小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

作文

2024-06-22 08:04:15 | 日記

       R,06,06,23   作  文 no.4183

想いだしても悲しくなる。 中学2年生の時だった。 国語の時間に課題は自由

という作文の時間があった。 一時間かかってもたった一行も書けなかった。

教室に一人残されて1時間たったが、それでも書けなかった。 なにをどう書けば

いいのかさっぱり分からない。

先生は象のような悲しい目をして「君ね 本を読みなさいよ」「本を読むと文章が

書けるようになるよ」と言って、ヘルマンヘッセの「車輪の下」を読むということ

でその日は解放された。

あまり面白い本ではなかったが、とりあえず読破し、その後も武者小路・芥川龍之介・

夏目漱石を読んだ。 漱石は面白くなかったが、なんとか作文を書けるようになった。 

あの優しかった北野先生もう生きていないだろうな・・・

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