イタ国ローマ奮闘記 ~ポーランド便り(改)

技術屋さんのヨーロッパにおける活動報告 第2章

トロリーバスを見たことがありますか?

2005年05月02日 15時46分57秒 | へんなもの
昨日は一日、グダニスク下町観光で過ごしました。残念ながら天気はあまりよろしくなく、時々でしたが、沢山の観光客が訪れ 日本国内ツアー同様にガイドさんがいろいろと説明をしながら ゾロゾロと後をついて行くという光景が見られました。(な~んだ、観光客は万国共通かい!それに金をもっているのは年配の方が多いと見えて・・・・。この点も日本と同じでございますね!)
昼食には、グダニスク名物『魚のフライ』と『ビール』でお腹がいっぱい!大満足!
ところで、グダニスクの北側にはソポト、グディニアという町がありグダニスクと合わせると100万人都市として成り立つそうで、日本ならば『すぐに合併しなさいよ攻撃』が国から出そうな位置づけかと思われます。それぞれの市内は公共交通がそれなりに活躍、市民の足として定着しております。その中でもグディニアには昔懐かしいトロリーバスが走っております。
みなさん、トロリーバスって御存知ですか?昭和30年代は東京でも路面電車同様に 活躍しておりました。バスの後ろから ニョキっと棒を突き出し 道路の上に張られた架線から電気を取り込んで走る、早い話が電気自動車なんですね。架線のつなぎ目では バシバシッ!と青い閃光を発しながら走る姿は豪快!というよりも、大丈夫かいな?と言う感じであります。トロリーバスのメリットはバッテリーを積んでいないこと。今でこそハイブリッドカーが販売されておりますが最大の技術課題は バッテリーの能力向上と軽量化であったそうです。(ちなみに、三河の自動車メーカーさんは、ハイブリッドカー開発に合わせて バッテリーの共同研究を進めることで、バッテリーの製造コストに関するノウハウを吸収。かつて、部品のなかで価格のからくりがよく判らなかった物はバッテリー、ガラス、タイヤの3つだったそうですが、ついにバッテリーの納入価格は陥落したとの噂です。キビシ~ですよね~。)
路面電車、トロリーバスともに モータリゼーションの発達とともに、邪魔物扱いされ東京からは姿を消してしまいましたが、環境問題が世界的に旬となった今、路面電車は復権しつつあります。トロリーバスはどうでしょう?もしかしたら、グディニアの公共交通は世界の先端を行っているのかも知れません。