アサリの砂抜きは不要?

アサリの砂抜きは常識ですが、実際は潮干狩りで取ったアサリを良く洗えば直ぐ食べれます??

将来のスーパコンピュータとシュミレーション科学シンポジューム(2)

2006-10-28 13:27:20 | 開発

づづき。。

4)国立情報研究所 リサーチグリッド研究開発センター長・教授:三浦氏の講演から。。現在、大学のスーパコンピュータは10Gの光ケーブルで接続されているそうで、それを「グリッドコンピュータ」として使用できるようですが、グリッド内のノードを仮想組織(VO)に形成して互いのデータや処理を分離する機能があるとの事。産業界が使用する場合、データが外部に漏れる事は絶対に防がなければならないので、VOが必要になる。。。うなずけますね。。。昔、IC-設計CAD関連の仕事をしていたとき、ユーザデータでないと検証できない場合が多々あり、その時はユーザ立会いでデータを入れ調査後は消去する。。などしていました(メーカの開発現場へも簡単に入っていけたのが、徐々に厳しくなり、「今見た物は、見なかったことにして?」となり、近頃は会議室までしか入れなくなっています)。現在はシビア~ですね。  
 ただ、税金で作った物を使用した場合「データや結果を公表するべき」との考えも当たり前なので法整備が必要との話でした。

5)九州大学デジタルメディシン・イニシアティブ長・教授:砂川氏の講演から。。現在の医療のコンピュータ利用研究は「出来る事をやっている」、「必要な事をやって欲しい」。外国には医学部内に工学部が含まれている大学がある。。そのような形態が必要ではないか。。「デジタルメディシン・イニシアティブ」を組織した。。との事。。。よく分かりませんが、今後のスーパコンピュータ利用分野として「医療」は大きな比重を占めそうです。。。今は当たり前のCT(=コンピュータトモグラフィー)ですが、CTは膨大なマトリクス計算の結果です、25年ほど前は1画像計算に数10秒かかっていた事を思い出します(現在は殆ど瞬時に画像が出ますが)。

6)その他。。「シュミレーション用のソフトを書ける人が不足している」「そもそもFORTRAN教育をしていない」「FORTRAN教育が必要だ」との事。。。私が学生の頃はFORTRANを学びましたが、その後はALGOL/APL/BASIC/PASCAL/C/perl/C++/RUBY/JAVA/C#。。は、使いましたがFORTRANを使用したのは1回程度か。。。それも、FORTRANをCに移植するための参考に使用した程度です。。。その意味では、「FORTRAN」は死語ですね。。。「FORTRAN教育が必要だ」ではなく、個人的には「シュミレーションライブラリィーをCやC++に移植するべきだ」と思いますが。。が。。。きっと変わらないでしょうね。。

(PS)
 「スーパコンピュータ」には憧れますね」。。24~5年前、当時大型コンピュータが「1ミプス=1秒間に100万回の整数計算能力」だったときに、その50倍程度の画像処理ユニット作りに参加していた頃を思い出します。2901=4ビットALUが4つ入った16ビットALUがあり、それを2つ使い32ビットALUとして使い、32ビットCPUにしました。、勝手にアセンブラ命令を作って、画像処理を記述していました(ちょっとしたマイクロスーパコンか?)。大メーカの研究所以外でCPUを作るなど今では考えられない話ですね。。。古きよき時代か。。



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