山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

うぶすなの宮はお祭のかざり

2011-08-20 23:51:34 | 文化・芸術
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―表象の森― <日暦詩句>-41

  「他人の空」  飯島耕一

鳥たちが帰つて来た。
地の黒い割れ目をついばんだ。
見慣れない屋根の上を
上つたり下つたりした。
それは途方に暮れているように見えた。

空は石を食つたように頭をかかえている。
物思いにふけつている。
もう流れ出すこともなかつたので、
血は空に
他人のようにめぐつている。
      <すべての戦いのおわり Ⅰ>

  -飯島耕一詩集「他人の空」-S28-より


―山頭火の一句― 行乞記再び-昭和7年-223

8月20日、やつと心機一転、秋空一碧。
初めてつくつくぼうしをきいた、つくつくぼうし、つくつくぼうし、こひしいなあ。
いよいよ身心一新だ、くよくよするな、けちけちするな、ただひとすぢをすすめ。

※表題句は8月4日付の句

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Photo/北の旅-2000㎞から―長大な砂嘴、野付半島-’11.07.27


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