イタ国ローマ奮闘記 ~ポーランド便り(改)

技術屋さんのヨーロッパにおける活動報告 第2章

訂正版:冷戦時代の遺産ミグ21

2005年05月20日 08時06分46秒 | へんなもの
柑橘系さんのご指摘により一部改定いたしました。

本日は、ワルシャワにある軍事博物館のレポートです。
皆さん御存知のようにポ国は周辺諸国による侵略の歴史でもありました。ポ国の首都ワルシャワにこのような博物館を作ったのですが、はっきり言って狙いがよく判りませんでした。あまり、戦争の悲惨さが伝わってこないし・・・・・。飛行機、戦車好きにはたまらないでしょうが・・・・。
屋外には戦車、飛行機、ヘリコプター などが沢山展示されております。この中で気になったのがミグ21でございます。
約30年くらい前?にソ連のベレンコ中尉が 函館に強行着陸、米国へ亡命しました。このとき乗っていたのはミグ25でこちら21は1世代前のものでございます。当時は冷戦真っ最中であり、超超超最高機密だったと思います。ベレンコ中尉の乗ってきたミグ25は米国により徹底して解析されましたが、エンジンだけはすごいけど、あとな大した事無いないな~ というのが結論だったように思います。(昔からソ連は寒い国なので、金属の低温脆性の問題から金属材料関係の研究には定評がありました。学校でも選択でロシア語の授業があったけど100人中2人ぐらいだったかな?履修してたのは・・・・)
現物(添付の写真です)をみると非常に小さく、おもちゃみたいです。運転手(パイロット)の居住環境も辛そうです。ミグ21のコクピットから比べると、旅客機のエコノミークラスも快適に感じられますね!
こちらに展示してある兵器は、技術的には興味あるけど、使うことの無い世界が望ましいですよね!