ルナです。
今日ね・・・・
ルナは、すごいものを見て来たよ。
あんまりすごくて、真剣になりすぎて、鼻水が出てるのも解らなかったの


久し振りの遠出になったけど、
何処へ行って来たかというとね・・・・・
福島県南相馬市で行われている、国の重要無形民族文化財「相馬野馬追」の宵祭りに行って来たんだよ。
それは、戦国時代の昔から、一千有余年の歴史を誇る日本を代表する伝統文化行事だよ。
詳しい内容は、リンク先からチェックしてね。

実はね、パパさんは、もう何年も前から、ずっと「見に行きたい」って言っていたんだって。
でも、7月23・24・25日って曜日に関係なく日取りが決まっていてね、
そこになかなか休みが当たらなくて、ずっと諦めていたんだって。
それがね、今度、7月の最終土曜日からの3日間開催に変更になって、
昨日の夜になってから、
「明日、相馬野馬追の宵祭りに行こう!!」って言いだして、
最初は、お天気も悪そうだし、ママさんは乗り気でなかったけれど、
「行ってみようか・・・・」ってことで、出発したんだよ。

場所は、南相馬市原町区の雲雀ヶ原祭場地
今日は、ここで、午後2時から行われる宵乗り競馬って言うのを見に行って来たんだよ。
パパさんは、本当は、明日行われる「神旗争奪戦」って言うのが見たかったらしい。
それは、甲冑を着た武者が神旗をかけての騎馬戦らしいけれど、
今日は、陣羽織を着た若武者たちの競馬姿が見られるんだよ。
ママさんは、こっちの方が綺麗で良い!!って、喜んでいたよ。

最初は、少しだけ雨がぱらついていたけど、始まる頃には雨も上がって、
ルナ達は、競馬が行われる柵の外側で、目の前を馬が走る様子を間近で見られたんだよ。





これってね、一等の人のお顔は綺麗なままなんだけど、
後ろから走った人のお顔は、みんな泥が跳ねて真っ黒だったよ。


3番目を走っている若武者は、実は女性の武者さんでね、
ここに出られるのは18歳未満って言う条件があるそうだけど、
間もなく、それが、20歳までに伸びるとか。。。
伝統行事も、諸事情で、長年のルールも少しずつ、変更せざるを得ないようだって。


そして、勝った順番に山の上に居るお殿様から、
「良くやった!!」っていうご褒美を頂くために、坂を登ってゆくんだって。

今回そんなこんな詳しいお話は、たまたま、パパさんの隣に居た地元のおじ様から教えてもらった話。
何を合図に、どこから走って、どんな風に勝敗をつける・・・・
まるで、ガイドさんに付いてもらったかのように、
よ~く解って、有り難かったよね。


町は、馬印のような旗が至る所に付けてあって、
とても、目を引くんだけれど、やっぱり人が見当たらない。
南相馬市も原発の影響を受けて、他県に人口が流出しているのだろう。。。。
観光を考えて、伝統の日程も変えるほど、震災の影響は波のように押し寄せたのだろうね。