これが、正真正銘”本物”の魅力なんでしょう。
1000年以上も眠り続けていた、天空からのパワーを宿した獣面人身像たち。
現在公開中(今月28日まで)のキトラ古墳の白虎の朱い口は、描かれた当時から、おそらくほとんど変わらないくらい鮮やかな朱を保っている..というのはannの希望的観測ですが、かなりかなり鮮やか。
たしかに、黒の線も、自然の中でそのまま保存されていた、といわれて目を疑ってしまうような繊細さです。
しかし”赤”って、普通、黒よりも早くフェイドアウトしてしまいませんか?
よく、池の柵なんかにかかっている”キケン”の看板。
1番強調されてたであろう真っ赤な”キケン”の文字だけが消えていたり…。
その、1000年以上変わらぬ緻密さが残っていた、貴重な保存状態にも関わらず、現代の発掘、公開により傷つけられた、ということはご存知のとおりだと思います。
人類の遺産である遺跡です。その保存状態を保つことはもちろんのこと、遺産として人々の目にふれさせることが、その価値自体の保存と伝承になるのではないでしょうか。
2時間並ぶ気がしなかったannの独り言でした。
ちなみに、高松塚古墳は”高松塚”と呼ばれていた丘の地下から壁画などが見つかったためそう名付けられたのですが、キトラって…?
まるでラテンの言葉のような響きですょね…?
どうして”キトラ”と呼ばれているのでしょうか?
解答は次回♪
キトラ古墳と内部壁画に関するパンフレット希望の方、お送りしますのでご連絡ください。