昨日は、ひぐま大学の有志が企画してくれた旭岳スノーシューツアーに参加し、初めて冬の旭岳に山上しました。朝から晴れて旭岳へ向かう途中の道すがらに見える旭岳がどこから見てもきれいでした。
9時始発のロープウェイに乗るため8時半に駅に集合すると、もうスキーやスノボ、あるいはスノーシュー組でたくさんの人が並んでいました。日曜日で晴天とあっては待ちきれぬ人が続出するのもうなずけます。私達一行8名もその仲間で、ロープウェイ終点の姿見駅を出ると真っ白な世界にどんと旭岳2291mがそびえ立っていました。
この日の私達の目標は、夏山では近づけない地獄谷と呼ばれる噴気孔を間近に見ることで、多くのバックカントリーを楽しむスキーヤー、スノーボーダー達が上へ向かって歩いていて、私達も頂上まで登る誘惑にもかられましたがそこは自制しました。ふかふかの雪原は夏と違って遊歩道も何もなくどこを歩いても良く、初めての冬の旭岳の空中、雪中散歩を思い切り楽しみました。
噴気孔に近づくとその勢いは想像以上で、水蒸気とガスと硫黄を激しく音をたてて噴出していました。地球は生きていると実感させられ、休火山だからと安心しきっていますがこれがいつ爆発につながらないのかと不思議な気もしました。雪の塊を噴気孔に命中させるとズボッと大きな音をたてるのが面白くてしばらく童心に返って遊びました。
2時間ほど噴気孔を廻って姿見駅に戻り、そこで持参した昼食を食べた後はロープウェイで下に降り、旭岳ビジターセンター裏に広がるクロカンスキー場に分け入ってカモ沼、ワサビ沼という小さな沼を目指す第2弾のスノーシューツアーを行いました。
2つの沼は温泉が湧いているので冬でも凍らずに見られ、エゾユキウサギやキツネの足跡は見られましたが現物に出会うことは出来ませんでした。ここでも冬の時期にしか歩けないスノーシューの醍醐味を感じながら、結構なアップダウンとあまり人が歩いていないので深雪をかき分けての歩行を楽しんで来ました。晴天の冬のアクティビティをすっかり満喫した1日でした。