あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを
いませ我が背子 見つつ偲はむ
橘諸兄 万葉集 20-4448
~あじさいが次々と色どりを変えてま新しく咲くように、万代の後までもお元気でいらっしゃい、あなた。あじさいを見るたび、あなたをお偲びしましょう。
「アジサイ」というと、花の色がつぎつぎに変わるところから、「浮気」「移り気」「心変わり」などと、あまり芳しくない評判を得ているようです。にもかかわらず、その清楚で美しい花の姿は、人々にひろく愛されている、めずらしい花でもあります。
万葉集には「アジサイ」詠んだ歌が2首あります。もう1首は、いまと同様に「あじさゐの花のように心変わりする、信用できない男」という表現があります。
一方この歌は、次々と色の変わることは逆に「めでたいしるし」と詠んでいます。
しかし、ヨーロツパでは全く正反対の花言葉があるようです。フランスでは紫陽花の花(本当はガク片なのですが)が、一ヵ月以上も咲き続けることから、「辛抱強い愛」という花言葉があるというのです。
日本人とフランス人・・と比べてみると、むしろ反対な気もしなくもありませんが・・。
写真はいわゆるアジサイではなく、薄暗い林の下や沢沿いに生える、アジサイです。
吉野の山に幻想的な光のように咲いていたので、奈良時代のアジサイならこっちだろう・・と思ったのですが、調べてみると筆者がご主人様の屋敷の庭のアジサイを眺めつつ、ということなので、やっぱりよく見るアジサイなのかなぁ・・?
いませ我が背子 見つつ偲はむ
橘諸兄 万葉集 20-4448
~あじさいが次々と色どりを変えてま新しく咲くように、万代の後までもお元気でいらっしゃい、あなた。あじさいを見るたび、あなたをお偲びしましょう。
「アジサイ」というと、花の色がつぎつぎに変わるところから、「浮気」「移り気」「心変わり」などと、あまり芳しくない評判を得ているようです。にもかかわらず、その清楚で美しい花の姿は、人々にひろく愛されている、めずらしい花でもあります。
万葉集には「アジサイ」詠んだ歌が2首あります。もう1首は、いまと同様に「あじさゐの花のように心変わりする、信用できない男」という表現があります。
一方この歌は、次々と色の変わることは逆に「めでたいしるし」と詠んでいます。
しかし、ヨーロツパでは全く正反対の花言葉があるようです。フランスでは紫陽花の花(本当はガク片なのですが)が、一ヵ月以上も咲き続けることから、「辛抱強い愛」という花言葉があるというのです。
日本人とフランス人・・と比べてみると、むしろ反対な気もしなくもありませんが・・。
写真はいわゆるアジサイではなく、薄暗い林の下や沢沿いに生える、アジサイです。
吉野の山に幻想的な光のように咲いていたので、奈良時代のアジサイならこっちだろう・・と思ったのですが、調べてみると筆者がご主人様の屋敷の庭のアジサイを眺めつつ、ということなので、やっぱりよく見るアジサイなのかなぁ・・?