて富良野駅で泣き叫ぶ姿に純のナレーションが「見栄も恥ずかしさもなく一心に家族を思い泣く父親を尊敬する」と重ねます。その後遺言を書き終えた五郎が晴れ晴れとした表情で「金も物も何も残せないけどこの自然を残したい」と綴りドラマは終了しました。

倉本さんはこの作品で北の国からシリーズが終わるとは思っていなかったということで、この時にも脚本を書きながら次のシリーズ用に孫が5,6歳になった時のストーリーを温めていたそうで、打ち切るという話にフジテレビと喧嘩をしたと話していました。来年、五郎も純も蛍も出て来ないが、北の国からを彷彿させるアニメ作品を出すという話もされていました。詳細は分かりませんが楽しみです。

もう一つのこのドラマの主役だったのは、知床・羅臼町の流氷でした。風向き次第で消えてしまったり海をびっしりと覆ったりする自然の産物だそうで、プリンスエドワード島で凍った海は十分に見て来た私達ですが、この冬見に出かけてみたい誘惑にかられ始めました。

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