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ただいま「病は気から~1日1分から始められる免疫力アップ+
アンチエージングの100のステップ」 ご紹介中♪

白い誘惑 ~おいしぃけどヘルシー♪

2006-10-04 01:20:34 | ○ Groumet in 奈良 ○
・・なんだかベタなコピーになってしまぃましたが、何度予約で満席で断られたかしれない、奈良町豆腐庵こんどうさんはまさに、”白い誘惑”で2000年11月オープン以来6年間(ずっとかどうかは知りませんが・・)お客さんを惹きつけてやみません。


江戸時代からの町屋を改装したという店内は、和室でゆっくりも可能ですが、中庭の緑に癒されながら、ちょっぴり明治時代をおもわせるダイニングで和を楽しむのもなかなか。





入ってすぐのテーブルにはすでに湯豆腐とくみ上げ湯葉の準備が整えられていて、席につくやいなや火が入り、豆腐との格闘が始まります・・。


もとはお豆腐やさんという店主のこだわりの国産大豆を使った手作りのおぼろ豆腐や汲み上げ湯葉、豆乳湯豆腐など、豆腐尽くしのコースは、豆腐だけで味もおなかも満足できることに驚くボリューム。






お昼のくみ上げ湯葉コース(3000円)といえども、1時間半くらいの間に湯豆腐や湯葉を救い(掬い)ながらのデザートまでの18品。
おなかの中では白いお豆腐がゆらゆら泳いでいたような・・。





湯豆腐はお豆腐自身のとろける食感とほろ甘い大豆の味はもちろん、藻塩、ゆず胡椒、割りしょうゆといった付け合せの味も楽しめます。



夜の湯豆腐コースも、こんなにぜいたくなのかなぁ・・。

おなかいっぱいになったら、今度は奈良公園に鹿とたわむれてお昼寝・・
なんてのんびりな1日でしょう。

こんなぜいたくな時間もたまには?!

cafe de 説法 @ならカフェNo.2~TEN.TEN.CAFE

2006-09-17 19:44:00 | ○ Groumet in 奈良 ○
奈良の、近鉄、JR両駅から商店街を抜けたところ、ならまちの入口ともいえる場所にツタのからまる町屋風カフェが1軒。


TEN.TEN.CAFEと町屋にちょっと似つかわしくない名前の、明るい雰囲気のこのカフェは、亡き川島英五氏の奥さんが奈良が好きだった氏を偲んで作られたカフェです。


吹き抜けがあって天井が高い作りになっているこのカフェでは、ムッシュかまやつ氏を招いてのライブが開催されたり、さすが音楽的な要素たっぷり。
しかも、町屋らしい中庭を囲む店内は、ゆったりお茶を楽しめる雰囲気も十分。



そんな魅力的なカフェで行われている、もう一つの気になるイベントが、


”cafe de 説法”


もう2周年にもなるというこの法徳寺(同じならまち内)の住職を囲んでの会では、お茶をいただきながら、住職が現代の世の中や事件などを、般若心経の教えにそって説いてくださることで、心身ともになごむことができます。


ライブもお茶もいいけど、これこそすろ~な奈良ならなのでは、と妙に気に入ってしまったannなのでした。



1番のゼイタク。 大和野菜を愛でる。

2006-09-06 13:04:07 | ○ Groumet in 奈良 ○
奈良市街から車で20分~30分。
今回は少し足をのばして、清澄の里へ。




コンクリートの道から、畑をぬけて土道を100mくらいのぼったところに建つ、野菜や穀物が軒下に並ぶログハウスの戸をあけると、天井が高く、明るい空間の中に並ぶカラフルなかぼちゃたちと、店員さんのあったかい笑顔が迎えてくれます。







”粟おまかせコース”でスタッフの方におまかせして大和野菜の生産やお料理のお話を聞いていると、足元やテーブルの上に並んでいる野菜や穀物が生き生きとしてくるような気がするから不思議ですね。





ブルーベリーのジュースの食膳酒、ならぬ、食膳旬(?)からはじまり、ずいき、芋のきんぴら、満願寺とうがらし、そうめんかぼちゃ、高きびのミートパイ仕立てに、ミレット(種類もの雑穀+杏仁のお茶)の寒天よせ・・



<ミレットに含まれる雑穀>











これで何種類だろう・・と数えてるヒマもなく、インカの目覚め(芋)、きび肉だんご、白ナス かちわりかぼちゃ、ひもとうがらしの煮物に、花オクラ紅オクラに生ゆばをのせたお皿、いわしの桜干し・・




しめは古代米に大和芋をすりおろしてそのまま落としたというお味噌汁。




もちろん、デザート(コースには含まれません)も♪
・・おなかもココロも満足なのですが、いつまでも長居したくなる空間なのです。
(イイワケ・・?!)
自家製のシャーベットやチーズケーキも清澄の風景を思わせる素朴な味。
またミレットオレは、最初にでてきたミレットの寒天よせに使われていたミレット茶のオーレ。
生食(何十種類もの雑穀、野菜をそのまま粉にして混ぜ、それを水や牛乳に溶いていただく健康食)のような舌触りと香りで、この一杯で一食分の栄養を十分に取れるのでは・・というほどの濃厚なドリンクです。



その地で、粟の方たちと地元の方の手によって栽培されたお野菜と、一品一品大切に作られたお料理。
伝統と今に生きる人々のつながりを感じられる、贅沢な時間をすごさせていただきました。


ここ清澄の里は、大和野菜をはじめ、伝統的な種の伝承と地域の人々と共同して行うコミュニテイビジネスを目指す共同体。
最近NPOの登録も済み、外からのゲストもレストラン”粟”にて大和野菜をいただくことによって地域の人々とコミュニケーションできる場となっています。

あしゅ~らで暑気払い

2006-08-04 11:33:51 | ○ Groumet in 奈良 ○
あしゅ~ら、あしゅら…阿修羅と言えば、おっかない顔して須弥山の北に住み、帝釈天と戦い続けた神仏のお一人。


ならまちの外れ、川之上突抜北方町にある”あしゅ~ら”は、自然農法で作られた玄米やグルテン(たんぱく質)を使用した1日各20食(くらい?)限定の特製カレーとオムライス(ベジタリアン仕様にもできます)で暑気と毒気を追い払ってくれます。
疲れと暑さに気力を奪われてしまいそうなこの夏にはぴったりかもしれませんね。






女主人兼コックさんはもと幼稚園の先生という、パワフルなお母さん。

お店の引き戸を開けて即効(表にも丁寧に書いてあるのですが…)、

「うち時間かかりますけど、大丈夫ですかっ?」

…十分承知していて入っても、開口一番がコレだと、かなり圧倒されます、ハイ。


また、材料に限りがあるということで、4人で来られた方には、

「おんなじもの4つは勘弁してくださいねっ」

「はい、カレー2つとオムライス2つですねっ。
7(分)x4(つ)で…最後の方は30分くらい待ってもらわなぃと
 いけないですけど、いぃですかっ?」

「あ、セット(サラダつき)にすると、プラス5分みてもらわなぃと…」


昔ながらの町屋を利用しているので、和室3部屋続きのひろくてうす暗くて、まさしく暑さや喧騒しのぎにぴったり…思わずお昼寝しちゃうお客さんが出てくるほどの空間なのですが、カレーをいただいて、なにかドリンクを…とのんびり選ぼうとしてるところにその4人グループの登場。
思わず、彼らの注文が決まる前に(食後のドリンクに30分待ちたくないですから。)…と、カレーを食べ終わるやいなや慌ててチャイを頼んでしまいました…。


太陽の恵みのつまったたっぷりの野菜を煮込んだカレーに、グルテンのフライをのっけて、それよりパワフルな女主人のパワーをもらって、また息苦しいような暑さの中に出ていってみょうという気分になったannでした。


あしゅ~ら

   奈良県奈良市川之上突抜北方町18-3
   0742-24-0890
   * 5人以上は要予約

花もだんごも♪

2006-07-19 23:16:16 | ○ Groumet in 奈良 ○
この季節の川魚といえば、あゆ…でなく、これはおなかに赤い点のついたあまごです。



先日の吉野ではあゆ懐石にありつけませんでしたが、いろりを囲んで遠赤炭火焼きをはじめとして、甘露煮、酢の物、刺身、あなご飯と、ほんとしばらく魚も見なくてよくなるほどのあまごづくし。





自分で釣ったらさらにおぃしぃかな…とへたな思いを巡らすも、やっぱり食べることに専念してしまったannでした…。


身はほどよく脂がのっててやわらかいのですが、おさしみはまるでサーモン。




ただいまあぶり中・・・




今回おじゃました”坂元小屋”は、奈良の山添を過ぎ、三重県は美杉というとても水がきれいな山深い地にあります。
初代あるじの坂元忠一さんが40年近く前、乱獲や放流による雑種化に気づき、「雲出川にすむ美しいアマゴの原種を、いま保存しなくては」とアマゴの養殖を始めた。現在は、2代目の邦夫さんがその心と技を受け継がれているそうです。


坂本川の川べりに建てられた風情ある小屋で、川のせせらぎを聞きながら召し上がれ。




いにしえの味

2005-04-18 21:20:02 | ○ Groumet in 奈良 ○

久々の奈良、やっぱりまだまだいいとこたくさんあります。

今回はまだまだ九重桜の花吹雪が舞い散る若草山を早めに切り上げ、もちいどのセンター街の奥にある、懐石料理「円(えん)」で手作り懐石をいただきました。
無農薬にこだわった素材と、これも手作りの、自家製果実酒が自慢の、奈良でなければ味わえないようなほのぼの感溢れるたたずまいの料理屋さん。
1日20食限定の”奈良三昧”は、旬の味にちょっと工夫をこらした味を楽しめます。

懐石は扇の器、手漕ぎの舟を思いおこさせるような天ぷらの器と、竹筒に入ったお味噌汁にはそれだけで満足できるような情緒あふれてます。

お料理ももちろん、キラズ和え(魚のおから和え)や、酒の発祥地である奈良の地酒からとれた酒かすの天ぷら、つくしのごはんなど、あまりこれといった有名特産物のない奈良というキャンバスに、粋な味で色づけしていくような味わいある手作り懐石。







  「庭にできる植物を気軽に漬けて、お酒作ってるんですよ。」

という奥さんにすすめられてためしてみたのは”八重桜酒”。
香りはもちろん、桜のほんのり塩味が効いていて、甘みがなくても五感を楽しませてくれる食前酒でした。
ほかにも、ざくろ、アロエ、梅(これはありますねw)など、30種類以上用意されていて、好奇心を飽きさせないところでした。


そして、今年は何度お花見したかわからないANNの、見納めは奈良の九重桜。
古くからのいにしえを見守り続けた大木と鹿の2ショット。






懐石料理「円(えん)」
奈良市下御門町38 御門ビル2F
TEL 0742-26-0291

営業時間/11:30~14:00
       17:00~21:00
定休日/木曜日
アクセス/近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩7分




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