手のひらアップ: 薬師丸ひろ子さんと握手(?)(2)で、「いろんな角度で取っておけばよかった」と書いた(シンポジューム参加で福岡に行きました)ので、今度は詳細に見て、デジカメで撮影してきました。また、よく見たら「原田知世」さんの手もありました。ちょっと調べたら「TV版セーラ服と機関銃」(=見たこと有りませんが)が、「原田知世」さんのデビュー作品だそうで、長澤まさみさんの「TV版セーラ服と機関銃」は2番目なのですね。
4)国立情報研究所 リサーチグリッド研究開発センター長・教授:三浦氏の講演から。。現在、大学のスーパコンピュータは10Gの光ケーブルで接続されているそうで、それを「グリッドコンピュータ」として使用できるようですが、グリッド内のノードを仮想組織(VO)に形成して互いのデータや処理を分離する機能があるとの事。産業界が使用する場合、データが外部に漏れる事は絶対に防がなければならないので、VOが必要になる。。。うなずけますね。。。昔、IC-設計CAD関連の仕事をしていたとき、ユーザデータでないと検証できない場合が多々あり、その時はユーザ立会いでデータを入れ調査後は消去する。。などしていました(メーカの開発現場へも簡単に入っていけたのが、徐々に厳しくなり、「今見た物は、見なかったことにして?」となり、近頃は会議室までしか入れなくなっています)。現在はシビア~ですね。
ただ、税金で作った物を使用した場合「データや結果を公表するべき」との考えも当たり前なので法整備が必要との話でした。
5)九州大学デジタルメディシン・イニシアティブ長・教授:砂川氏の講演から。。現在の医療のコンピュータ利用研究は「出来る事をやっている」、「必要な事をやって欲しい」。外国には医学部内に工学部が含まれている大学がある。。そのような形態が必要ではないか。。「デジタルメディシン・イニシアティブ」を組織した。。との事。。。よく分かりませんが、今後のスーパコンピュータ利用分野として「医療」は大きな比重を占めそうです。。。今は当たり前のCT(=コンピュータトモグラフィー)ですが、CTは膨大なマトリクス計算の結果です、25年ほど前は1画像計算に数10秒かかっていた事を思い出します(現在は殆ど瞬時に画像が出ますが)。
6)その他。。「シュミレーション用のソフトを書ける人が不足している」「そもそもFORTRAN教育をしていない」「FORTRAN教育が必要だ」との事。。。私が学生の頃はFORTRANを学びましたが、その後はALGOL/APL/BASIC/PASCAL/C/perl/C++/RUBY/JAVA/C#。。は、使いましたがFORTRANを使用したのは1回程度か。。。それも、FORTRANをCに移植するための参考に使用した程度です。。。その意味では、「FORTRAN」は死語ですね。。。「FORTRAN教育が必要だ」ではなく、個人的には「シュミレーションライブラリィーをCやC++に移植するべきだ」と思いますが。。が。。。きっと変わらないでしょうね。。
(PS)
「スーパコンピュータ」には憧れますね」。。24~5年前、当時大型コンピュータが「1ミプス=1秒間に100万回の整数計算能力」だったときに、その50倍程度の画像処理ユニット作りに参加していた頃を思い出します。2901=4ビットALUが4つ入った16ビットALUがあり、それを2つ使い32ビットALUとして使い、32ビットCPUにしました。、勝手にアセンブラ命令を作って、画像処理を記述していました(ちょっとしたマイクロスーパコンか?)。大メーカの研究所以外でCPUを作るなど今では考えられない話ですね。。。古きよき時代か。。
将来のスーパコンピュータとシュミレーション科学シンポジュームに参加してきました。今年始まったばかりの「次世代スーパコンピュータ」プロジェクト(18年度~24年度)の目的や意義、また現在実際にスーパコンピュータを使用している技術者の話など、めったに聞けない話や、「地球シュミレータ結果画像」なども見れて、楽しい時間でした。いくつかメモした点で面白かったことは。。。
1)文部科学省:情報技術推進室長:星野氏、東洋大学計算力学研究センター長:矢川氏の講演から。。。「次世代スーパコンピュータ」=10ペタFLOPS級(1秒間に1千兆回の浮動小数点計算)の開発・整備、最大利活用するソフトウェアの開発・普及、スーパコンピューティング研究開発拠点の形成を計るプロジェクト。。。との事。。。特に、技術の継承と人材育成を大きな柱としていた点が注目です。その根底に、スーパコンピュータ性能の伸びが最先端(米国?)は年率1.8倍に対して、日本は1.6倍という遅れによる危機感があるようです。。。今ならば、まだ追いつける。。との事。
2)海洋研究開発機構 計算システム計画・運用部長:平野氏の講演から。。。「地球シュミレータでの地球温暖化シュミレーション結果」=地球温暖化の影響は北極に顕著に現れるようで、2070年には「北極で氷が張らない時期がある」と、さらりと言われた。。。地球シュミレータの性能は良く分かりましたが、私の家は水没しているということですね。。。まだだいぶ時間は有りますが、子孫のため早めに高台に引っ越しましょう。
3)トヨタ車体研究所 技術部CAE室・室長:上別府氏の講演から。。。「トヨタ車体研究所」=の発表資料だけが空白。間に合わなかったのか?と思ったら「車メーカのスパコンは機種なども極秘」だそうで、熾烈な企業競争状態との事。。。資料など出せませんよね。。。本日はパワーポイントで衝突安全性などのシュミレーションについての話がありましたが。。。ギリギリの線で話をされていたのでしょう。。。ご苦労さまです。。。。日本は前後の衝突安全性を主に考えるが、アメリカなど前と横だそうです。。。追突方向が違うのは、交通事情や気質の違い?
。。。続く。。