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ただいま「病は気から~1日1分から始められる免疫力アップ+
アンチエージングの100のステップ」 ご紹介中♪

あをによし…

2008-01-20 14:19:28 | ○ Weblog ○
「鹿男あをによし」、ついに始まりましたね。(毎週木曜10時~11時フジテレビ系)
ann自身、まだ見れていないので、なんとも言えませ
んが、奈良公園から、ご近所から、去年末から周りが賑やかです^^
また見られた方、感想お聞かせください♪


…と、今日はその話じゃなく、れっきとした万葉集の歌、
「あをによし 寧楽の京師は咲く花の … 」

続き、おわかりでしょうか?
平城京の優美さを歌った柿本人麻呂の歌です。


今日は万葉文化館のかるた大会。
研修旅行前の最後の日曜日だというのに、まだお正月
気分をおいかけて…という声聞こえてきそうですが、
季節ごとの行事はかかせませんf^_^;

年齢層も幅広く、たくさんの参加者の方たちが、4500首
あまりある万葉集の中から厳選された50首のかるた
を取り合います。


時代とともに変化はしてきているといえど、1300年前
の言葉をそのまま読んで理解できるのはある説による
と日本人だけとか…。
歌の意味に関しては時代背景などもありそのまま理解
できているかというと、学者によっていろんな説が
あったりもしますが、今日こられているお子さんたち
をはじめ、その響きにひかれて、受け継いでいけるの
は私たちしかいないんですょね。




ならまちで文化と歴史に出会えるカフェ
NARACAFE 由庵
http://www.naracafe-youan.com


お香の会@薬師寺&奈良時代のお風呂

2008-01-15 22:58:12 | ○ 奈良を旅する~エコツアー ○
今日は最高のお天気に恵まれ、お寺めぐりの日となりました。

まずは薬師寺にて
「吉祥天女にちなんだお香の会」

ん~・・なんて優雅な響きなんでしょ^^
ということで、ふらふらと薬師寺にご挨拶に・・。


お正月と春、秋に公開される吉祥天女画像がなんと、今日は特別
薬師如来さんの前にお披露目され、その吉祥天女が芸の神様とい
うことにちなんで、お茶の席とお香の会が催されました。

お茶の先生や名士の方がたくさんいらっしゃる中、お茶を習いたて
のannも肩身が狭いながら参加させていただきました。
お香の会は、残念ながら時間の都合で参加できなかったのですが、
3種類のお香の香りをあてるという、なんとも風流な会。
花や空気の香りで春を感じる、日本人ならではの文化のような気
がしました。

安田館長の法話も拝聴でき、なんともありがたい参拝でした。


その後ちょっと急ぎ足で西大寺駅から東に位置する、光明皇后
ゆかりのお寺、法華寺へ。

季節はずれ、人影のない境内を見て回ると、浴室(からふろ)
が本殿の横にどでんと構えていました。
この浴室が、光明皇后縁の建物で、その名の通り、浴室です。
今で言う、蒸し風呂、サウナのような部屋だそうで、床に少し
隙間を開けて板を敷き、その下で、薬草を煎じた蒸気を発生さ
せ、室内を薬草サウナ状態にすると言う訳です。




光明皇后は、薬草を栽培し、病に苦しむ患者をここで風呂に入
いれていたのです。
見覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、自ら患者さん
の背中を流している姿が、本殿に飾られている絵にも残ってい
ます。
現存する浴室は、平成14,15年に解体修理されていますが、敷石
の一部は光明皇后当時のものが残ってるそうです。
仏教に帰依し、各地に寺院を立て、自ら病に苦しむ人々へ手を
差し伸べ、後世へ優れた文化財を残した光明皇后。
(東大寺の正倉院も、光明皇后の聖武天皇への思いのあらわれです)
光り明るい、この名前がこの方の人となりを表しているのかもし
れません。


「わが背子と ふたり見ませば いくばくか 
         此の降る雪の うれしからまし」

光明皇后が、都を留守にしている聖武天皇に対して歌った歌。
寒い冬、都には雪が降り積もっている、この雪景色を貴方と
二人で見れたら、どれほどうれしい事だろうか・・・。
光明皇后の、聖武天皇への愛情にあふれた歌です。





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今年はくすぶって・・

2008-01-14 22:44:51 | ○ 奈良を旅する~エコツアー ○
13日、成人式の前日、奈良では若草山の山焼きが行われます。
今年は前日が結構な雨模様、しかも当日最低気温0度を切る
ほどの寒さで、雪がちらついていたような・・。

そんな中でしたが、森人講座修了生のゆっき~が企画してく
れた奈良の森つあ~の参加者のみなさん+αで山焼きつあ~
と由庵でのお食事となりました。


若草山の山焼きは、明治以降をみると、明治11年2月23日に
行われ、現在のように夜間行事となったのは同33年2月17日
だそう。(春日日記)戦前は、2月11日に行われ、昭和25年
からは、成人の日であった1月15日に行われていました。

*平成12年からは、祝日三連休化を目的とした祝日法の改正
により、曜日指定となった「成人の日(1月の第二月曜日)」
の前日の日曜日に行われています。

若草山の山焼きはそもそも、元文三年(1738)12月に、奈良
奉行所が山の枯れ草が青芝になる正月から三月まで、九折山
に放火停止の立札を立てていましたが、その後も放火事件が
起こり、結局その犯人は検挙されぬまま、誰が焼くともなく
焼かれるようになったそうです。
そしてそれが山上古墳の鶯陵に葬る霊魂を鎮めるそまびとの
祭礼ともいうべきもので、供養の為でもあったようです。
また俗説として春日・興福寺と東大寺の領地争いがもとだと
伝わっています。


* 若草山の由来 *

若草山は古くから葛尾(つづらお)山、九折(つづらお)山
といわれ、江戸時代中期にもこの名前で呼ばれています。
奈良時代の終わりから平安時代の歌には若草山の名前がでて
きますが、葛尾山の雅称であったようです。葛尾山の記述は、
1589年の「多聞院日記」にも見られ、当時もまだこの名前
で呼ばれていたといえます。

若草山という名前は文久元年(1861年)古地図にはその名
称が記載され、この頃は「若草山」の名前の方が一般的になっ
たことがうかがえます。




6時、花火点火で山焼き開始♪ (日経新聞2008.1.13より)




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奈良名物といえば・・

2008-01-13 21:42:50 | ○ 由庵blog ○ 
お正月からだいぶあいてしまいました・・。
先週までかなりの忙しさで、年が明けたと思ったら
2週間たってた、そんな気がします。

今日は、先日京都から来られたお客様のご質問より・・

  ”奈良漬の作り方~”
  (由庵では手作りしてませんのであしからず・・。)


    * 材料
      白ウリ2キロ
      食塩 200グラム
      差し水 150ccと塩10gを混ぜたもの
      つけ粕 2キロ
      砂糖  400グラム
      みりん適量

    * 作り方(*^-^*)
      白ウリをよく洗い半分に切り種をきれいに
      とります。
      塩を軽くまぶしながらやや斜め上向きに重
      ねていきます。
      押し蓋と重石を最後にのせてから淵から静
      かに差し水を入れて2昼夜塩漬けしたら取
      り出してざるに伏せて小一日きりさらにキッ
      チンぺーパーで水気をふき重石はしっかり
      とります。
      倍以上の重石をかけてくださいね。
      出来上がりの歯ざわりと味が重石で天と地
      ほど違ってきます!
      つけ粕に砂糖を混ぜてさらにみりんを加えて
      よく練りウリに均等につくぐらいのやわらか
      さにします。
      奈良漬の容器のそこにすのこまたは皿を伏せ
      てねり粕を広げます。
      うりにねりかすをつけて横向きにならべて一
      列できたらまた粕を上から広げて一番上にも
      粕をたっぷり広げて手のひらでしっかりおさ
      えて周りをきれいにしてサランラップで空気
      に触れないようにします蓋をきっちりして3
      カ月後から食べれます。


奈良漬好きって、聞いたことあったかなぁ・・?




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