今日は最高のお天気に恵まれ、お寺めぐりの日となりました。
まずは薬師寺にて
「吉祥天女にちなんだお香の会」
ん~・・なんて優雅な響きなんでしょ^^
ということで、ふらふらと薬師寺にご挨拶に・・。
お正月と春、秋に公開される吉祥天女画像がなんと、今日は特別
薬師如来さんの前にお披露目され、その吉祥天女が芸の神様とい
うことにちなんで、お茶の席とお香の会が催されました。
お茶の先生や名士の方がたくさんいらっしゃる中、お茶を習いたて
のannも肩身が狭いながら参加させていただきました。
お香の会は、残念ながら時間の都合で参加できなかったのですが、
3種類のお香の香りをあてるという、なんとも風流な会。
花や空気の香りで春を感じる、日本人ならではの文化のような気
がしました。
安田館長の法話も拝聴でき、なんともありがたい参拝でした。
その後ちょっと急ぎ足で西大寺駅から東に位置する、光明皇后
ゆかりのお寺、法華寺へ。
季節はずれ、人影のない境内を見て回ると、浴室(からふろ)
が本殿の横にどでんと構えていました。
この浴室が、光明皇后縁の建物で、その名の通り、浴室です。
今で言う、蒸し風呂、サウナのような部屋だそうで、床に少し
隙間を開けて板を敷き、その下で、薬草を煎じた蒸気を発生さ
せ、室内を薬草サウナ状態にすると言う訳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/65/0bb948e40b00d2dd92d058458c549086.jpg)
光明皇后は、薬草を栽培し、病に苦しむ患者をここで風呂に入
いれていたのです。
見覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、自ら患者さん
の背中を流している姿が、本殿に飾られている絵にも残ってい
ます。
現存する浴室は、平成14,15年に解体修理されていますが、敷石
の一部は光明皇后当時のものが残ってるそうです。
仏教に帰依し、各地に寺院を立て、自ら病に苦しむ人々へ手を
差し伸べ、後世へ優れた文化財を残した光明皇后。
(東大寺の正倉院も、光明皇后の聖武天皇への思いのあらわれです)
光り明るい、この名前がこの方の人となりを表しているのかもし
れません。
「わが背子と ふたり見ませば いくばくか
此の降る雪の うれしからまし」
光明皇后が、都を留守にしている聖武天皇に対して歌った歌。
寒い冬、都には雪が降り積もっている、この雪景色を貴方と
二人で見れたら、どれほどうれしい事だろうか・・・。
光明皇后の、聖武天皇への愛情にあふれた歌です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/95/78bd66dc200d29e7b7a6c2f6d0c58808.png)
ならまちで文化と歴史に出会えるカフェ
NARACAFE 由庵
http://www.naracafe-youan.com
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「吉祥天女にちなんだお香の会」
ん~・・なんて優雅な響きなんでしょ^^
ということで、ふらふらと薬師寺にご挨拶に・・。
お正月と春、秋に公開される吉祥天女画像がなんと、今日は特別
薬師如来さんの前にお披露目され、その吉祥天女が芸の神様とい
うことにちなんで、お茶の席とお香の会が催されました。
お茶の先生や名士の方がたくさんいらっしゃる中、お茶を習いたて
のannも肩身が狭いながら参加させていただきました。
お香の会は、残念ながら時間の都合で参加できなかったのですが、
3種類のお香の香りをあてるという、なんとも風流な会。
花や空気の香りで春を感じる、日本人ならではの文化のような気
がしました。
安田館長の法話も拝聴でき、なんともありがたい参拝でした。
その後ちょっと急ぎ足で西大寺駅から東に位置する、光明皇后
ゆかりのお寺、法華寺へ。
季節はずれ、人影のない境内を見て回ると、浴室(からふろ)
が本殿の横にどでんと構えていました。
この浴室が、光明皇后縁の建物で、その名の通り、浴室です。
今で言う、蒸し風呂、サウナのような部屋だそうで、床に少し
隙間を開けて板を敷き、その下で、薬草を煎じた蒸気を発生さ
せ、室内を薬草サウナ状態にすると言う訳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/65/0bb948e40b00d2dd92d058458c549086.jpg)
光明皇后は、薬草を栽培し、病に苦しむ患者をここで風呂に入
いれていたのです。
見覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、自ら患者さん
の背中を流している姿が、本殿に飾られている絵にも残ってい
ます。
現存する浴室は、平成14,15年に解体修理されていますが、敷石
の一部は光明皇后当時のものが残ってるそうです。
仏教に帰依し、各地に寺院を立て、自ら病に苦しむ人々へ手を
差し伸べ、後世へ優れた文化財を残した光明皇后。
(東大寺の正倉院も、光明皇后の聖武天皇への思いのあらわれです)
光り明るい、この名前がこの方の人となりを表しているのかもし
れません。
「わが背子と ふたり見ませば いくばくか
此の降る雪の うれしからまし」
光明皇后が、都を留守にしている聖武天皇に対して歌った歌。
寒い冬、都には雪が降り積もっている、この雪景色を貴方と
二人で見れたら、どれほどうれしい事だろうか・・・。
光明皇后の、聖武天皇への愛情にあふれた歌です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/95/78bd66dc200d29e7b7a6c2f6d0c58808.png)
ならまちで文化と歴史に出会えるカフェ
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