ちょっぴりスピリチュアル・素顔のアリアな日常

精神世界と仲良しで、アメリカ帰り19歳の大学生ミドリと特出児11歳のハナを持つセラピストママの日常生活

特攻隊

2007-09-18 | 日記・コラム・つぶやき
 ハナの相手をしながら、今日は特番が多かったのか
いつもは観ない番組を観ていた。

 その中で、特攻隊の話があった。
 戦争中の若い操縦士たち、特攻隊の事である。

 奇跡的に助かった83歳で今もご健在の方が、その番組に出演されていた。

 「まだあどけない顔の若い友人達が死んで行ったんですよ…。」と歯を食いしばりながら悔しそうに話す姿が印象的だった。
 今の時代では到底考えられないが、「お国の為」に死にに行く。
 再現ドラマでは、現在も生きているその主人公が、特攻隊(操縦士ごと敵地に突っ込み攻撃する方法、ほぼ自殺行為)を考え付いた上司を憎んで、「自分が特攻隊に一番にさせてくれ。」と上官に頼んだという。
 なぜなら、特攻隊で死にに行く前に、その上司を狙撃して殺してから行きたいと考えていたからだそうだ。

 国民的栄誉だから、とか関係なく、どんなに恐ろしい体験だった事だろう。こういう事実があって、現在は戦争をしてはいけないと言っているのだという事が結びつかなくなってはいけないな、と強く思った。
 基本的に私は戦争の番組や映画が苦手なので極力観ない。
 でも目を背けているだけではいけないのかもしれない…とも思った。
 子供達に伝えていくというのは大人の使命。周りに戦争体験者が少なくなっている今、その辺を人任せにしていいのかな…と反省した。

 別の番組では「産後うつ病」についてレポートしていた。

 時期は産後である。
 身体のホルモンバランスが狂っている時期に強いストレスを受けるのが原因と見られているそうだ。
 取材に応じていた女性は1歳と3歳の子の母親。
 原因は自分では1歳の子が生まれたときに3歳の子が赤ちゃんを拒絶した事がきっかけで、夜上の子が何十回と起き、徐々に体力を消耗して行った気がする、という話だった。
 結局病院で「うつ」と判断された事で、それまでは自分が普通のママのように元気に子供達を公園へ連れて行ったり出来ないと責め続けていたのだけど、病気だったんだーと分かって楽になったという。病気と名前が付いた事で安心するというのは分かる気がする。
 まじめな人程、自分が上手に出来ない事を責めてしまうので悪循環なのだろう。
 それにしても「うつ」だと身体がだるくて動けず、自然に涙が出てしまうという事もあるのに、毎日1歳と3歳の子育てを続けているのを見て、もー胸が痛くなった。
 辛いから殆ど布団を敷いたままで、横になっているのだが、子供達は否応なしに乗っかっている。遊びたいに決まっているが、母親は相手が出来ない。
 実家の母親と一緒に買い物に行ったり、パパが子供二人を連れて実家に帰ってくれたりもしているそうだが、それにしても…大変だろうなーと考えさせられてしまった。もっと彼女を助ける方法はないのだろうかなーと思ったり。

 薬を飲んでもすぐによくなる訳でもなく、毎日続く子育ての雑務。
 
 ○子育て家事がひどくつらい
 ○やる気が出ず、自然と涙が出る
 ○死にたくなる

等の症状が…あ、私も上の二つは心当たりがあるなーうー。
 産後うつ病は、出産後の8人に1人はなっているそうだ。
 中には、この病気だと知らずに過ごしてしまう人も多いとか。

 日常でも「うつ」はもちろん大変だと思うが、「産後うつ」は時期が分かっているだけに予防も期待できるわけだ。
 行政も動き始めたらしい。
 お母さんの大変さ、子供のことだけではなく、母親自身を救ってあげていく世の中になってもらいたいというのが、私が一人目(ミドリ)を出産してからの願い。そばにいる家族が気づいてあげられるといいけどね。
 パパさんは、ベビーだけでなく、ママにも目を向けてあげてね。
 パパも一緒に産後うつ?それは…ホルモン関係ないから別口でしょうけど。