こんばんは。去年の夏からほったらかしにしてましたが、こっそり再開しま
っす♪こっそりなので、気づいた方だけ読んでいただければいいかな、と思います。
いろいろ公にできないので面倒なんですが、実は今わたしは医師事務補助と人形店の
ブースオーナーの二足のわらじを履いています。
ちなみに人形店ブースオーナーが本職で、医師事務補助はブースを続けていくための
仮の姿だと思ってください(笑)
さてさて。医師事務補助ってどういう仕事かというと…激務の医師の事務の補助をする、
という建前なんですね。イメージとしては、診断書の下書きとか、医師が学会や急なオ
ペで外来を休診にする時に予約の患者さんを別の日の外来受診予約に振り替えてもらう
ための連絡を医師に代わって実施するみたいなことでしょうか。
でもわたしの業務はそんなんじゃなくて、実は外来で看護師の補助的業務がメインです。
それまで外来で医師の補助をするのは看護師の役目でしたが、看護師という専門職にと
っては、本来業務以外のことを「やってね💛」って言われてたワケです。電話対応(ほ
とんどが予約の変更)とか、患者の案内とか、検査説明とか…。
専門職である彼女たちは「なんで自分ら、こんなことやんなきゃいけないわけ(怒)」
なんでしょう。
実は病棟看護師と外来看護師では、その配置基準(国からお金がもらえる基準)に大き
な違いがあって。病棟看護師は最大患者さん7人に対し一人の看護師を配置すればよい
(7対1)んであって、それなりに病院も潤うわけですが、外来はなんとその基準が20人
に一人の看護師配置(20対1)なんです。つまり、外来にたくさん看護師を置いても国
からお金がもらえないってことなんです。なので外来の看護師の数は減らされ、常勤看
護師はみーんな病棟に配置されちゃうんですね。
確かに病棟は24時間365日、看護師がいないと成り立ちませんが、昨今の外来受診
状況を慮ればそんな基準は早く見直してほしいところです。というのも、おそらくどこ
の病院も入院から退院までの日数(在院日数というらしいですが)を短くして、空きベ
ッドをいつでもキープしないとまずいらしく。となると、だいぶ回復した患者さんには
さっさと退院してもらって後は外来でフォローするという方向になるワケです。
長期療養(患者さんはできるだけ長く入院していたいみたいですが)はできないよ、も
しそういうつもりがあるならば、長期療養型+介護的な病院に転院してね♪となっちゃ
うんです。
ところが患者さんとしてみれば、基本「自宅に戻って今まで通りの生活ができるように
なるまで、入院していたい」というのがご希望なんですね。でもそれはよほどの理由が
ないと許されない。病状が落ち着いたら退院してもらって、後は外来通院でね、と言
い渡されるんですねえ。
それはさておき。結局外来にいる看護師は非常勤が多くなり、東京都の勤務日数上限
は月16日なワケです。でもって、これ以上看護師を増やせない(たぶんコストも高い)
ので、シャープな経営者が目をつけたのがわたしら「医師事務補助」なんです。わたし
らを外来に置くと、看護師より安いコストで似たような仕事ができ、国からお金ももら
えると。わたしらができないことは、患者さんへの医療行為(採血とか、注射とか)
それ以外はほぼ何でもできますが、はっきり言って給料はとっても安い。その割に責任
は重いです。おまけに看護師は専門職ですから、ある程度プライドもあります。でもわ
たしたちは…。
医師事務補助を置くようになった病院はとても増えていますし、医師事務補助という役
職をちゃんと認識して、しっかりした待遇で迎えている病院も少なくないですが、残念
ながら我が病院ではわたしたちの占有の休憩スペースもなく、お昼ご飯も外部委託のク
ラークさんと変わらない場所で細々と食べているような状況です。(看護師にには決ま
った休憩スペースがあります)
同じ月16日勤務しかできないのに、頭数として看護師から認識されているためか、外来
にいない日(休みだったり、他のセクションで業務をしている日)に当該科が忙しいと
後日「○○さんがいなくて大変だったのよー」なんて言われてしまい、負わなくていいス
トレスを背負うはめになったりします。これ、意外とつらいです。
わたしらは何でも屋なんでしょうか。看護師には本当によくしてもらってますが、でも
時々「もう辞めたい!!」って思うことも少なくないです。なので近い将来、本当にや
りたい人形店のブースオーナー専業でやっていきたいと心から思っています。
うーむ、何とかならないかな…。