昨夜は、大雪山に登り自然を学ぶ「ひぐま大学」の今週日曜日のスノーシューツアーのための事前学習会がありました。今年度最後の講座で、昨年9月の十勝岳登山以来久々の活動です。
当初の計画ではカムイスキーリンクスのかかる神威山をスノーシューで歩くものでしたが、スキー場内を歩くことが許可されなかったようで、急遽旭川市内の北部に位置する鬼斗牛(キトウシ)山(標高379m)に変更になりました。
私にとっては初めての山ですが、良く出かけている東川町のキャンモアスキー場も岐登牛山と言うので混同を避けるためなのか、この山が見る方向によって三角に見えるそうで三角山とも呼ばれています。学習会の中でも触れられていましたが、キトウシの漢字は当て字で、語源はアイヌ語でキト(ぎょうじゃにんにく)がウシ(群生)する地という意味だそうです。
学習会はいつものように日曜日に出かけた予察隊の報告とその後にひぐま大学の上部団体「大雪と石狩の自然を守る会」代表の寺島先生による講義が行われました。
寺島先生の深い知識にはいつも感心させられますが、昨夜は主に「アニマルトラック」、山で見かける動物たちの足跡についての話と、「雪」にまつわる様々な話でした。今年の元日にマイナス16度くらいに冷え込んだ時に木々が真っ白い花をつけたような現象を見て「霧氷」だと思ったのですが、その時夫婦で「霧氷」と「樹氷」はどう違うのかと話したことがあり、それに限らず木々に氷が付着する現象は「樹霜」、「雨氷」、「粗氷」などがあることも知りました。
雪はそれに含まれる空気の断熱効果によって植物を寒さから守る機能があり、大雪山の高山植物は雪によって守られているという話は、我が家の庭でも冬の間完全に雪に覆われているのに春にまた芽吹いて来る木々や花達を知ったことで納得でした。