山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

けふもいちにち風をあるいてきた

2004-11-29 03:33:55 | 文化・芸術
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旧いノートから -四方館

身体表現、その水位に関する一考察 (1981.6)

 ○身体表現の[発生]への着眼

<文化の発生>の根拠
  群れ化 ―― 場 ―― 個体の遊動性 ―― 個性化
 (社会形成)      (相互交流)

ピアジェの<運動表象思考>から<直感的思考>へ
  ――主体と環境との相互作用――
  幼児の思考の起源へ・・・・・
  感覚運動的活動が、内面化され、
           構造化され
           社会化される
  癒合的状態 ―― 自己中心化 ―― 脱中心化


<リズムの発生>
 表現は自然に先行する―自然のとりこみ―自然の虚構化
    人が自己本質の外化の一形態として、
    リズム(表現)を定着しえた時、
    はじめて自然や生命現象のうちに
    リズムの規範性と共通するもの
    ― 周期性など ― を見いだす。


  文化 = 虚構としての第2の自然
    外化され<時=空>的に定着するものは、
    それ自体、表現であるところの
    <リズム=場面>である。


象徴化 = 特権化 = 様式化
  <能>は合理的な空間形成の芸術様式である。
  その舞台機構が有する、空間の不等価性によって
  演者の身体に特権性を帯びさせる。
  三方にひろがった正の空間と、
  それゆえ不当に限定された負の空間とが、
  結ばれ紡がれていくことによって
  <場面>を形成し、
  [リズム―内面化]されていく。



 ○仕掛けとしての方法的着眼

 ―[身体表現発生過程]としての循環論 ―
                         
    <共感・共鳴性>
    ゆすり・ふりの世界


    <自己中心化の過程>
    もの・ことに向かう世界

                     
    <構築性>自己の発見
       立つ世界


    <脳中心化の過程>
   脱中心化――中心化の往還
    集める・分けるの世界

                  
      <非中心化>
     世界を相対化する

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