Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

ガッテン流ピザ

2003-11-20 16:07:36 | 料理
先週末は予定どおり、ピザを作りました。NHKでやっている試してガッテンを
見て、がぜんやる気になってしまった私は、早速作ってみることにしました。
試してガッテンでは、強力粉・塩・ドライイーストを水で溶いてまぜるだけ、
というような作り方をしていましたが、それではあまりに不安なので、ある程度
生地が固まってからは捏ねることにしました。しかし、ここ最近餃子の皮とか
うどんなどばかり作っていたため、ピザの生地って、こんなに作りづらかった
かな?というぐらい苦戦しました。なにせ手にこびりつくこびりつく。
こんなにべたべたくっついていたら、いつになったら捏ねられるようになるの
だろう、と不安になるくらいでした。しかし、材料をまぜてしばらく放置して
おいたら、ようやく少しずつ形になってきて、30分もするとそれなりに捏ねる
ことができるようになりました。

さて、次に上に乗せる具です。今回はテレビでやっていたのと同じように、
簡単な材料だけで作ることにしました。すなわち、とろけるチーズ、バジル、
モッツァレッラ、ベーコン、黒オリーブ、トマトソースです。トマトソースは
みじん切りにしたたまねぎとにんにくをオリーブオイルでいため、ある程度
いたまったらホールトマトとローリエを入れて20分ほど煮詰めてできあがり
です。ベーコンは適当に炒めて、お皿にとっておきます。バジル、とろけるチーズ、
モッツァレッラ、黒オリーブは、それぞれ適当な大きさに切っておきます。

ピザだけでは野菜不足なので、サラダも作りました。材料はゆで卵、きゅうり、
トマト、黒オリーブ、ツナです。これをオリーブオイルとバルサミコ、
クレイジーソルトで作ったドレッシングであえて出来上がりです。何の変哲も
ないサラダですが、カルフールのチラシにこのサラダの写真がでていて、すごく
おいしそうなので作ってしまいました。きっと本物はもっと違うドレッシングを
使っているのだと思いますが、でも、これでもまぁまぁでしょう。

以前ピザを作ったときはオーブンレンジで作ったのですが、今回はなんと
ガス台の魚焼き用グリルで焼きます。5分ほど余熱を加えてから、まずは
片面を1分ほど焼き、次に具を乗せて3分ほど焼く、という手順です。まずは
生地を4等分して麺棒で伸ばすのですが・・・・・、伸びません。
伸びては縮み、伸びては縮みの繰り返しで、なかなかガス台のサイズに合う
ような形になってくれません。うどんでも餃子の皮でも、スイスイ伸びてくれる
というのに、これはぜんぜん違います。えらい苦労しました。しかしなんとか
生地を伸ばしてガス台で片面を焼きます。すると、まるでインドカレーのナンの
ように、あちこちがぷく~~~、と膨らんでしまいました。これはこれで
おいしそうなのですが、ピザっぽくはないので取り出してつぶします。そして
生地の上に具を乗せて、再び焼きます。今度は具が乗っているせいで、それほど
ふくらんできません。具はいい具合に焼けているようです。チーズが溶け、
ベーコンがちゅぷちゅぷと焼けています。おぉ、なかなかではないですか。
そろそろ取り出そうとグリルをあけ、フライパン返しでピザを取り出そうと
したところ、少し持ち上げたときに手がすべってピザがひっくり返ってグリルに
落ち、上に乗っていた具がほとんどグリルに落っこちてしまいました。
「今まで何時間も苦労して作ってきたのに・・・・・」そう思うと悲しくて、
うえ~~~ん、と泣いてしまいました。奥様がそれを聞きつけて飛んできて
「泣かないの!!」と私をしかりつけました。「ほら、ほとんど落ちてない
でしょ!大丈夫だよ」と私を慰めてくれたおかげで、なんとか気を取り直し
ましたけど、しかし悲しかった・・・・・。先週末はなにかとついていない
ことばかりで、きっとバイオリズムが下がっていたのでしょう。

味ですが、確かにそこそこパリパリにはなるのですが、やはり石焼釜で焼いた
ピザに比べるともう少しパリッとした感じに欠けるようです。あと、これは
材料の関係でしかたがないのかもしれませんが、サクッとした食感がなく、
カリカリという感じでした。贅沢を言えばパイのような食感がほしかったの
ですが、これは今後の課題としておきます。結論としては、やはりピザ作りは
難しいです。いえ、うどんも餃子もどれも難しいのですけど、ピザというのは
うどんよりもさらに時間にせかされながら作るようなところがあって、
かなり大変だということを実感しました。今回の場合で言えば、グリルの熱が
下がってしまってはピザがさっくり焼けなくなってしまうので、グリルの熱が
下がらないうちに生地を載せたり取り出したりという作業を手早くやる必要が
あり、また1枚目を焼き始めたらもう2枚目の準備にとりかからなければいけない、
というまさに時間との戦いなのです。また、これは当然のことですが、そこら中
粉だらけになる、というのも大変です。(^^; 後で掃除するのが一苦労ですね。
イタリアのある程度大きなお家であれば、ピザ用の石焼釜付きの専用の部屋
などがあるのでしょうけど、日本の台所で威勢良くピザを作るというのは
かなり困難な作業です。でも、おいしいからいいですけどね。