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お香の会@薬師寺&奈良時代のお風呂

2008-01-15 22:58:12 | ○ 奈良を旅する~エコツアー ○
今日は最高のお天気に恵まれ、お寺めぐりの日となりました。

まずは薬師寺にて
「吉祥天女にちなんだお香の会」

ん~・・なんて優雅な響きなんでしょ^^
ということで、ふらふらと薬師寺にご挨拶に・・。


お正月と春、秋に公開される吉祥天女画像がなんと、今日は特別
薬師如来さんの前にお披露目され、その吉祥天女が芸の神様とい
うことにちなんで、お茶の席とお香の会が催されました。

お茶の先生や名士の方がたくさんいらっしゃる中、お茶を習いたて
のannも肩身が狭いながら参加させていただきました。
お香の会は、残念ながら時間の都合で参加できなかったのですが、
3種類のお香の香りをあてるという、なんとも風流な会。
花や空気の香りで春を感じる、日本人ならではの文化のような気
がしました。

安田館長の法話も拝聴でき、なんともありがたい参拝でした。


その後ちょっと急ぎ足で西大寺駅から東に位置する、光明皇后
ゆかりのお寺、法華寺へ。

季節はずれ、人影のない境内を見て回ると、浴室(からふろ)
が本殿の横にどでんと構えていました。
この浴室が、光明皇后縁の建物で、その名の通り、浴室です。
今で言う、蒸し風呂、サウナのような部屋だそうで、床に少し
隙間を開けて板を敷き、その下で、薬草を煎じた蒸気を発生さ
せ、室内を薬草サウナ状態にすると言う訳です。




光明皇后は、薬草を栽培し、病に苦しむ患者をここで風呂に入
いれていたのです。
見覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、自ら患者さん
の背中を流している姿が、本殿に飾られている絵にも残ってい
ます。
現存する浴室は、平成14,15年に解体修理されていますが、敷石
の一部は光明皇后当時のものが残ってるそうです。
仏教に帰依し、各地に寺院を立て、自ら病に苦しむ人々へ手を
差し伸べ、後世へ優れた文化財を残した光明皇后。
(東大寺の正倉院も、光明皇后の聖武天皇への思いのあらわれです)
光り明るい、この名前がこの方の人となりを表しているのかもし
れません。


「わが背子と ふたり見ませば いくばくか 
         此の降る雪の うれしからまし」

光明皇后が、都を留守にしている聖武天皇に対して歌った歌。
寒い冬、都には雪が降り積もっている、この雪景色を貴方と
二人で見れたら、どれほどうれしい事だろうか・・・。
光明皇后の、聖武天皇への愛情にあふれた歌です。





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