2017年8月号の『クラビズム』に中華料理チューの特集記事が掲載されている。（チュー福光店女将より提供）
当時の記事には、
かつては50店舗あったが現在（2017年）石川県では19店舗にまで激減！とある。
2019年には「平和町店」が閉店するなど、後継者不足による減少はさらに続くと思われます。
富山県では
中華菜館 チュー福光店（ちゅうかさいかん ちゅー ふくみつてん）
場所はJR城端線・福光駅から徒歩1分 まさに駅前の1等地
チューの看板が有るので一目瞭然です。
店内は厨房を囲むカウンター席とテーブル席。
創業54年とは思えない手入れの行き届いたお店です。
厨房では今年79歳になる創業者の店主が今でも現役で腕を振るっている。
厨房の男性スタッフは店主の兄弟で、女性も身内。
一番お若いのが若女将で店主のお嬢さん。
この若女将にお店のことや、チューの歴史などいろいろ教えていただきました。
お忙しいなか本当にありがとうございました。
昭和20年に金沢香林坊で創業した『チュー』本店。経営者の水野さんの名前が「ちゅー」と読めることから店名になったという逸話もある。そこで修業した職人が暖簾分けしたり同郷の仲間が集まったりし、親戚・縁者で広まったりして『チュー』は石川県内のいたるところで繁殖し（笑）私の町の中華屋さんとして愛され親しまれる存在になった。
『チュー』の特徴として味やメニューの縛り、全店統一レシピというものは無く、各店店主の裁量に任せているというおおらかさが拡大の一因だったのかもしれない。
チュー福光店のメニューは麺料理が圧倒的に多い。
中華のメニューは「中華飯」「炒飯」「天津飯」
一品では「餃子」「八宝菜」「酢豚」「芙蓉蟹」
それに比べてラーメンは14種類もある。（それぞれにハーフと大盛りがあるのでその3倍ｗ）
飯基本のラーメンを頂くのがセオリーなのだが、あまりにお安い（柳麺490円）のでコレを頂くことにしました
雲吞麺 690円（税込み）
スープは豚骨ベースの清湯。
薄口醤油でアッサリ優しいスープで、野菜の甘みや後を引く旨味も感じられます。
麺は長角断面のやや加水高めのストレート。ちゅるちゅるっと啜ると気持ちが良く、喉ごしのいい麺です。
切り刃＃18位でしょうか？麺帯が薄いせいで細麺に感じます。
面白い麺ですね、と若女将に言うと自家製麺との事。
おぉ～、ナント自家製麺！50年以上前の修行先でのレシピそのままに打っているとの事。これは凄い！
という事は雲吞や餃子の皮も自家製！
トゥルンとした滑らかな皮に包まれた挽肉の餡は噛まずに飲み込めるくらい、まさに雲を呑む感じ。
その雲吞が10個も入っているんですよ！
創業五十有余年、いまだに地域に愛され親しまれているお店。
特徴が無いと言われたのが悔しいと若女将は語るが、『チュー』という誇りが拘りじゃありませんか！
誰が何と言おうと、来店するお客様がある限り支持されている証拠。これからも自信を持って続けて下いと熱く語ったのはいいけれど、熱くなりすぎて支払するのを忘れたのはここだけの話（爆）名刺をお渡ししたので無銭飲食、即通報されるところでした。
大変失礼いたしました
店主以下、皆様のご健康と商売繁盛を祈念しつつ、暖簾を後にしました(^^)/
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【お店情報】
お店のWebページは→こちら
お店（店主）のTwitterは→こちら
店名；中華菜館 チュー福光店（ちゅうかさいかん ちゅー ふくみつてん）
住所；富山県南砺市福光荒木5448-2
電話：0763-52-0311
営業時間；11：00～21：00（Lo20：30）
定休日；木曜日
駐車場；
地図；
