年金ふわふわ

年金についての執筆やセミナー講師を生業とするFP・社労士が
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いやはや

2010年03月15日 | 年金相談あれこれ
久々のフィクションです。

あるご高齢の女性が、「結婚前に勤めていた会社での厚生年金加入記録が1カ月しかない。私はこの会社に3年ぐらい勤めていたのにぃ!?」といって相談にみえました。今から40年以上前の話です。

その方、何も持たずに相談に来たので、社保へ行って記録を確認したら、確かに1カ月。その方は「3年ほど勤めて、その間(健康)保険証を使って、どこそこの目医者に通っていた」とも言っておられて、あながち勘違いとも思えないんですが。

これ、第三者委員会ですね。ただし、こういう問題で第三者委員会が「あっせん」を出してくれるには、勤めていたかどうかが問題ではなく、その間の厚生年金保険料が本人の給料から天引きされていたかどうかで決まっちゃいますので、申し立ててもまあ難しいでしょうねえ。

それは、さておき。この方が勤めていた問題の会社。洋品の卸と小売の会社で、今も商売をやっているんですが、当時の会社名は『小林三郎商店』(仮名)という、いかにも古臭い名前。ところが、その後社名が変わりまして、現在は『サブロー』(仮名)というカタカナ名になっております。

で、この『サブロー』。なんと、ウチの家人ご用達の店で、私も荷物持ちで何回か行ったことがある店なんですよ。な~んだ、あのサブローか、って感じ。世の中狭いですねえ。