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ただいま「病は気から~1日1分から始められる免疫力アップ+
アンチエージングの100のステップ」 ご紹介中♪

平均年齢70歳の大学

2006-07-27 15:41:01 | ○ すろ~ 奈良 ○
奈良にあるんですねぇ。

さすが悠久の地…というわけでもなく、これからはこんな講座の需要はどんどん高まって行くのでしょうが…。


今回で56回を数える、法隆寺夏季大学 於 法隆寺聖徳会館。





夏休みとは言え、平日4日間連続で行われるこの夏季講座には、60代~annの隣に座ってた88歳の東京から来られた男性をはじめご高齢の方まで、あくなき探求心を持った大学生が集まっています。
500名の参加者には、近場奈良から方々とともに、関西圏以遠からも3割弱と、さすが世界最古の木造建築の名と、56回(初回は昭和26年)の歴史を感じさせます。


法隆寺の前身、斑鳩宮に住まれていたと言われる聖徳太子が若草伽藍(法隆寺西院伽藍に瓦や柱跡が見つかった前身の伽藍)にかけた夢、聖武天皇の庶民派政治、飛鳥寺山田寺の発掘品から見る堂内壁画、せん仏など、時代はやはり飛鳥~奈良時代ではあると言えども、講義内容は先生ごとにさまざまで、頭がこっちに跳んだりあっちに転げたり…。




無神論が定着しつつある(?)日本において、仏教に導かれていた指導者たちの精神を学び直すことはまた、自分自身を見つめ直すことができる一つの方法でしょう。


戦争を経験した70代以上の世代、団塊の世代、バブル就職世代、バブル崩壊後の世代、ゆとり教育の世代…それぞれの特徴はあっても、1000年以上も続いてきている、日本の文化を受け継ぐ民族の精神は同じく流れ続けているはず…。




菜の花の魅力、再発見★

2006-07-26 23:24:12 | ○ eco エコ ○
夏休みの始まりに少し遅れて梅雨も明け、環境交流館で行われれた菜の花の魅力体験イベントには30人もの親子づれが集まり、普段は自然の風が吹き抜ける交流館内はエアコンをONにしても外の暑さにも負けない熱気でした。


第1部のなたね油クッキングでは、交流館に集う主婦の方たちによるからっと夏野菜天ぷら作り。
普段はサラダ油という家庭が多いでしょうが、なたね油のさっぱり感は暑い夏にはさらっと、大人気でした。


第2部は灯心づくり。
手作業で安堵町灯心保存会の方々に来ていただき、いぐさの皮を刀でむく作業の実演と体験。





少し湿らせたいぐさを刀に突き指し、その部分を左手でつまんで支えつつ、右手でいぐさを引くと…

茶色い皮の間から、発砲スチロールのような手触りの芯がつつつーっと、出てくる出てくる。

もうこの道何十年というおばあさんの手にかかれば、1秒に1本より早いくらいのペースで灯心がその白肌を見せてくれるのですが、今日初体験のみんなは、1m以上もあるいぐさから20cmの灯心を作るのに苦心。




昭和43年ごろいぐさの栽培がなくなり、この灯心を復活させるために苗を探すのに苦労されたとのことでした。



そして最後はお楽しみのキャンドル作り。

天ぷらで使用した廃油を油凝固剤で固めて・・
臭いを消すために、好きな香りのエッセンシャルオイルやハーブを生のまま入れて・・

みんな上手にできたかな・・?


本当に最後まで捨てるところのない菜の花。
魅力を再々・・発見できた、1日でした。

和の心

2006-07-24 22:06:50 | ○ Party パーティ♪ ○
アメリカ、ヨーロッパに南米…もちろん日本についても、いろんな話をリアルに感じられた22日の多摩川おもてなしパーティー、みなさんありがとうございました。


今回はwish clubの外国人のおもてなしパーティーに合流させていただいたのですが、準備や司会の方々だけでなく、参加者みんなが、ゲストの外国人だけでなく、ほかのみんなをおもてなししよう、といいうおおらかな心で来てるのが感じられ、ann自身も楽しませていただきました♪

みんなが主役でもあり脇役でもあり、と、それぞれの楽しみを持って集まってる、そんな感じでしょうか。
そしてその気持ちが集まっておっきな輪になってる。

今、つたないながらも小学生に英語でのコミュニケーションの楽しさを伝えているのですが、彼らにも、今回のパーティーに集まった人たち、日本に来ている外国人さんも大切にしている、

”和をもって尊しとなす”

の精神とともに、世界とのコミュニケーションへの一歩を踏み出してもらえたら、またそのお手伝いができたらなと思いました。


もっちゃんをはじめwishのみなさん、こんなステキな輪をどんどん広げて行けるよう、さらに楽しんでいきましょ♪

花もだんごも♪

2006-07-19 23:16:16 | ○ Groumet in 奈良 ○
この季節の川魚といえば、あゆ…でなく、これはおなかに赤い点のついたあまごです。



先日の吉野ではあゆ懐石にありつけませんでしたが、いろりを囲んで遠赤炭火焼きをはじめとして、甘露煮、酢の物、刺身、あなご飯と、ほんとしばらく魚も見なくてよくなるほどのあまごづくし。





自分で釣ったらさらにおぃしぃかな…とへたな思いを巡らすも、やっぱり食べることに専念してしまったannでした…。


身はほどよく脂がのっててやわらかいのですが、おさしみはまるでサーモン。




ただいまあぶり中・・・




今回おじゃました”坂元小屋”は、奈良の山添を過ぎ、三重県は美杉というとても水がきれいな山深い地にあります。
初代あるじの坂元忠一さんが40年近く前、乱獲や放流による雑種化に気づき、「雲出川にすむ美しいアマゴの原種を、いま保存しなくては」とアマゴの養殖を始めた。現在は、2代目の邦夫さんがその心と技を受け継がれているそうです。


坂本川の川べりに建てられた風情ある小屋で、川のせせらぎを聞きながら召し上がれ。




膨らむ、ふくらむ…?

2006-07-16 01:00:00 | ○ すろ~ 奈良 ○
莫大海…その名のとおり(?)、莫大に膨らむ木の実の名前です。

以前ココでご紹介した奈良は餅殿通りの”円”さんの、生湯葉のお造りに添えられて出てきた、コーヒーゼリーに似た木の実ゼリー(?)…実ははなにも加えてない、”莫大海”という実、そのままなんですが。


味自体はゼリーの食感だけで、一口でおいしいとは言いがたい感じなのですが、中国四川省に産するアオギリ科の植物の実で、中国ではのどや便秘の薬として用いられている、すぐれものなのです。
日本では乾燥した実を輸入しており、薬膳や懐石料理などの特殊な料理に用いられています。


乾燥した実は梅干しの種にヒダをつけたような形をしており、表面はこげ茶色の薄い皮に包まれています。
料理に使う時にはこの実を水、またはぬるま湯で1時間くらいもどします。
水を含んでくるにつれ果肉が大きく膨らみ、皮がこわれて中から薄茶色をした半透明のゼリーのような果肉が現れてきます。


元の大きさの数倍に膨らみ莫大な海のような大きさになる、というたとえから、「莫大海」または「莫大」と呼ばれています。


末広がりということで”八”が大好きな中国の方には重宝されているのではないでしょうか・・?


霧立ちのぼる…

2006-07-10 00:47:02 | ○ すろ~ 奈良 ○
”1300年、悠久の地”


…と言えば奈良なのですが、その中でもさらに”悠久”という響きがそのままあてはまるのは吉野でしょう。

annにとって1番近場の花見どころながら、もの心ついてから訪れたことのなかった秘められた地(女禁の修行の場もあることですし…)、吉野。

富士山もそうなのですが、ここを訪れずして日本人として死ねない-79歳の祖母の言葉ではなく、annの大和魂より…-といつからか思い続けて、桜の時期からはずれこみつつもようやく叶いました。


日本の山々はそれぞれ、火山や地盤の動きにより海の底から移動して形作られたものです。なので、地層には何億年という単位で年月が刻まれているものなのですが、その上に人の歴史が積み重ねられ、こうして今でも悠久の山として遺産と奉られる山々は数少ないでしょう。


吉野の桜は万葉集、芭蕉に好んで詠まれ、今現在も日本中の人々を魅了しつつ、修験者の精神の鍛錬の場でもあり…。

悠久の時間を越えて今でも私たちに癒しと厳しさを教えてくれます。

星とたんぽぽ

2006-07-07 23:28:48 | ○ Weblog ○
青いお空の底ふかく、海の小石のそのように、

夜がくるまで沈んでる、昼のお星は眼にみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

散ってすがれたたんぽぽの、瓦のすきにだアまって、

春のくるまでかくれてる、つよいその眼にみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ。


”星とたんぽぽ”~金子 みすゞ



今年の七夕は(も…?)雨にはばまれた織り姫と彦星でしたが、ココロが強く結ばれていれば、ここに謳われている星のようにずっと、ひそかにつながっていられるんでしょうね。


旧暦の七夕、8月5日には万葉文化館にて七夕祭を開催します。
みなさんにおそうめんをふるまうので、ぜひお越しください♪

なたね油の魅力・体験

2006-07-05 17:51:11 | ○ eco エコ ○
7月の菜の花イベントなたね油の魅力・体験

  *菜種油のクッキングと試食(10:30~12:00)
  *油搾りと灯心つくり体験 (13:00~14:30)
  *廃油キャンドルつくり  (15:00~16:30)
   ・と き:7月26日(水)
   ・ところ:なら環境交流館 奈良市北市町71-2
      0742-24-0080(TEL・FAX) 
   ・参加費:各プログラムごと200円、全参加は500円(子どもは半額)
当日お支払いください
   ・申込み:住所、氏名(参加全員、電話・FAXを記載のうえ上記
      なら環境館内「菜の花ネットワークなら」まで
   (定員は各内容とも30人・定員に達し次第締め切ります)


6月28日、子ども教室でもなたねの油搾りを体験しました。

aburashibori

搾油機に種を入れる前に少し炒るのですが、その入り具合によってなたね油の出が違ってくるようで、ツツーって出たり、ポタッ、ポタッと落ちたり、なかなか一定にするのは難しかったです。


油かすは庭のトマトと枝豆の成長に・・。

油かす